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プリザーブドフラワーは優しいピンクが人気。女性への贈り物にも最適

はじめに材料と道具を用意する

必要な材料は以下のとおりです。

  • 花材
  • 消毒用エタノール
  • 精製グリセリン
  • マゼンタなどの赤やピンク系のインク
  • シリカゲルなどの乾燥剤

消毒用エタノールや精製グリセリンは薬局で入手可能です。道具類としては、以下のようなものをそろえましょう。

  • 花用のはさみ
  • ピンセット
  • 花材の数量分の密閉できる容器
  • アルミホイル
  • ゴム手袋
  • 新聞紙やキッチンペーパーなど

まず茎を切り、30分ほど水に挿しておく

アレンジしやすい2~3cmの長さまで、茎を切ります。水を吸い上げやすいように、『斜め』の断面にカットしてください。

水の中でカットすると茎に空気が入りにくく、吸い上げがうまくいきます。そのあと、『30分』ほど水に浸けて、よく吸水させてください。

エタノールに漬けて脱水、脱色をする

エタノールを容器に入れ、花材全体を浸けます。花が浮いてくるようならアルミホイルで落とし蓋をしてから、蓋をしめて約1日放置しましょう。これまでが脱水と脱色の行程です。

この段階で花はパリっと乾燥していますので、取り出す時など、花を傷つけないように気をつけましょう。

グリセリン溶液で着色し、乾燥させる

次に、着色用の溶液を作ります。別の容器に、グリセリン2と水1の割合で混ぜ、マゼンタ色のインクを数滴落としてから、電子レンジで、『人肌より低い』くらいの温度まで温めましょう。

そこに脱水・脱色をした花の茎を浸けて、日陰に置き、色の濃さを見ながら約1日置きます。花が倒れないように、大きめの『ネット』などを使って挿すと良いでしょう。この時も浮き上がるようでしたらアルミホイルを使ってください。

着色が終了したら花材を取り出し、キッチンペーパーなどで水気を取ってください。『シリカゲル』を入れた容器に花材を入れ、2日ほど乾燥させれば完成です。

自分でアレンジにも挑戦してみよう

自分で作ったプリザーブドフラワーをアレンジしてみませんか?花材は専門店でも購入できますので、自分で染めなくても、オリジナルのアレンジが作成可能です。アレンジ法やコツを紹介します。

おしゃれで初心者向けのボックスアレンジ

『ボックスアレンジ』とは、箱にプリザーブドフラワーを詰めるアレンジ方法です。この方法は初心者の方でも、比較的簡単にできるでしょう。

まず、花の取扱いに気をつけながら、箱の裏に花を仮置きして、配置を考えます。次に、箱の底に『吸水性フォーム』(オアシス)をセットしてください。

プリザーブドフラワーは茎の部分が短いので、ワイヤーを使ってオアシスに指しやすく加工する『ワイヤリング』をします。

花の下の少し膨らんだ部分にワイヤーを水平に2本、十字になるように貫通させ、下側に折り曲げます。

2本のうち1本のワイヤーをらせん状に巻きつけたら『ワイヤリング』の完了です。隙間が開かないようにぎっしりと、オアシスにバランスよく刺してアレンジしましょう。

ピンクのあじさいをナチュラルなリースに

花びらが多いピンクのあじさいを『リース』にすると、優しくナチュラルな雰囲気にできあがります。初心者の方は、大きめの花びらを使い、リース土台は小さめの直径15cmくらいが作りやすい大きさです。

リース台に壁掛け用のフックになるワイヤーを取りつけます。あじさいの花を1個単位(花びら部分4枚ほど)に分け、『グルーガン』で土台の蔓の間に差し込むように、のり付けしていきましょう。

花びらが大きいものは茎部分をカットし、小~中くらいのものは茎を約1cm残して切り落とします。長めにカットし、のり付けしながら調整するとよいでしょう。

中くらいの花びらで外側を1周、埋めていきます。内側は小さい花びらを使い、中央部分には中くらいから大きめの花をのり付けして、できあがりです。

上手なアレンジのコツは主役を決めること

素敵なアレンジメントを作るには、コツを把握していると成功しやすくなります。重要なポイントは『主役を決める』ことです。

いろいろな花を使って華やかにしたい、どの花も好きでメインを決めにくいなどの場合もあります。しかし、アレンジを成功させるためには、メリハリがあり、主役と脇役がはっきりしているデザインをするのがコツです。

主役にする花は、小さなものをたくさん集めるより、大ぶりな花を選んだほうが、全体のメリハリがついて形が作りやすくなります。

色の組み合わせによって変わるイメージ

花の色の組み合わせ方によっても、雰囲気やイメージが変わります。ここではピンクのプリザーブドフラワーにほかの色を合わせた場合、どんなイメージになるのかを紹介していきます。

ピンクの花をメインにすると、ピンク色の持つ『優しさ』や『華やかさ』『可憐さ』などのイメージが前面に押し出されます。

そこに別の色を組み合わせると、ピンクの持つイメージに、ほかの色のイメージもミックスされて、より素敵な『ハーモニー』が生まれるのです。

ピンクに水色や紫を合わせる

『ピンク × 水色』の組み合わせは、優しくて爽やかな印象になります。『ピンク × 紫』にすると、女性らしい大人の華やかさが演出できるでしょう。

水色と紫、両方の色を合わせると、エレガントで、爽やかさのなかにも大人っぽさが現れます。非常におしゃれな組み合わせで、好感度が高いアレンジになりますね。

濃淡のピンクのバラにレッドを合わせる

『濃淡のピンク × レッド』の組み合わせは、同じ色の仲間同士なので、まとまり感が出ます。

ピンクの濃淡のバラは、まとまりがある中にも華やかさを感じさせる組み合わせです。そこに情熱的なレッドを合わせると、『華やかで上品』な感じや、『情熱的』な印象を与えることができます。

『ディープレッド × ピンクの濃淡』の組み合わせなら、年配の女性などに贈ると喜ばれそうなイメージなります。活力を感じさせると同時に品格があり、おめでたいイベントや還暦祝いなどに向いている組み合わせです。

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