ユーカリを挿し木で増やす方法|おすすめの時期と注意したい失敗ポイント
土は、水はけがよすぎても水切れしやすいですが、保水性が高すぎても切り口が腐って失敗することがあります。
根が出るまでは、『肥料分の少ない土』を使用しましょう。養分の多い土に植えると根が出にくく、失敗しやすいです。また、古い土には病原菌が含まれている場合があるので、必ず新しい土を使います。
根が出るまではしっかりと水やりを
水切れは、挿し木が失敗してしまう大きな原因の一つです。根が出るまで、『土が乾燥しないように管理』しましょう。ユーカリは、根付いてしまえば乾燥気味の土で育てるとよく育ちますが、挿し木を成功させるには水切れさせないように水やりします。
気温が高い時期はすぐに土が乾燥してしまうので、朝と夕の2回、土の状態をチェックしましょう。土が完全に水浸ししになってしまってもよくないので、乾きすぎず湿りすぎない状態を見極めることがポイントです。
目視だと分かりにくいので、慣れるまでは土を指で触ってみて、さらっとしているようなら水やりをするようにしましょう。
まとめ
ユーカリの挿し木を成功させるには、梅雨頃までによく伸びた枝から挿し穂を作ることがポイントです。若い枝の方が発根しやすいので、緑色をしている枝を選びましょう。
挿し穂を挿す用土は、水はけがよく清潔で養分が少ない土を使用します。古い土には病原菌が潜んでいる恐れがあるので使用を避けましょう。失敗を見越して10本程度の挿し穂を用意しておくのがおすすめです。
土に挿した後は半日陰で管理し、水切れしないようにこまめにチェックします。根が出た後は通常の苗と同じように、大きめの鉢に植え替えましょう。苗が弱々しいうちは、支柱を立てて風から守ってあげることが重要です。