フラワーアレンジメントに上品な紫色を。ギフトやインテリアに最適
フラワーアレンジメントに紫の花を選ぶなら、センスよく合わせて紫の品のよさを活かすのがおすすめです。参考になる紫のアレンジを紹介します。尊敬の気持ちを込めた贈り物や、どんな場所にも馴染みやすいインテリアとして、紫のアレンジを選びましょう。
紫色のフラワーアレンジメントの魅力
紫の花を使ったフラワーアレンジメントは、大人っぽく上品な印象です。そのため、目上の人への贈り物にも向いています。古希のお祝いにもぴったりの紫系アレンジの魅力について、色の特徴から解説します。
高貴で上品な印象を与える
紫は大人の雰囲気を感じる色です。クールな青と情熱的な赤を混ぜてできる紫は、葛藤を表しているとも考えられます。2つの相反することの中で思いを巡らせ、決断していく複雑さを抱いているのです。
大人の雰囲気は、こうした2つの対立するものを同時に持っていることから生まれていると考えられます。
また、紫は高貴な色とも捉えられています。日本では、貴族の最も位の高い人物しか使用できない色でしたし、ローマ帝国でも王族などごく一部の限られた人しか使用できませんでした。
紫の上品・優雅といったイメージは、紫を身につけている位の高い人物の品のよさからきていると考えられます。
バラなど、紫の花は気品たっぷり
紫の花の印象は、色の特徴を反映しています。同じバラでも、ピンクは可愛らしく、オレンジは明るく元気な印象ですが、紫は品が感じられるのです。凛とした潔さのような印象もあります。
そんな紫のバラの花言葉は、『気品』『誇り』『尊敬』です。見た目の雰囲気をそのまま言葉にしているのが分かります。
気品漂う紫の花は、尊敬する先輩や、年齢を重ねた美しさを持っている人にふさわしいでしょう。敬意や尊敬の気持ちを込めて贈る花にぴったりです。また、可愛らしさが控えめなので、男性に贈るアレンジにも向いています。
古希のお祝いにも喜ばれる
紫系のフラワーアレンジメントは、古希に贈ると素敵なプレゼントになります。70歳のお祝いである古希には、長寿を祝って紫色が用いられるからです。
今は長寿国の日本ですが、平均寿命が70歳を超えるようになったのは、1950年代に入ってからです。それまでは70歳まで生きられることは珍しいことでした。
そのため長寿のお祝いに、普段は貴重で使えない紫の染料を使ったものを身につけたとされています。
このようなことから、古希の色である紫で作ったフラワーアレンジメントは、縁起のよい贈り物になるのです。これからも元気に過ごして欲しいという思いを込めて、アレンジは元気で明るい印象のものを選ぶと、更に喜ばれます。
赤・紫系のおしゃれなフラワーアレンジメント
紫の花に赤をプラスしたフラワーアレンジメントは、芯の強さやキュートさを感じさせます。赤の情熱的で活発な印象がプラスされるからです。紫と赤のおすすめアレンジを紹介するので、花選びの参考にしましょう。
赤のバラを取り入れてしっかりした印象に
紫の花に鮮やかな赤いバラをプラスすると、しっかりした大人の印象になります。芯の通った強さを感じさせるフラワーアレンジメントです。葉物のグリーンも赤味を帯びたものを使えば、全体のトーンに統一感が出ます。
赤の情熱的な印象がプラスされるので、これから新しく何かが始まるときの贈り物にも向いています。例えば、開店祝い・開業祝いなどです。華やかさも十分なフラワーアレンジメントは、店頭を鮮やかに彩ります。
また、舞台や発表会の出演祝いにもぴったりです。
スイーツ風のデザインでキュートに
手のひらに収まる小さなサイズのフラワーアレンジメントは、まるでショートケーキのような可愛さです。
紫のアジサイの間に赤の千日紅を加えれば、まるでデコレーションのイチゴやラズベリーのように見えます。小さな実が集まったペッパーベリーも、キュートな印象です。
小さなアレンジは、テーブルに飾るのにもちょうどよいサイズです。アクセントに1つ飾るのもよいですし、いくつかライン状に並べて飾っても可愛らしいテーブルに仕上がります。
手土産や気軽なプレゼントにもちょうどよいサイズです。フラワーアレンジメントをプレゼントしたいけれど、大げさになるものは避けたい、というときに向いています。
魅惑の青・紫系フラワーアレンジメント
青をアクセントにした紫系フラワーアレンジメントは、青の色味によって印象が変わります。爽やかにしたいなら薄めの青を、個性を強調したいなら濃い青がおすすめです。
デルフィニウムを取り入れて爽やかに
紫系の花に、柔らかな青色をしたデルフィニウムを合わせたフラワーアレンジメントは、爽やかな印象です。葉物のグリーンも黄緑に近い薄めの色合いなので、爽やかさをより引き立てます。
メインの花にはボリューム感のあるバラやトルコキキョウを使っているので、華やかさも兼ね備えています。気軽に贈るプレゼントにはもちろん、お祝いにもぴったりのアレンジです。
インテリアにも馴染みやすいので、日常的に飾るアレンジにも取り入れたい色合いといえます。
濃い目の色合いで大人っぽく
紫も青も、色の濃い花を組み合わせると、個性的なフラワーアレンジメントに仕上がります。どの花もメインになる印象の強さがありますが、それをあえて一緒にすることで、普通とはちょっと違う雰囲気のアレンジになるのです。
濃い色どうしの組み合わせは、大人っぽい印象もあります。どちらもクールで知的なイメージのある色だからです。無難ではありませんが、個性がはっきりしているという点からも、大人っぽさを感じさせます。
そのため、紫が好きな人や、個性的な人に贈るプレゼントにぴったりです。
アンティークな紫系フラワーアレンジメント
淡い紫の花を使ったり、アレンジの器を工夫したりすると、アンティーク調のフラワーアレンジメントにも仕上がります。紫色のミステリアスなイメージにぴったりのアレンジです。
淡い色合いで優しい印象に
紫のバラを淡い色合いの花と合わせると、優しい印象のフラワーアレンジメントになります。優しい色合いなのでインテリアの邪魔をせず、どこに飾ってもその場をふんわりと彩るのです。
優しい印象はもちろんですが、ボリューム感のあるオールドローズや八重咲のトルコキキョウを使っているので、華やかさも抜群です。
ギフトにも、普段使いのインテリアにも向いています。好みに左右されにくい色合いなので、誰にでも喜ばれるプレゼントとしておすすめです。