4月26日の誕生花|花言葉の由来、誕生日の有名人、何の日かも解説
4月26日の誕生花:ヤグルマギク(矢車菊)
ヤグルマギクは、キク科に属する一年草で、ヨーロッパ東南部が原産です。放射状に広がる花びらの形が矢車に似ていることから名前がつきました。原種は一重咲きですが、これまでにいくつもの品種が育てられており、現在栽培されているほとんどが八重咲きです。
草丈は30cm~1m近いものまであり、青や紫・赤・ピンクなど花色も豊富です。乾燥しても色があせないことから、ドライフラワーやポプリとしても楽しめます。
ヤグルマギク(矢車菊)の花言葉
ヤグルマギクには、繊細・優美・教育・信頼という花言葉がついています。
「繊細」という花言葉は、青いヤグルマギクの花色に由来するといわれています。
「教育」という花言葉は、初代のドイツ皇帝ヴィルヘルム1世の母であるルイーゼ王妃が、ヤグルマギクを摘んで花冠を作りながら、王子たちを教育したことが由来だとされています。
ヤグルマギクの西洋での花言葉は、delicacy(繊細・優美)とrefinement(上品・優雅)の2つです。
ヤグルマギク(矢車菊)が誕生花の日
ヤグルマギクが誕生花の日は、4月26日のほかに3月1日と3月5日、8月2日です。
ヤグルマギク(矢車菊)の季節・開花時期
春が旬のヤグルマギクの開花時期は、4月~6月です。市場に出回るのも同時期で、最盛期は5月頃です。切り花にした際の花持ちは5日程度となります。
4月26日の誕生花:アジュガ
シソ科に属するアジュガは、アメリカ大陸を除く温帯地域に生息する常緑多年草です。日本ではアジュガの仲間であるジュウニヒトエやキランソウが自生しています。
ほふく茎が地面を覆うように広がり、春には直立した花茎からピンクや青紫の小花を咲かせます。根が浅いため乾燥に弱く、直射日光が当たる場所は不向きです。その反面、耐陰性が強いので、日陰のグランドカバーに利用できます。
アジュガの花言葉
アジュガの花言葉は、心休まる家庭・強い友情の2つです。
アジュガは、親株から伸びるランナーの先についた子株が花を咲かせます。その性質が家族をイメージさせることから「心休まる家庭」の花言葉がつきました。
また「強い友情」は、小さな花が重なって咲く姿が手を取り合っているように見えることに由来しています。
西洋でのアジュガの花言葉には、cheerfulness(快活)やlovable(愛らしい)などがあります。
アジュガが誕生花の日
アジュガが誕生花となっている日は他にはなく、4月26日のみです。
アジュガの季節・開花時期
アジュガの開花時期は、4月~5月頃です。
繁殖力が強いアジュガは地植えをするとどんどんと広がり、梅雨の時期には灰色カビ病などの病気も媒介しやすくなります。花が咲き終えたら茎の部分を剪定し、通気性を保つようにしましょう。
4月26日の誕生花:スカビオサ
スカビオサはスイカズラ科に属し、ユーラシアおよび南アフリカが原産です。半常緑で耐寒性が強く、開花期が長いという特徴があります。マツムシが鳴く頃に咲くことから、マツムシソウという和名がついています。
ユニークな花形をしており、小花の集まりで大きな頭状の花を形どり、外側の花びらを大きく広げて咲きます。スカビオサの仲間には園芸品種が多く、花色も赤・紫・白・ピンク・黄・赤と豊富です。草丈は10cm程度の物から1mに達するものまであります。
スカビオサの花言葉
愛らしい花を咲かせるスカビオサですが、ついている花言葉は不幸な愛・私はすべてを失ったという、なんとも悲しい言葉です。
もともと西洋では、紫色の花の多くに悲しい花言葉がついています。これは、ギリシャ神話からくる言い伝えが由来です。
ある日、ゼウスの息子アポローンが投げた円盤が、誤って美少年ヒュアキントスの頭に当たり命を落としてしまいます。死を悼んだアポローンはヒュアキントスを花に変えるのですが、頭部から流れる血から咲いた花が紫色のヒヤシンスだったということです。
スカビオサにも紫色の花があることから、「不幸の愛」などの花言葉がついたとされています。
西洋でのスカビオサの花言葉も、「unfortunate love(不幸な愛)」と「I have lost all(私はすべてを失った)」です。また西洋では、紫色のスカビオサの花束は、伴侶を失った未亡人に送るのにふさわしいともいわれています。
スカビオサが誕生花の日
スカビオサは、4月26日のほかに6月30日の誕生花になっています。
スカビオサの季節・開花時期
スカビオサの開花時期は、種類により多少異なります。四季咲きは4~6月と10~11月頃、春咲~きは5~6月頃、秋咲きのタイプは9~11月頃に花を咲かせます。日本の古来種であるマツムシソウは、8~10月頃が開花時期です。
4月26日の誕生花:エビネ
エビネはラン科に属し、ジエビネとも呼ばれる常緑の多年草です。日本では北海道の西南部から沖縄本島まで広く見られるほか、中国の東部や南西部、朝鮮半島南部に分布しています。地下茎の連なるバルブが、まるでエビの背のように見えることからエビネ(海老根)の名がつきました。
日陰でも比較的よく育ち、初心者にも育てやすい花です。原種の花色は、緑色や褐色など質素な色合いです。しかし多くの園芸品種が多い現在では、赤やオレンジなど多彩な花が見られます。
エビネの花言葉
エビネの花言葉は、「謙虚」と「謙虚な恋」です。
「謙虚」や「謙虚な恋」という花言葉は、小ぶりな花を日陰でひっそりと咲かせるエビネの姿からきています。他のラン科の花のように華やかさで人目を引くことがないエビネには、ぴったりの花言葉ですね。
日本を含む狭い範囲にしか自生していないエビネには、英名がついていません。そのため、西洋での花言葉もないようです。