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ハナミズキの育て方|必要な準備、種まき、増やし方、害虫対策も解説

ハナミズキの植え替えの時期と方法

ハナミズキの植え替えは鉢植えの場合、12~3月が適期です

ハナミズキが若木のうちは年1回、一回り大きな鉢に植え替えます。生長してきたら2~3年に1回植え替えを行います。

ハナミズキの増やし方

ハナミズキは挿し木、接ぎ木、種まきで増やすことができます。増やし方としては接ぎ木が一般的ですが、台木が必要なので一般家庭では少し難しい手法といえます。今回はハナミズキの増やし方として、挿し木、種まきの方法をご紹介します。どちらも難易度が高いので、成功したらラッキー、と思うくらいがいいかもしれません!

挿し木

挿し木は6月頃に行います。新枝を10cm程切り、赤玉土を入れた鉢に挿します。半日陰で管理し、1日1回水やりを行います。

種まき

種まきの場合は花が咲くまで6~7年かかる場合があるので根気よく育てていきましょう!

9~10月にかけてハナミズキの実が赤くなるので、熟したら採取します。水洗いしながら果肉を取り除き種を取り出します。種は乾燥すると発芽しにくくなるのですぐに種まきするのがポイントです。春に蒔きたい場合は乾燥しないように冷蔵庫などで保管します。赤玉土を入れたポットなどに種を蒔きます。春になると発芽するので、本葉が3~4枚になったら2.5号鉢に1本ずつ植え替えます。

ハナミズキを育てる時に気をつける病気や害虫

ハナミズキを育てる時に気をつける病気や害虫

うどん粉病

うどん粉病は花が咲き終わった時期や秋口に発生しやすい病気です。白い粉の様なものが葉につき、光合成を妨げます。発生してしまったら、葉を取り除き、殺虫剤を散布しましょう。

コウモリガ

4~7月に幼虫が発生しやすく、幹の内部を食い荒らします。幼虫が小さいうちに薬剤を使って駆除しましょう。

アメリカシロヒトリ

6~9月に発生しやすく、毛虫が葉を食べてしまいます。こちらも薬剤を散布して駆除しましょう。

ハナミズキを育てるときによくあるお悩みと解決策

ハナミズキを育てるときによくあるお悩みと解決

花が咲かない

ハナミズキがまだ若い

ハナミズキは根付くまでに3年かかると言われており、さらにそこから地中の養分を吸って花芽を作っていきます。植えてまだ数年という場合は、ハナミズキが若いために花を咲かせないということが考えられますので、根気よく育てていきましょう。早くからお花を楽しみたいという方は、若木のころから花をつけやすいジュニア・ミスやレッドジャイアントといった品種を選びましょう

昨年花がたくさん咲いた

ハナミズキは生長するエネルギーをためるため、たくさん花を咲かせた翌年は花を付けないなど隔年で開花することがあります。毎年花を楽しみたい方は花芽の量を調整するとよいでしょう。

花芽を剪定してしまった

ハナミズキは基本的に剪定が必要ありませんが、誤って花芽を剪定してしまうと花が咲きませんので注意しましょう。

日照時間が少ない

日陰でも育つハナミズキですが、日照時間が短いと花を咲かせないことがあります。日当たりの良い場所に移動させましょう。

木が枯れる

水不足・与えすぎている

適度な乾燥を好むハナミズキですが乾燥しすぎは木が枯れる原因となります。街路樹として植えられているハナミズキで元気がないものは夏場の水切れが原因と考えられます。一方、水のあげすぎでも根腐れして木が枯れる原因となりますので注意しましょう。

根詰まりしている

鉢植えで起きやすいのが根詰まりです。水やりの際に水がしみこみにくかったら根詰まりが起きているかもしれません。結果、地中でも水がたまり根腐れの原因になります。一回り大きな鉢に植え替えましょう。

まとめ

存在感がある花が特徴のハナミズキは比較的丈夫で育てやすい植物です。水はけがよい場所、日当たりが良い場所で管理し、極端な乾燥、直射日光、西日を避けるようにしましょう。花はもちろん、秋の紅葉や赤い実も鑑賞できるのでお庭のシンボルツリーにおすすめです。

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