スミレ(菫)の花言葉|種類・色別の意味や由来、怖い意味、英語も?
野に咲く花としても見かけることのあるスミレは、昔から世界中で愛され続けている花です。豊富な種類があり、和歌や神話にも登場します。この記事では、スミレの色別の花言葉や花名の由来、逸話などをご紹介します。
スミレ(菫)の花言葉
スミレの花言葉は、「誠実」「謙虚」「小さな幸せ」です。
スミレの花言葉の由来
スミレの花言葉は、スミレの可憐な花の姿に由来すると言われています。「誠実」、「謙虚」、「小さな幸せ」の花言葉は、道端にひっそりと慎ましく咲くスミレの姿にぴったりですね。
スミレの海外での花言葉
スミレの英語の花言葉は、「faithfulness(誠実)」「modesty(謙虚)」です。フランス語では「discrète(慎み深い)」、ドイツ語では「unschuldig(純真)」、「jungfräulichkeit(処女)」、「bescheidenheit(謙虚さ)」などがあります。
スミレの花言葉は怖い?
スミレの花言葉に怖い意味はありません。しかし16世紀のイギリス文学では、スミレが死と関連のある花だったようです。シェイクスピアの「ハムレット」では、レアティーズの「彼女を地に横たえろ。美しく汚れのない肉体からスミレの花が咲くだろう。」という台詞があります。
スミレ(菫)の色別の花言葉
スミレには色別の花言葉があります。プレゼントを選ぶ際は、ぜひ色別の花言葉を参考にしてみてください。
白色のスミレの花言葉
白色のスミレの花言葉は「無邪気な恋」、「あどけない恋」、「純潔」です。
ピンク色のスミレの花言葉
ピンク色のスミレの花言葉は「希望」です。
黄色のスミレの花言葉
黄色のスミレの花言葉は「つつましい喜び」、「田園の幸福」です。
青色のスミレの花言葉
青色のスミレの花言葉は、「love(愛情)」、「watchfulness(用心深さ)」です。青色のスミレには、日本語の花言葉はありません。
紫色のスミレの花言葉
紫色のスミレの花言葉は「愛」、「貞節」です。
スミレ(菫)の花名の由来
スミレの花名は、墨入れ(墨壺)と花の形が似ていることに由来します。
スミレの英語での花名
すみれの英語の花名は「Violet」です。
スミレの英語での花名の由来
スミレの学名である「Viola mandshurica」の「Viola」はラテン語で紫という意味です。英語では「Violet」です。
スミレ(菫)が誕生花なのは何日?
スミレが誕生花の日は1/9、2/4、2/19、2/21、2/27、2/28です。
スミレ(菫)の花の特徴・基本情報
スミレは世界中の温帯に分布しています。パンジーやビオラは園芸品種のため、一般にスミレと呼ぶのはパンジーとビオラ以外のスミレ属の花です。
スミレの基本情報
科・属 | スミレ科・スミレ属 |
和名 | スミレ(菫) |
英名 | Violet |
学名 | Viola mandshurica |
花の色 | 白、ピンク、黄、青、紫、赤など |
原産地 | 全世界の温帯 |
開花時期 | 3月~5月 |
スミレの花の色
スミレの花の色は、白、ピンク、黄、青、紫、赤などがあります。
スミレ(菫)の種類・品種
スミレは400種以上あるといわれ、毎年新しい品種が誕生しています。
マンジュリカ
パンジーやビオラ以外のスミレ属をスミレと呼ぶことが多いですが、スミレは狭義ではマンジュリカを指します。細長く先が丸い葉が地面から出ているように見えます。乾燥に強く、コンクリートの隙間から生えているのを見かけることもあります。
ヒナスミレ
淡いピンク色の小さな花が特徴で、ヒナスミレという名前がつけられました。葉はハート型で、葉のもとの部分がくぼんでいるような形をしています。白い斑点模様が葉脈に沿って入っている場合は、「斑入(ふい)りヒナスミレ」と呼ばれます。
クロバスミレ
クロバスミレは、寒くなるほど葉の色が黒くなります。寒さにも暑さにも強く、日陰でも育つ丈夫な品種です。
ノジスミレ
ノジスミレは茎や葉に毛が生えており、濃紫色の花を咲かせます。強い香りが特徴のスミレです。
スミレ(菫)と同じ科の花
スミレと同じスミレ科の花には、パンジーとビオラがあります。
パンジー
パンジーとビオラを区別するのは難しく、かつては大輪種をパンジー、小さい種類をビオラと呼んでいました。パンジーは花色が豊富で、品種改良により秋から春にかけて長期間咲く品種が多くなりました。
ビオラ
ビオラはパンジーに比べて咲く時期が遅く、開花期間が短いといわれています。丈夫で育てやすい花です。