胡蝶蘭の寿命知ってる?長く楽しむための2つのこと
鉢植えなら!10年以上胡蝶蘭を楽しめる
まだ諦めないで!花や葉が落ちてもこれで終わりじゃありません。花が咲き終わったら「植え替え」を行いましょう。「植え替え」とは「新しい鉢に植え替える」ことです。やりかたは意外にかんたんなんですよ。
植え替えの見極めと最適な時期とは
胡蝶蘭は根本から先端に向かって順番に咲いているお花です。根本に近い方から枯れてきたら速やかにお花や葉を取り除きましょう。枯れてしまったら蘇ることはありません。ではいつ、どんなときに植え替えを行ったら良いのでしょうか。
ずばり、花が咲き終わった(枯れた)ときで4月がもっとも適しています。もし、4月にできなかった場合でも遅くても6月までに行うことをおすすめします。
もちろん病気になったときは仕方ありませんができる限り夏と冬は避けたほうがいいですね。あまり植え替えてしまうと根が傷んでしまうため2年に1度くらいが良いといわれています。
初めてでもできる!かんたんな植え替えとは
植え替えに必要な道具は?どこで手に入る?
- 用土(水苔やバーク)
- 鉢:水苔の場合は素焼き鉢。バークの場合はポリポット鉢が適しています。サイズは少し大きめがよくて4〜5号鉢を選びましょう。株の数だけ鉢が必要です。病気のリスクが生じるため使いまわしではなく新しい鉢の購入をおすすめしますよ。ちなみにバークとは樹の皮のことです。
- ハサミ:新しいものでも消毒は必要です。切り口からウィルスが入ることもあるため消毒してから使うことを心がけてください。
- 肥料:洋ラン用のものでOK。
園芸店やホームセンター、インターネットでも購入可能です!
植え替えやってみた!実践編
- 花茎を切る
- 古い用土、傷んだ根や葉を取り除く
水苔の場合
- 湿らせた水苔を根に巻きつける
- 新しい鉢に入れる。2〜3週間程度は水をあげないこと
- 10日に一度程度、コップ1杯の水(200ml)をあげる
バークの場合
- バークをひとつかみ新しい鉢にいれる
- 固形肥料をいれる
- その上にまたバークをひとつかみいれて肥料が根に直接触れないよう気をつける
- 胡蝶蘭の株を真ん中にいれ、バークを敷き詰める
- 1週間は水をあげないこと
- その後、7日に一度程度、コップ1杯の水(200ml)をあげる
葉っぱを見れば胡蝶蘭がわかる!病気と対処法
胡蝶蘭にやさしい環境づくりについてもうたくさん学べましたよね。それでは最後にこれは気をつけてほしい葉っぱのお話をさせてください!葉っぱを見れば胡蝶蘭の健康状態がわかるといわれています。代表的な葉っぱの状態別、胡蝶蘭の体調をお伝えします。
まず健康な葉は「濃い緑色」でしっかりとした張りがあります。
葉がシワシワになったら・・・「根腐れ」
全体の葉がシワシワで元気がなく葉枯れしていたら「根腐れ」
状態:株を持ち上げて赤茶色に変色している場合
対処法:速やかに植え替えをしましょう。
葉が黄色くなったら・・・「葉の寿命」
根本近くの葉から黄色く変色してきたら「葉の寿命」
状態:一番根本近い下の葉から黄色くシワシワになっている場合
対処法:ほっておく。枯れた葉がシワシワになりきり指先でつまんでとれるようになったら取り除くだけでOK。新しい葉がでてきます。
葉が弱い、表面がおかしい・・・「病気と害虫」
状態:葉の色ツヤがおかしい、表面や裏側に虫がついている→害虫
葉の表面に斑点ができている、ドロっと溶けるような葉枯れ→病気
対処法:病気や害虫の種類から取るべき方法が異なります。関連記事から現状にちかい状態を確認してみてください!早めに対応することがのぞましいです。
少しの気遣いで長く楽しめる!
いかがでしたでしょうか。ちょっとのお手入れで長く楽しめる胡蝶蘭。生産者さんたちが大切に育ててきた胡蝶蘭ですので、ぜひいつまでも一緒に過ごしてもらえたらうれしいです。