胡蝶蘭が喜ぶ植え替えとは!はじめてでもかんたん。
鉢は小さめがおすすめで、胡蝶蘭のサイズ次第にはなりますが4〜5号鉢が目安です。寄せ植えの場合は一株ごとに鉢を分けてあげてください。そのため、株の数だけ鉢を用意しましょう。
バークの場合
ポリポットがよいでしょう。ポリポットとは柔らかいビニール製のポットのことをいいます。ポリポットは保湿性が高いため乾燥しやすいバークとの相性がとても良いんです!水分をそんなに必要としないとはいえカピカピになってしまっては困るのでお手入れの管理もしやすくなりますね。
水苔の場合
素焼き鉢。必ず新品のものを買ってくださいね。水苔と素焼き鉢の相性がいい理由とはなんでしょうか。胡蝶蘭の根は鉢に接したときに鉢から水分や肥料をもらうことができます。吸収した根から内部の水苔に移動し、継続的に供給されるようになります。そして余分な水分は鉢の外壁から蒸発していくため水苔には素焼き鉢を推奨されています。
最近ではカラフルな鉢もたくさんありますので、ぜひお気に入りの鉢を選んで楽しんでくださいね。
ハサミの処理
切り口からバイキンが入らないよう、しっかりと消毒した新しいハサミを用意してあげてくださいね。ハサミの処理をしないだけで病気になりやすくなったりしますので、ちょっと手間をかけてあげることが大事ですよ。もちろん処理をする手も同じように消毒してからが良いでしょう。
肥料は必要?
はい、肥料も用意してください。バークの場合、植え替えのときに固形肥料を用意しておくと良いでしょう。植え替え後のお世話のときには液体肥料が一般的です。
植え替えのやり方完全ガイド!下準備編
必要なものは準備できましたか?それでは早速胡蝶蘭と向かい合いましょう!
支柱がある場合は、支柱を外して置きましょう。
花芽を切ろう
まずは花芽を切り、取り除きます。じっくり楽しみたい方は根本から切りましょう。
次はポリポットや素焼き鉢から株を取り出します。
根を傷めないように気をつけて
胡蝶蘭は根が鉢に張り付いていることが多いです。無理やり剥がすと根を痛めてしまう原因になりますので、植え替えのまえにしっかり水をあげておいて根に水を吸わせて柔らかくしておいてください。
続いて古い用土を丁寧に取り除きます。ここで、傷んでる根があったらしっかり取り除きましょう。このとき使ったハサミはその都度消毒をするほうが良いでしょう。病気が移ってしまう可能性があるためです。
黄色くなっている葉(寿命を迎えた葉)は優しくつまむだけで取り除けますので外しておきましょう。根に絡みついている用土もありますので丁寧にほぐしてとってあげてくださいね。
さあ、ここでは健康な根だけになった状態です。
植え替えのやり方完全ガイド!実作業編
いよいよ新しい鉢への植え替えです。難しいことはありません。またきれいな胡蝶蘭が咲くことをイメージしながら優しく丁寧にうつしてあげましょう。
バークの場合
水苔の場合
他に気をつけること
少し手間ですが、使用するたびにハサミは消毒しましょう。特に根腐れした根を切り落とすときは面倒でも都度行うことがきれいに育つ秘訣です。せっかく植え替えをしたのにここで病気になってしまったらもったいないですよね。
そして、植え替えたらすぐに水やり・・・と思いがちですがそこはちょっとまって!発根を促すためにもすぐの水やりは厳禁ですよ!それではここで、植え替え後の胡蝶蘭のお世話について知っておいてほしいことをまとめますね。
植え替え後の胡蝶蘭、最適なお世話とは?
水をすぐにあげなくて大丈夫かなと不安になりますよね。でもこの我慢が大事です。胡蝶蘭を育てる上で最も大事な「水やり」です。しっかり植え替え後のお世話について確認してくださいね
初めての水やりのタイミング!いちばん大事!
- 植え替え後7日は水をあげないでください
- その後は7日に一度コップ一杯程度の水(200ml)を目安にあげてください
- 水をあげたらほとんどの水が受け皿に流れてしまっていても大丈夫です。十分な水分は吸収されています。受け皿の水は放置せずに捨てるようにしましょう
- 植え替え後15〜20日は水をあげないでください
- その後は10日に一度コップ一杯程度の水(200ml)を目安にあげてください
- 水をあげたらほとんどの水が受け皿に流れてしまっていても大丈夫です。十分な水分は吸収されています。受け皿の水は放置せずに捨てるようにしましょう
ただし、季節によって少し頻度が変わる場合もあります。基本的な頻度は目安としてもらって定期的に植え込み材の乾燥状況を確認してもらうことが間違いありません!
気温の高い夏は成長の時期。植え込み材が乾燥してたら水やりをしてあげてください。
また気温の低い冬はおやすみの時期。乾燥するまで少し水やりを控えても大丈夫ですよ。
ここまできたらあとは今まで育ててきたことを気をつけるだけですね。覚えてますか?
その後の最適な環境とは
外で育てられないわけではないですが、できるだけ室内で育ててあげてください