パキラを育ててみよう。日常のお手入れ方法や上手な育て方を紹介

2020 12/01
パキラを育ててみよう。日常のお手入れ方法や上手な育て方を紹介

人気の観葉植物であるパキラは、栽培しやすさも魅力です。初めて観葉植物を育てる人でも、比較的簡単に育てられます。より元気で整った樹形になるよう育てるには、環境の整備と適切なお手入れが必要です。パキラの基礎知識やお手入れ方法を見ていきましょう。

目次

パキラとは

パキラとは

パキラとは、パンヤ(アオイ)科パキラ属の植物のことをいいます。中南米産の常緑高木で、暖かい気候を好むのが特徴です。原産地では高さ20mほどまで生長しますが、日本ではそこまで大きくはなりません。

実内に置きっぱなしでも栽培しやすい植物のため、観葉植物として人気があります。

風水効果で有名

インテリアとして室内に置かれていることが多いパキラは、風水アイテムとしても人気です。細長くとがった葉が『強い気を発する』『邪気を払う』と考えられています。

置く場所によって、下記のような働きをするといわれているのです。

  • リビング・玄関:マイナスのエネルギーを吸収する
  • 職場のデスク:仕事運や集中力をアップさせる
  • 寝室:心身ともに疲労を回復し、健康運を高める

また、パキラを販売した男性がお金持ちになったという逸話から、金運アップのアイテムとしても知られています。

品種は20種類ほど

約20種類の品種があるパキラですが、日本では『パキラ・グラブラ』と『パキラ・アクアティカ』の2種類が代表的です。

この2種類を比較すると、パキラ・アクアティカの方が、葉の色が濃く丸みを帯びている傾向があります。ただし、葉の特徴だけでは見分けがつかないことがほとんどです。

原産地では2種類の違いを、下記のように花や実で見分けられます。

  • パキラ・グラブラ:おしべが白い、実が小さく緑色
  • パキラ・アクアティカ:花が赤い、実が大きく茶色

日々のお世話の方法

日々のお世話の方法

健康にパキラを育てるには、ポイントを押さえてお世話することが大切です。パキラが生長しやすい状態を整えられるよう、ポイントを見ていきましょう。

日当たりのいい好みの環境をつくる

中南米原産のパキラは、暖かい気候を好み、寒さは苦手です。そのため、できるだけ『日の当たる場所』に置きます。室内の日陰でも栽培はできますが、長期間置いていると茎が間延びすることもあるのです。

特に5~9月の生育期には、日当たりのよい場所に移動させます。ただし、真夏の強い直射日光に当たり過ぎると葉焼けを起こす可能性があるため注意が必要です。レースカーテン越しに光が入る場所が向いています。

寒くなる季節には、5℃より気温が下がらない場所で管理しましょう。エアコンの風が直接当たらない場所に置くこともポイントです。

水やりの方法

毎日水やりをしていると根腐れの原因になることがあるため、鉢の土が乾いたタイミングで行いましょう。生育期の5~9月は水の吸収が多いため、鉢底から水が出るくらいたっぷりと水やりをします。

冬場の水やりは通常よりも少なめです。土を乾燥気味に管理するため、2~4週間に1回ぐらいの水やりでよいでしょう。ただし、気温が15℃以上の場所で管理するのであれば、通常通りの水やりでOKです。

葉の乾燥を防ぐために、葉に水をスプレーする方法もあります。見た目もきれいに管理しやすくなる方法です。

害虫のチェック

パキラを栽培していると、害虫を見つけることがあります。『コバエ』『ハダニ』『コナカイガラムシ』などが代表的です。

これらの害虫は、パキラが弱っていると発生しやすくなります。そのため、予防策として、まずは元気に育てることを意識しましょう。

同時に、お手入れのときに小まめにチェックします。害虫を見つけたら、葉を拭く・霧吹きをするといった対策で取り除くことも大切です。スプレータイプの駆除剤を使ってもよいでしょう。

パキラの育て方

パキラの育て方

元気にパキラを育てるためには、定期的に実施する肥料や植え替えなども重要です。それぞれ、実施方法を知ることで、適切な育て方ができます。

肥料の施し方

生育旺盛なパキラには、肥料は絶対に必要なものではありません。ただし、与えると生長が早くなるため、必要に応じて使用します。また、葉が黄色くなるのは肥料を欲しがっている証拠です。

肥料を与える場合には、生育期に入る5月ごろに緩効性固形肥料を置くか、10日に1回を目安に液体肥料を与えます。ただし、冬は肥料を控えた管理がベストです。あまり生長しない季節のため栄養をそこまで必要とせず、土の中の栄養分が多くなり過ぎます。そのため、浸透圧の影響で根から水分が抜け出る肥料焼けを起こしやすくなります。

剪定の方法や増やし方

生育期に入る『5~6月』が剪定の適期です。

この時期であれば、パキラは思い切った剪定をしても問題ありません。不要な枝や形が悪いところは、根元からカットしてOKです。新芽がぐんぐん伸びるため、樹形が整いやすくなります。

剪定した枝は、先端の葉を2~3枚残し、切り口をななめにカットしてから、水や土に挿し木することが可能です。根が出るため株を増やせます。

挿し木で増やすには、できるだけ元気のよい枝を選ぶのがポイントです。

植え替え方

よく育つパキラは、鉢の中が根でいっぱいになる根詰まりを起こすことがあります。そのため、定期的な植え替えが必要です。『5~7月』に実施すると、生育期に入り新しい根を伸ばしやすくなります。

植え替えるときには、一回り大きな鉢を用意して、新しく清潔な土を入れる準備が必要です。そして、これまでの鉢から出したパキラの根を軽くほぐし、古くなった部分を切り落としてから、新しい鉢に植えます。

最後に、たっぷり水やりをして完了です。

まとめ

パキラは中南米原産の常緑高木です。日本では観葉植物として人気があり、風水的にもよい働きをする植物といわれています。

丈夫で日陰でも育ちますが、日当たりがよい場所を好むため、できるだけ明るい場所で育てるのがポイントです。また、水やりは土が乾燥してから行います。

肥料は葉が黄色くなっているときや、早く生長させたいときだけ与えれば十分です。他にも、定期的に行う剪定や植え替えも、健康に育てるために欠かせません。

適切なお手入れや育て方で、元気なパキラを育てましょう。

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