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スタンド花を贈るときの注意点。色の選び方やマナーとは

また、あまりに長い文言ではスタンド花がごちゃついてしまうので、全体がスッキリとする簡潔な文言を選ぶようにしましょう。

なお、慶事の際には『依頼主の名前』『お祝文言』の2項目を記載するのが基本ですが、さらに加えて『お届け先の名前』を入れる場合もあります

お届け先の名前は、入れても入れなくても失礼に当たることはありませんが、開店祝い・就任祝い・出演祝い・結婚式などに贈る場合には、記載した方がより喜ばれることでしょう。

弔事に贈るスタンド花

ご通夜や告別式を自宅ではなく斎場やホールで執り行う場合には、お供え花を用いた『供花スタンド』を贈るのが一般的です。

ただし、通夜から葬儀の時期には葬儀社や斎場がお花を用意するため、スタンド花を贈るのは避けた方がよいでしょう。通常は葬儀後から初七日までの時期、もしくは初七日から四十九日の時期に贈ることになります。

ここでは突然の訃報にもしっかりマナーを守って花を贈れるよう、供花スタンドに適した色合いや立札の文言を解説いたします。

ユリやキクなど白と緑色でまとめる

供花スタンドの色合いは、白と緑でまとめるのが一般的です。よく用いられる花の種類としては、ユリやキク・アイリス・カーネーション・デルフィニウムなどがあります。

なお、ご遺族の気分を和らげるためにピンク系の花を用いるケースもありますが、他のご家族の気持ちもありますので、なるべく淡い色合いの花を選ぶとよいでしょう。

上品な色を差し色にすることも

近年では、供花スタンドに上品な差し色を入れるケースも増えてきました。故人の好きだった花を差し色に入れることもありますが、基本的には白と相性のよい紫や淡い青色が好まれています。

立札にお悔やみの文言を入れる

供花スタンドに立札をつける場合は、故人や遺族の名前は伏せ、贈り主だけの名前を記載します。立札の一番上に『供』や『御供』と記載し、その下に会社名や氏名を記載しましょう。

なお、連名で贈る場合には立札がごちゃついてしまわないよう、札1枚につき2~3名までに留めるのがマナーです。それ以上の多人数で贈る場合には名前の羅列を避け、『○○一同』と記載するようにしましょう。

スタンドの種類はさまざま

一口にスタンド花と言っても、花を飾るスタンドの種類は多種多様です。弔事にはベーシックな4本足のスタンドが基本ですが、慶事にはシーンに合わせてさまざまなデザインのスタンドから選ばなくてはなりません。

ここでは慶事に用いられるスタンドの中から、特に代表的なデザインを紹介します。

立派なアイアンスタンド

立派な見た目が人気のアイアンスタンドは、アート性の高いものからスタイリッシュなものまで、幅広いデザインが揃っています。ネコ足や丸みを帯びた曲線を取り入れたデザインも多く、エレガントな雰囲気を求める人にもピッタリです。

アイアンスタンドは出演祝いから公演祝い、開店祝いなど、幅広い慶事のシーンで用いられています。

目立つコーンスタンド

コーンスタンドは、文字通りアイスのコーンをイメージさせるデザインです。上部に向かうにつれて広がっていく逆三角形のデザインは、スタイリッシュでよく目立ちます。

特に大切な人へ贈る場合や、たくさんのスタンド花が並ぶ中で他の人と差別化をはかりたい場合におすすめです。全体的に可愛らしさが強調されたスタンドなので、お店や会社でもひときわ存在感を発揮してくれます。

籠やバルーンを使ったおしゃれなスタンド

落ち着きのある籐のスタンド花や、バルーンを使ったボリュームのあるスタンド花も多くのシーンで用いられています。バーの開店祝いなど、よりおしゃれな見た目のスタンド花を贈りたい時におすすめです。

また、バルーンや小物でアレンジされた独創的なスタンド花は、コンサート会場や舞台にお花を贈りたいファンからも好評を集めています。

お気に入りの声優さんやバンドにスタンド花を贈りたい人は、トレードカラーやバンドの楽曲の世界観を表したデザインを依頼してみてはいかがでしょうか。

スタンド花を購入する前に要チェック

スタンド花は存在感ある大きいサイズの贈り物なので、実際に購入する際にはいくつか確認すべきポイントがあります。

せっかくの贈り物が相手の負担になってしまわないように、ここでは特に重要な3つの確認ポイントを紹介します。

搬入できるサイズか

まずは、会場に搬入できるサイズかどうかを確認しましょう。

特に、複合施設やショッピングモールに持ち込む場合には、ビルの管理者への確認が必須の場合があります。『オープンの前日〇時まで』『サイズは〇cm以内』など、細かい規定が設けられているところもあるので、注意が必要です。

また、小さめの店舗にとってスタンド花はかなりの場所を取るので、サプライズで贈るのではなく、お店側にあらかじめ許可を貰っておくことをおすすめします。

公演祝いで贈る場合には『スタンド花を設置できるかどうか』を確認しましょう。ロビーや廊下が狭いなどの理由により、スタンド花を置くのが難しいことがあるからです。

なお、会場から『楽屋花』という希望があった場合には、スタンド花は設置できません。小さめの鉢植えや通常のアレンジメントなどを贈るようにしましょう。

スタンドを回収してもらえるか

スタンド花の注文先を選ぶ際には、スタンドの回収サービスがしっかり完備されているかどうかを確認しましょう。

特に、公演祝いで贈る場合には、公演後に会場からスタンド花を全て撤去する必要があります。また、花は時間とともに萎びれてしまうため、開店祝いで贈る場合にも回収サービスがあった方が便利です。

送り先への負担を考慮するなら、スタンド花の設置から回収まで行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。無料でスタンド花を回収してくれる業者も多くあります。

1週間以上前に注文を

スタンド花は、通常のアレンジメントよりも多くの制作時間を必要とするため、注文からお届けまでの期間が短いと思うような作品に仕上がらないことがあります。

花の種類やデザイン、色味など、たくさんの要望を叶えてもらうためには、1週間以上前の注文が望ましいと言えます。また、時期によって花の入荷状況も異なってくるので、使ってほしい花がある場合も1週間前には注文しておきたいところです。

なお、日にちに余裕があれば、お届け先や会場の都合も確認できるため、よりスムーズに届けてもらうことができます。

スタンド花をオーダーできるショップ2選

最後に、スタンド花をオーダーできるフラワーショップを紹介します。東日本は東京から、西日本は大阪からそれぞれ1店舗ずつ厳選しました。

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