12月に咲く花13選!ガーデニングで人気の品種の特徴や花言葉も紹介
寒さの厳しい12月ですが、お花が咲いていると心が少し暖かくなりますよね!春夏に比べると数は減ってしまいますが、きれいなお花を咲かせてくれる品種がたくさんあります!ガーデニングで人気の品種を中心に、特徴や花言葉を紹介していきます。
ガーデニングでも人気!12月に見頃を迎える花
12月に見頃を迎えるお花の中でも、ガーデニングに人気の次のお花を紹介していきます!
ノースポール、クリスマスローズ、スイセン、シンビジウム、キンセンカ、ロウバイ、パンジー、シクラメン、ポインセチア、アザレア、ハボタン、サザンカ、プリムラの13種です。
12月に咲く花:ノースポール
ノースポールの特徴
花占いができそうな真っ白な花びらと、真ん中の黄色い筒状花のコントラストが美しいノースポール。キク科のお花で3cmほどのお花を咲かせます。寒さに強く、関東以西では秋に種をまけば防寒なしで冬の間、お花を楽しむことができます。
可愛らしい花とは想像しにくいのですが、人によってはチーズのようなにおいと表現するほど香りが強く感じられ、そのためしばし敬遠されることもあります。
実はノースポールとはサカタのタネ社の商品名です。もともとは「寒白菊(カンシロギク)」という和名があったのですが、ノースポールが一般にも定着しました。英語ではマーガレットやデイジーに似ていることから、「Mini marguerite(ミニマーガレット)」や「Snow daisy(スノーデイジー)」と呼ばれています。
ノースポールの花言葉
ノースポールの花言葉は「自分に誠実」「冬の足音」「高潔」です。
ノースポールの季節・開花時期
季節: 冬~初夏 開花時期: 12~6月
12月に咲く花:クリスマスローズ
クリスマスローズの特徴
クリスマスローズは名前の通り、クリスマスの時期にバラに似たお花を咲かせます。常緑の多年草で育てやすく、鉢植え、庭植えのどちらにも向いています。もともとは一重咲きでしたが品種改良などで八重咲きの品種も多くあります。
クリスマスローズは株分けで増やすことができず、種で増やしていきます。しかし、同じ種をまいてもお花の色が違っていることがあり、これがクリスマスローズの最大の特徴と言えるでしょう。そのため園芸品種はなく、様々な色を楽しめるのが魅力のお花です。
クリスマスローズの花、茎には香りがありますが、これには毒が含まれています。しかし、少しであれば精神を安定させる効果があると考えられており、古代ギリシャでは薬としても用いられていました。
クリスマスローズの花言葉
クリスマスローズの花言葉は「私の不安をやわらげて」「慰め」「中傷」「追憶」「私を忘れないで」です。
「私の不安をやわらげて」「慰め」はクリスマスローズが薬として用いられていたことから、「中傷」は根に毒があることからつけられました。
「追憶」「私を忘れないで」は、中世ヨーロッパで戦場に向かう騎士へ、自分のことを忘れないでほしいと恋人がクリスマスローズを送ったことにちなむと言われています。
クリスマスローズの季節・開花時期
季節:冬 開花時期:12~2月
12月に咲く花:スイセン
スイセンの特徴
お正月の花としても人気のスイセンは12月ごろから咲き始めます。10月上旬に植え始めるとよいでしょう。庭植であれば3年ほど植えたままでも大丈夫です。白や黄色の印象が強いスイセンですが、ピンクやオレンジの花を咲かせる品種もあります。八重咲きの品種も増えていますので、冬場のお庭に彩りをより一層添えてくれるでしょう。
スイセンは毒を持っています。葉はニラ、根は玉ねぎに似ていますので、庭植えにする際は誤って野菜として収穫して食べないように気を付けましょう。
スイセンの花言葉
スイセンの花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」です。
スイセン属の学名は「Narcissus(ナルシサス)」ですが、これはギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来します。ナルキッソスはその美貌から様々な相手から好意を持たれましたが冷たい態度で接していました。その態度に怒った女神の呪いにより、ナルキッソスは水辺に映る自分の姿に恋をするようになります。ナルキッソスはかなわぬ恋の哀しみからやせ細って死んでしまい、スイセンへと姿を変えました。そのためスイセンは水辺で自分の姿を見るようなうつむき加減で咲くと言われています。
この神話がもととなって「うぬぼれ」「自己愛」という花言葉がつけられました。ちなみに「ナルシスト」は、このナルキッソスの神話に由来します!
スイセンの季節・開花時期
季節:冬~春 開花時期:12~4月
12月に咲く花:シンビジウム
シンビジウムの特徴
四大洋らん(カトレア、パフィオペディルム、デンドロビウム、シンビジウム)の一つにも数えられるシンビジウムはピンク、白、黄色、オレンジと様々な色の花を咲かせます。寒さに強く、凍らなければ枯れることはありません。2~3℃でも花が傷まず、花もちが良く、一度咲けば1ヶ月ほど咲き続けます。鉢花でも切り花でも楽しめるシンビジウムはギフトとしてもおすすめで、洋ランとしては日本で胡蝶蘭の次の出荷量と言われています。
シンビジウムの花言葉
シンビジウムの花言葉は「飾らない心」「素朴」「華やかな恋」です。
「飾らない心」「素朴」と「華やかな恋」は一見反対の意味に見えますね。「飾らない心」「素朴」は、同じラン科のカトレアなどと比べて比較的落ち着いた色合いが多いことから、「華やかな恋」はシンビジウムが立派に咲く様子からつけられました。
シンビジウムの季節・開花時期
季節:冬 開花時期:12~5月