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オカワカメの育て方・栽培方法|種類や選び方・注意点も紹介

摘心の方法は、植え付けを行ってから2カ月後の7~10月頃までに行いましょう。摘心をしないと葉が枯れてしまうため、繰り返し摘心をしながら収穫していきます。食す際は茎の先端が柔らかくて食べやすいです。

オカワカメは乾燥した気候や暖かい土地は得意ですが、冬の寒い時期は苦手です。冬越しをする際には、寒い場所を避けて鉢植えやプランターを使用している場合は室内で管理するのがおすすめです。オカワカメは、土の地下に球根があります。寒さによって葉が枯れてしまうため、株元に土を盛って冬越しをさせましょう。この作業によって翌年には株立ち状に発芽するため、1年目よりも2年目以降のほうが立派に葉が茂ります。一度植えた株の使用は1年限りとし、ムカゴを採取、保存しておくことでも冬越しできます。

オカワカメの増やし方

オカワカメの成長は著しく、そのままにしておくとあっという間に建物の2階にあたる高さまでツルが伸びていきます。緑のカーテンで横に伸ばしたいに場合は、摘心をしてわき芽の数を増やすと葉の量も増えて、一度に収穫できる分も多くなります。

オカワカメは、「ムカゴ」と「挿し木」で増やせます。「ムカゴ」は、葉っぱが枯れて地面に落ちたタイミングで、ツルに生えているものを採取して行います。

ムカゴ

オカワカメの増やし方のムカゴは以下の通りに行います。

まずは、育苗ポットに花と野菜用の培養土を8割ほど入れます。この時、目が出ているところを上向きにしてムカゴを土の中に埋める感じで行ってください。埋めたらたっぷりと水やりを与えます。水やりのタイミングは、毎回ではなく土が乾いたら与えるようにします。本葉が3~5枚ほど生えたら、苗植えのように鉢やプランター、地面に植え替えましょう。

5月上旬~中旬に育苗ポットに植えて苗を育てるのが望ましいです。

プランターで栽培する場合は、地面栽培するときよりも葉の育ちが小さくなることを頭に入れて置きましょう。

挿し芽

オカワカメの挿し芽の増やし方は以下の通りに行います。

摘心をしたツルを利用して数を増やします。先端から5~6cm程の長さでツルを切ります。切ったツルを水や予め湿らせた培養土が入った育苗ポットに挿しておくと、しばらくするとかんたんに根が出てきます。十分に根が生えたら、いよいよ鉢やプランター、地面に苗植えで植えて替えていきましょう。

プランターで栽培する場合は、地面栽培するときよりも葉の育ちが少々小さくなることを頭に入れて置いてください。

オカワカメを育てる時の注意

オカワカメは暖かい環境での栽培に適しているため、水はけのいい場所で栽培し、冬の間は寒い場所を避けて室内で保管するといいでしょう。

稀に「アブラムシ」などの害虫被害を受けることがあるため、葉の表面や裏面をこまめに確認するといいです。

オカワカメを育てる時に気をつける病気や害虫

オカワカメを育てる時に気をつける病気や害虫

オカワカメは病害虫の心配がほとんどないため、誰でも栽培しやすいのが魅力な植物です。稀に「アブラムシ」が発生することがあるため、こまめに葉を確認して付着している場合は野菜に使用できる農薬を使って駆除してください。

まとめ

オカワカメは栄養価が高く、不足がちなカルシウムやビタミンA、葉酸などのミネラルを豊富に取り入れられます。ワカメのように弾力と歯応え、湯通しすると多少のぬめりが出るのが特徴です。お浸しやサラダなどで食べられることが多いです。多年草で害虫被害もほとんどなく、栽培方法もかんたんなため園芸初心者の人にもおすすめの植物です。また、オカワカメは著しく上へ上へと長く成長するため、ガーデニングで自然の緑のカーテンを作ります。目隠しや夏場は日よけになり涼しげで、お洒落としても楽しめますよ。正しい栽培方法でオカワカメを育て、栄養素を取り入れながら美味しく召し上がりませんか。

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