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アデニウムとは?花の特徴・花言葉・育て方・手入れ方法を紹介!

アデニウムとは?

アデニウムとは?

アデニウムは、大きくふくらんだ株元が特徴の、「塊根植物(コーデックス)」です。ユニークな見た目が人気で、観葉植物として育てる人が多いですよ。別名「デザート・ローズ(砂漠のバラ)」と呼称されるアデニウムは、濃いピンク色の、愛らしい花を咲かせます。アデニウムの基本情報と特徴を紹介します。

アデニウムの基本情報

科・属キョウチクトウ科アデニウム属
和名オランダキジカクシ(阿蘭陀(和蘭)雉隠)
英名Desert Rose
学名adenium obesum
原産地アラビア半島や南西アフリカ、南アフリカ

アデニウムの学名は「Adenium」で、キョウチクトウ科アデニウム属の植物。原産地は、アラビア半島や南西アフリカ、南アフリカです。砂漠地帯に自生するため、乾燥にと暑さに強く、寒さには弱いのが特徴ですよ。「デザート・ローズ(砂漠のバラ)」の名は、砂漠地帯が原産のためにつけられました。

アデニウムの特徴

「塊根植物(コーデックス)」であるアデニウムは、花を観賞するほかにも、独特の形状をした姿を楽しめるのが特徴です。アデニウムは乾燥した地域の植物なので、肥大した幹や根に、水分を蓄えられる性質を持っています。株元の多肉質な茎を、盆栽のように仕立てるのもよいですね。寒さに弱いため、冬には休眠させて越冬させるのが育てるポイントです。アデニウム は、初夏になると茎が伸びて、枝分かれします。茎先には花のつぼみがつき、濃いピンクの花弁の美しい花を咲かせますよ。

アデニウムの種類・品種

アデニウムの種類・品種

アデニウムはの仲間は、アフリカやアラビア半島に広く分布します。乾燥した過酷な環境の中にもかかわらず、美しい花をつける種類が多く、砂漠地帯で愛されている植物です。アデニウムは個体によって根本の育ち方が違うため、育て方によって、さまざまなフォルムを楽しめるのが特徴です。アデニウムは盆栽や多肉植物を好む人びとからの人気が高く、園芸品種として改良された品種が流通していますよ。

アデニウムの種類

日本で流通しているアデニウムには、いくつかの種類があります。アデニウムは園芸店のほか、インターネットの植物専門店でも入手が可能ですよ。「デザート・ローズ(砂漠のバラ)」と称される濃いピンクの一重咲きの種類以外にも、品種改良された八重咲きのアデニウムも存在します。日本では、タイなどで品種改良された株が出回っているようですね。花の形や花色にバリエーションがあるアデニウムの改良品種も流通していますので、お気に入りのアデニウムを探してみましょう。

アデニウムの品種

アラビア半島やアフリカに自生するアデニウムには、15種類ほどがあるとされています。しかし日本で流通している品種は、それほど多くはないのが現状です。「アデニウム・アラビカム」は丸く太い塊茎が特徴のアデニウムです。夏には鮮やかな紅色の花をつけますよ。「アデニウム・ソマレンセ」は、葉の形状が細長く、葉脈がはっきりとしているのが特徴のアデニウムです。太い塊茎から主幹を何本も伸ばしながら成長します。「アデニウム・オベスム」はアデニウムを代表する品種です。塊茎が丸々としていて、独特のフォームを楽しめる品種ですよ。

アデニウムの花言葉・由来と誕生花の日

アデニウムの花言葉・由来と誕生花の日

濃い紅色の花を咲かせるアデニウムは、乾燥した厳しい環境の中では一際目を引く存在です。ユニークな形状の茎が特徴のアデニウムは、下部によって異なる形をコレクションして楽しむ方法もありますよ。「デザート・ローズ(砂漠のバラ)」というロマンチックな別名を持つアデニウムには、どんな花言葉があるのでしょうか。アデニウムの花言葉・由来と誕生花の日について紹介します。

アデニウムの花言葉

アデニウムの花言葉は、「一目ぼれ」と「純粋な心」。どちらも、ロマンチックでステキな花言葉ですね。砂漠地帯の乾燥した環境の中で、美しい花で人の心を和ませてくれるアデニウムにぴったりの花言葉だといえるでしょう。ユニークな形状の茎と、かれんな花の姿から連想された花言葉です。

アデニウムの花言葉の由来

アデニウムは、つややかなグリーンの葉と、濃いピンクと清らかなホワイトの花弁を持ちます。アデニウムは、細く伸びた茎の先に花をつける珍しい形状の植物ですよ。砂漠の荒野の中で、ひときわ目立つ存在のアデニウムだからこそ、「一目ぼれ」との花言葉がついたのです。花言葉の「純粋な心」花弁の白い部分の清純な美しさから連想されたものですよ。砂漠の中でアデニウムの花を目にした人は、花の美しさに「純粋な心」を感じるのかもしれません。また、過酷な環境の中でけなげに花を咲かせる様子に、「一目ぼれ」する人も後をたたないと考えられますね。

アデニウムが誕生花の日

アデニウムが誕生花の日は、8月20日です。1年のうちで、アデニウムが誕生花の日は、8月20日たったいちにち。8月20日生まれの人は、美しい花を咲かせるアデニウムをひとりじめしているようですね。乾燥と暑さに強い植物のアデニウムは、ちょうど8月20日頃に花の見ごろを迎えます。8月20日生まれの人に、アデニウムを贈り物として選ぶのもステキです。夏期には、花がついたアデニウムの鉢植えが市場に出回ります。ちょっと特別な誕生日プレゼントにアデニウムを選べば、きっと喜ばれますよ。

アデニウムの育て方・栽培方法の注意点

アデニウムの育て方・栽培方法の注意点

アデニウムは、春から夏にかけて開花の時期を迎えます。初心者は花芽のついた鉢植えを購入すると、気軽にアデニウムの魅力を楽しめるでしょう。アデニウムは、種から育てることもできますよ。種まきは、しっかりと気温が上がってからおこなうと、発芽率がアップするのでおすすめです。種まきから1週間程度で発芽しますので、発芽前後の時期は、乾燥しないように注意したいですね。

アデニウムの育て方

アデニウムは、鉢植えの栽培環境では、50cmほどの樹高に成長する植物です。水やりや越冬時期の管理に注意することで、アデニウムはすくすくと生長してくれますよ。アデニウムを鉢植えで栽培する場合には、自生しているものよりも、塊茎部分が細くなる傾向があります。伸びすぎるとバランスが悪くなってしまうので、枝の数を増やすために剪定をするのがおすすめです。仕立て直すことで、太く魅力的なアデニウムに近づけられますよ。剪定すると、切った下の部分から新しい枝が伸びてきます。生長した姿を思い描きながら、バランスよく切り落としてくださいね。アデニウムは、挿木で増やすことも可能です。

アデニウムの栽培方法の注意点

アデニウムを栽培する際には、病気や害虫にも注意することが必要です。乾燥した環境を好むのが、アデニウムの特徴です。水をやりすぎると、アデニウムは軟腐病にかかりやすくなります。水野やりすぎには気をつけましょう。アデニウムには、ハダニやアブラムシが付きやすいでしょう。ハダニやアブラムシを見つけたら、すぐに駆除することが必要です。歯ブラシやハケなどを使って、茎や花芽を傷つけないように払い落としてください。順調な開花を助けるためにも、つぼみがついたら、害虫の発生にはしっかりと気を配りたいですね。

アデニウムの土と肥料

アデニウムの土と肥料

アデニウムは、乾燥して栄養分が少なく、過酷な環境で自生する植物です。土や肥料を選びまちがうと、順調な生育を妨げることになるので、注意が必要です。茎や根に水分を蓄えられるアデニウムは、水はけのよい土を選ぶことが大切なのです。土選びは、アデニウムを栽培するうえで、非常に重要なポイントです。アデニウムが好む環境を知れば、開花の時期に、「デザート・ローズ(砂漠のバラ)」とも呼ばれるアデニウムの美しい花を、存分に楽しめるでしょう。

アデニウムの土

乾燥を好むアデニウムを植え付ける際には、水はけのよい土を選ぶことが大切です。水はけが悪いと、アデニウムは根腐れを起こしてしまいやすくなるからです。多肉植物やサボテン用に販売されている土は、アデニウムと同じように乾燥した環境で試製する植物に最適です。多肉植物やサボテン用の土に、赤玉土を配合すると、さらにアデニウムに最適な用土を作れますよ。自分で土を配合することで、市販の土をそのまま使用するよりも、アデニウムにあった用土が作れます。

アデニウムの肥料

アデニウムは、砂漠地帯が原産の植物です。そのため、鉢植えで栽培するときにも、肥料はそれほど多く必要としないのが特徴です。アデニウムに肥料を与えすぎると、生長する際に、塊茎部が丸くならず、細長く上に高く伸びてしまうのです。また、栄養が多すぎる状態だと、塊根部が割れてしまうこともあるので注意が必要です。追肥に最適なタイミングは、花が咲き終わった後です。また、植え替えしてから数カ月たった頃にも追肥が可能です。粒状肥料も液体肥料も、規定量よりも少なめに与えるのがよいでしょう。

アデニウムの水やりと置き場所

アデニウムの水やりと置き場所

アデニウムは、日本とは大きく異なる、砂漠地帯が原産の植物です。そのため、日本で栽培する場合には、季節によってふさわしい対応をすることが、すこやかな生長をうながすポイントです。暑さや乾燥には強いアデニウムですが、耐寒性は低いのが特徴です。耐寒温度が5〜10℃のアデニウムにとっては、日本の冬は寒すぎる環境なのです。順調に越冬させるためには、冬場の管理にしっかりと気を配りたいですね。

アデニウムの水やり

「塊根植物(コーデックス)」であるアデニウムには、水が必要な時期と、あまり必要ではない時期があります。これは、1年の間に生育期と休眠期があるというサイクルを持つ植物だからです。また、乾燥した砂漠地帯が原産のアデニウムは、年間を通して、水野やりすぎには注意が必要です。春から秋にかけては、アデニウムの生育期です。土が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。春から秋には、野外で雨に当たる環境に置くこともできますよ。ただし、冬季にはアデニウムは休眠期に入ります。水やりはせず、断水しましょう。

アデニウムの置き場所

春から秋のアデニウムの生育期には、風通しと日当たりのよい戸外で管理します。梅雨の時期には、雨が当たりすぎると根腐れを起こしやすくなります。一時的に、雨が当たりにくい場所に鉢を移動させるのがおすすめですよ。冬場は鉢を室内に入れて、日光が当たる窓際などの、できるだけ暖かい場所に置きましょう。5℃以下にならないように管理することが大切です。たっぷりと日光を浴びることが、アデニウムの塊茎をしっかりと肥大させるためには必要なのです。

アデニウムの植え替えと増やし方

アデニウムの植え替えと増やし方

アデニウムを鉢植えで購入した場合には、すぐに植え替えするとアデニウムに負担がかかる可能性があります。新しい環境になじむまで、1カ月程度は購入時の鉢のままで育てるのがおすすめです。アデニウムが生長してきたら、ひとまわり大きな鉢に植え替えてあげましょう。植え替えをする際には、時期を選ぶことが大切です。アデニウムは、種まきや挿し木で増やせます。好みのフォルムのアデニウムを育てるために、種まきや挿し木のコツを知っておきましょう。アデニウムの植え替えと増やし方について説明します。

アデニウムの植え替え

アデニウムの植え替えは、休眠期明けの4月から8月頃におこなうのがおすすめです。新しい鉢はひとまわり大きなものを選んで、生長を促したいですね。新しい鉢には水はけのよい土を入れておきましょう。アデニウムの生長具合を確認しながら、数年に1度のペースで植え替えをするのがおすすめですよ。

アデニウムの増やし方

アデニウムを増やしたいなら、種を巻いたり、挿木をしたりして増やすことが可能です。種まきは4〜8月ごろがおすすめです。種が重ならないように間隔をあけてまきましょう。種をまいた後には、覆土は必要ありません。アデニウムの挿し木をする場合には、伸びた枝をカットしてから数日間乾燥させます。乾燥したら、水はけのよい土にさすだけです。水のやりすぎには注意してください。

まとめ

ユニークな形状の茎と美しい花が特徴のアデニウムは、育てやすいので初心者にもおすすめの植物です。花芽のついた鉢植えを購入すれば、夏には「デザート・ローズ(砂漠のバラ)」の開花が楽しめますよ。アデニウムを育てる場合には、水やりと温度管理に注意しましょう。太く丸い塊茎を自分の好みに育てるのも、アデニウムの楽しみかたのひとつですね。

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