観葉植物で白い葉や花をつける種類は?名前と特徴を知ろう
グリーンに映える白い葉や花をつける観葉植物は、どのような部屋のインテリアにもしっくり馴染みます。この記事では、白い葉や葉脈、白い花を咲かせる観葉植物を9種類ご紹介します。また、葉が白くなる病気についてもあわせて説明していきます。
白い観葉植物の名前は?
部屋に置くだけで、空間を素敵に演出してくれるのが観葉植物の魅力です。観葉植物といえば、グリーンの葉が生えている印象が強いですが、なかには白い葉をつける種類のものもあります。
観葉植物は種類がたくさん
日本国内で流通している観葉植物の種類は、大変多いといってもいいでしょう。1つの品種のなかでも、大きさ、葉の色、斑入りなど、バリエーションが豊富です。
また、観葉植物は、同じ品種でも和名や英名、通称など、色々な呼ばれ方をするケースがあります。つまり、同じ種類でも、店によっては違う名前で売られていることもあるのです。
そのため、観葉植物の呼ばれ方を知っておくと、購入時に比較できるため便利でしょう。
特長や画像でも調べられる
お祝いなどでいただいた観葉植物の名前を知りたい場合もあるでしょう。そういった場合は、観葉植物の種類を検索するサイトで、見た目の特長などを参考に名前を検索できます。
また、これから観葉植物を部屋に置きたいという場合に気になるのが、室内で育てるのにお世話がしやすいかどうかなど、観葉植物の特長です。フラワーショップでじっくり質問する時間がない場合などは、観葉植物検索サイトを活用できます。
観葉植物の検索サイトを参考にすると、乾燥に強いのか日陰に強いのかなどの特徴から、欲しい種類を見つけ出すという使い方も可能です。
白い葉をつける観葉植物をご紹介
部屋に観葉植物を置きたい場合に、白い葉をつける種類を選んでみてはいかがでしょうか。一般的なグリーンの葉をもつものとはまた違った存在感を放ち、空間をおしゃれな雰囲気に演出してくれます。
白い葉をつける観葉植物の種類について、具体的に見ていきましょう。
ホワイトクリスマス
ハートのような形の葉が印象的な『カラジウム』は、グリーンをはじめ、赤やピンク、そして白の葉など、さまざまな色の種類があります。白い葉をもつのは、『ホワイトクリスマス』と呼ばれる種類です。
ホワイトクリスマスは、白い葉に緑の葉脈が走っています。珍しく、さわやかな見た目で人気です。その名の通り、ホワイトクリスマスを連想させるでしょう。
葉焼けしにくいので、日差しが少しくらい強くても、みずみずしい葉色をキープできます。しかし、乾燥には少し弱く、水が不足すると葉のみずみずしさが失われて、しおれかけてしまう場合があるのです。水はたっぷり与えると良いでしょう。
花壇に植えるスタイルやハンギングプランツとして吊るす方法、小さな鉢に植えるなど、色々な楽しみ方ができます。飾る場所を選ばないのも魅力の1つです。
ベンジャミン・スターライト
細い枝にたくさんの小さな葉をつける『ベンジャミン』は、存在感がありながらも涼しげな見た目で、高い人気を誇る観葉植物です。枝がツイスト状にねじれているものも多く、個体によってさまざまな見た目で楽しませてくれます。
なかでも、葉に大きな白い班が入った種類が、『ベンジャミン・スターライト』です。深いグリーンと白のコントラストがとてもおしゃれな印象を与えます。
ベンジャミンのなかでも、葉に斑が入る品種は、特に直射日光に弱い傾向があります。色素の抜けた斑の部分は、葉焼けがしやすいのです。窓際であればレースのカーテン越しなどに置いて、ある程度遮光すると良いでしょう。
モンステラ・アダンソニー・バリエガタ
大きくな葉に深い切れ込みが入った、トロピカルでエキゾチックな印象の『モンステラ』には、斑入りの品種も多くあります。なかでも人気なのは、白い斑の入った『モンステラ・アダンソニー・バリエガタ』です。
聞きなれない『バリエガタ』という言葉は、『斑入り』という意味をもちます。斑は、交配の際の突然変異により葉の色素が抜けて、白や黄色の斑が入ることで起こります。一方、育つ環境により、その斑模様が消えてしまう場合もあるようです。
斑入りは葉の色素が薄いため、オリジナルのモンステラに比べると、直射日光に弱く葉焼けを起こしやすいので、置き場所には少し注意が必要です。珍しい品種で希少価値が高く、そのために金額も高い傾向があります。
仙女盃
『仙女盃』は、メキシコが原産の多肉植物です。『せんにょはい』と読みます。肉厚で白い粉を吹いた葉が放射線状に開いている姿は、とても個性的です。冬には紅葉することもあり、葉の先がほんのりピンクに色づきます。
多肉植物ということもあり乾燥には強い品種です。多湿にさえ気をつければ、美しい姿をキープできるでしょう。レアな種類のため、手に入れるのは少々難しいかもしれません。
白い葉脈が特徴の観葉植物
緑の葉に白い葉脈が走っているユニークな観葉植物には、どのような品種があるのでしょうか。ここでは、白い葉脈をもつ観葉植物の品種をご紹介します。
アフェランドラ・ダニア
『アフェランドラ・ダニア』は、みずみずしいグリーンの葉に、太めの白い葉脈が印象的な観葉植物です。遠目でもはっきり分かる白い葉脈とグリーンのコントラストは、目の覚めるようなインパクトがあります。
個性的な葉だけでなく、春に花を咲かせる黄色の花苞の美しさも特徴です。花をつけるためには日光に十分当てる必要があります。しかし、日光に当てすぎると葉色が悪くなることもあるため、両立させるのは難しいかもしれません。
アロカシア・グリーンベルベット
『アロカシア・グリーンベルベット』は、1本の茎に対して1つだけ大きなハートの形の葉をつける品種です。サトイモ科の植物の独特なスタイルでしょう。
グリーンベルベットの名の通り、深いグリーンの葉のベルベットのような起毛感が特徴です。そこに白い太めの葉脈がくっきりと走っています。白と緑のコントラストで、葉脈が蛍光グリーンのように見えることもあります。
アカロシアは寒さに弱い品種ですが、グリーンベルベットは比較的寒さに強いため、丈夫で育てやすい品種です。
白い花が咲く観葉植物
観葉植物のなかには、葉だけでなく花を楽しめる品種のものもあります。なかでも、白く可憐な花を咲かせる品種には、どのようなものがあるのでしょうか。
スパティフィラム
熱帯アメリカが原産のスパティフィラムは、濃く鮮やかなグリーンの葉のなかに、ミズバショウのような真っ白な花を咲かせます。
実はこの白い花に見えるのは、花ではありません。『仏炎苞』というもので、中央の花部分『肉穂花序』を守るように、葉が変形したものなのです。
スパティフィラムの花は、5〜10月くらいに咲きます。仏炎苞が茶色に変化すると、中から種を取り出せるので、種から育ててみたい人はチャレンジしてはいかがでしょうか。花を咲かせたい場合は、3年程度の期間が必要になるようです。
コーヒーの木
コーヒー豆が収穫できるコーヒーの木は、観葉植物としても栽培されています。みずみずしい深い葉が生い茂る姿とは対照的に、日陰でも育てやすい品種です。