胡蝶蘭の値段と相場を知ろう!シーン・大きさ・色別に比較
- 亡くなられた後お通夜が行われるまでの間、ご遺体が自宅に安置されているときに故人の枕元に飾るのが「枕花」(まくらばな)
- お通夜や葬儀・告別式のときに葬儀場にスタンド花・花束などで贈られるのが「供花」(きょうか・くげ)
- キリスト教式の葬儀において、仏式でいうお焼香の代わりに参列者が祭壇に捧げる「献花」(けんか)
色別の値段・相場
やっぱり定番の白、少し個性を付けたいのでピンク、より豪華さを演出したいのミックス!などなど色を選ぶの楽しく、悩んでしまいます。そんなときにもお値段は気になるところですね。この章では胡蝶蘭の色別の値段・相場を見ていきます。
白
定番の白。最も一般的で、胡蝶蘭を扱っているお花屋さんであれば必ずと言っていいほど取り扱っている色でしょう。最も流通量が多いこともあり、色の中では比較的安価な種類です。
白の胡蝶蘭の相場としては、法人の贈り物に多い白大輪の場合は2万円〜3万円程度、個人間でよく贈られるミディ胡蝶蘭・マイクロ胡蝶蘭だと5,000円〜2万円程度の相場です。白大輪の胡蝶蘭は、5本立て、7本立てなど本数が多くなると3万〜5万以上と高価になってきます。
法人・個人を問わず、冠婚葬祭などシーンを問わず、大輪3本立て白の胡蝶蘭は定番の商品です。様々な選択肢があって迷ったら大輪3本立て白の胡蝶蘭を選べば間違いありません。
その他の色(ピンク・紅白・黄色など)
胡蝶蘭は白以外にも多くの色が存在します。
- ピンク
- 赤リップ(紅白)
- 黄色
- 青
- 紫
- 緑
- オレンジ
- 複数を組み合わせたミックス
- 2色を交配させたグラデーション
- ラメやラインストーンで飾り付けた化粧蘭
ピンク、赤リップは比較的有名かもしれませんね。白よりは少ないものの流通量が比較的あるので、ピンク・赤リップは5,000円〜3万円程度で入手できます。流通量が多いと安価なだけでなく、低価格から高価格まで幅があるのが特徴です。
また、黄色や青、グラデーションなど、近年の品種改良でとても多くの色が作られています。これら白・ピンク・赤リップ以外の色は比較的高価で低価格なものが少なくなってきます。
色だけではなく、円形など特殊な形に仕立てたものや10本以上の本立ては特注品の場合が多く、10万円〜100万円など高価になります。
前章でご説明したように、葬儀やお悔やみのシーンで四十九日をすぎる前は「白の胡蝶蘭」を贈るのがマナーとなりますので、その点だけご注意ください。
本数ごとの値段・相場
胡蝶蘭のボリューム感は、お花の本数に左右されます。贈り物の場合は3本立てや5本立ての場合が多いですが、1本立てから20本立てまで本数も幅広く販売されています。
本数ごとの値段・相場
胡蝶蘭は「本数が多いほど」また「お花のサイズが大きいほど」「1本あたりについているお花の数(輪数)が多いほど」値段が高くなります。ここでは贈り物で贈られることの多い、大輪の胡蝶蘭の値段・相場についてご紹介します。
- 1本立ち 5,000円〜10,000円程度
- 2本立ち 10,000円〜20,000円程度
- 3本立ち 20,000円〜30,000円程度
- 5本立ち 40,000円〜60,000円程度
- 6本以上 50,000円〜100,000円以上
また、大輪の胡蝶蘭よりもお花が小さくご家庭にも贈りやすいミディ胡蝶蘭、ミディよりさらに小振りでテーブルの上など置き場所を選ばないマイクロ胡蝶蘭などは、大輪と同じ本数・輪数でも比較的安価である場合が多いです。
お祝いごとには奇数の本数を贈る
お花の本数には奇数が多いと思ったことはありませんか?日本の文化では古来から奇数が縁起の良い本数とされています。偶数は2で割れる数なので、別れなどを連想させるためです。胡蝶蘭の場合も本数を奇数にすることが多いです。
一般的で人気のある3本立て胡蝶蘭は2万〜3万程度が相場で、ワンランク上の胡蝶蘭を贈りたいシーンに用いられる5本立てや10本立ては3万〜10万程度と幅があります。
胡蝶蘭の値段はなんで違うの?
胡蝶蘭の値段はなぜ種類によって大きく異なるのでしょうか。それは値段を変化させる要素がたくさんあるからです。まず、値段が変化する要素をざっと見てみましょう。
- 大きさ
- 花自体のサイズ(大輪・中輪など)
- 花の本数、立ち数
- 一本あたりの花の数(輪数)
- 色や品種の希少性
- 流通などのコスト
以上のように多くの価格変動要素があるんですね。次に個々の要素について順番にご説明していきます。記事後半ではこれらの要素ごとの価格比較を行っていますので、気になる方はそちらをご覧ください。
胡蝶蘭の大きさ
胡蝶蘭の大きさには3つの要素があります。
- 花自体のサイズ(大輪・中輪など)
- 花の本数、立ち数
- 一本あたりの花の数(輪数)
これらは胡蝶蘭のみならずお花に共通する要素です。かんたんに言うと「花自体が大きいか・小さいか」「一本あたりの花の数は多いか・少ないか」「花の本数は多いか・少ないか」という3つの観点です。基本的にはより花が大きく、本数や輪数が多くなるほど高価になります。また、種類やお値段が異なるだけではなく、それぞれに適したシーンも異なります。
お花のサイズごとの種類と適したシーンについて、詳しくは以下の記事で解説していますので参考にしてください。