フラワーアレンジメントに上品な紫色を。ギフトやインテリアに最適
バイオレット色が目を引くボックスギフト
バイオレットは、紫の中でも青味を帯びたもので、より深い色に感じられます。そんなバイオレットのバラをメインにしたフラワーボックスは、はっきりとした色合いが印象的です。紫の大人っぽさや気品が全面に出ています。
また、ボックスにもこだわってみましょう。本の形など、特徴的なボックスでアレンジすれば、全体の雰囲気をよりアンティーク調にまとめる働きをしてくれます。
お供え花としての紫系フラワーアレンジメント
紫系のフラワーアレンジメントは、お供えの花としてもよく使われます。色味のある花を飾れる後飾りとして利用されるのです。お供えにおすすめの紫の花や、紫系のフラワーアレンジメントを紹介します。
後飾りの花でよく使われる色
紫の花は、後飾りの花としてよく使われています。後飾りというのは、祭壇のことで、忌明けである四十九日や埋葬の日まで遺骨を安置する場所です。通夜や葬式に参列できなかった人が訪れることもあります。
通夜や葬儀では、花の色は白を基調にしますが、後飾りではもう少し色のついた花を選べます。そのときに選ばれる代表的な色が、紫というわけです。
紫の供え花として代表的な種類に、カーネーションやトルコキキョウ・デンファレ・リンドウ・デルフィニウムなどがあります。全体の印象に合わせ、上品に仕上がるよう、色味や花弁のボリューム感などから花の種類を選びましょう。
リンドウ、トルコキキョウなど
紫の供え花の中から、『リンドウ』と『トルコキキョウ』を紹介します。うまく組み合わせて、品のあるアレンジを後飾りにしましょう。
『リンドウ』は仏花として人気があります。釣り鐘型の花が可愛らしく、お供えにさりげない華やかさを出してくれるからです。『誠実』『あなたの悲しみに寄り添う』という花言葉も、お供えの花に合っています。
『トルコキキョウ』はボリューム感のある花弁が華やかな印象です。シンプルにまとまりがちな供え花に、アクセントを加えてくれます。
色や花弁の形の種類が豊富なため、お供えの種類によって使い分けも可能です。『清々しい美しさ』『優美』といった花言葉があります。
白いお花のアクセントに紫色を入れると上品に
お供えの花を上品にまとめるポイントは、少量の紫の花をピンポイントで入れることです。メインには白い花を使い、全体の分量も白を多めにします。紫の色を薄めにすると、主張し過ぎずきれいな仕上がりになるのです。
紫がメインのアレンジになってしまうと、お供え花としては派手になり過ぎてしまいます。そのため、花の配置も、白い花を前面に、紫の花を後方にするのです。そうすることで、紫が白を引き立てるアレンジになります。
少量の紫色が入るアレンジは上品な仕上がりなので、誰にでも合うのが特徴です。
長く飾れるプリザーブドフラワーも人気
最近では、お供えの花にプリザーブドフラワーを使うことも多くなっています。プリザーブドフラワーなら、水替えや定期的な交換などの手間がいらないからです。夏場に水腐れが起こることもありません。
そもそも、お供えに生花を使うのは、命の大切さを知り感謝するためです。それならば、プリザーブドフラワーもお供えの花として十分役割を果たします。プリザーブドフラワーは生花を加工して作られているからです。
お供えの習慣は地域によっても違うので、生花でなければいけない、ということもあるでしょう。その場合には、慣習に従ってアレンジを選びます。
しかし、そうした決まりが特にないなら、生活スタイルに合わせてプリザーブドフラワーを選ぶこともできるのです。
まとめ
紫のフラワーアレンジメントは、上品な大人っぽさがあります。紫の花の分量や色の選び方を知れば、紫色のよさを活かすハイセンスなアレンジ作りに役立つのです。
紫系アレンジを作るときに注意したいのは、お供え花のようにならないことです。白を多めにした紫系アレンジは上品ですし、お供えには最適ですが、プレゼントには向いていません。
紫のフラワーアレンジメントは、大人っぽい雰囲気や、気品のある姿のため、目上の人への贈り物にも向いています。好みの花や色もプラスしながら、紫のフラワーアレンジメントを選びましょう。