MENU

観葉植物が枯れた原因とは?よくある5つのケースの対策をご紹介

植物が枯れた原因は1つではありません。日照不足や乾燥、害虫などさまざまな要因が考えられるため、安易に肥料を与えるのは禁物です。よくある5つの原因とその対策法について解説します。肥料の与え方や枯れた植物の処分法も確認しておきましょう。

観葉植物が枯れたときはどうする?

観葉植物が枯れたときは、まず原因を突き止め、早めに対処することが必要です。一方で、植物には『休眠期』があるため、枯れたと勘違いする人も少なくありません。

植物が枯れる主な原因と、休眠期の見分け方をチェックしましょう。

原因を知ろう

根・葉・茎・土の状態をチェックして、植物が枯れた原因を明らかにさせましょう。病気や害虫の場合、他の鉢植えにも被害が広がってしまうため、原因解明は早ければ早いほどベターです。

  • 水不足による水切れ
  • エアコンの風などによる乾燥
  • 直射日光による葉焼け
  • 日照不足
  • 不適切な温度環境(高温・低温)
  • 根詰まり・根腐れ
  • 害虫・病気・カビ

このように、植物が枯れる原因は1つではありません。その多くが、管理不足、または知識不足によるものといえます。

植物は自生地や原産国によって最適な環境が異なります。特性を知り、正しい育て方・管理方法を学ぶところからはじめましょう。

枯れたまま放置は風水的に良くない

枯れた植物は、迅速に処理しなければなりません。衛生上の理由もありますが、風水における『運気ダウン』に繋がるためです。特に、健康運が低下し、怪我や病気が増えるといわれています。

また、玄関に枯れた鉢植えがあると、良い気が入ってくるのを妨げてしまうとも言われています。空間の中に『よどみ』を作らないためにも、早めの処理を心がけましょう。

休眠で枯れたように見えている可能性も

観葉植物には、成長スピードが速くなり、養分や水をたっぷり必要とする『生育期』と、成長が緩慢になり、水をほとんど必要としない『休眠期』があるのを知っていますか?

気温が低くなる冬は成長がストップし、植物によっては枯れたように見えるケースもあります。

たとえば、『アロカシア』は、熱帯アジアからオーストラリアに自生するサトイモ科クワズイモ属の観葉植物です。その中でも褐色の葉を持つ『ロカシア・クプレア』は、地下に塊茎ができ、冬の休眠期は地上部が枯れた状態になります。

暖かくなると息を吹き返したように成長をはじめるので、肥料を与えたり、処分したりする必要はありません。

根の様子や植物の特徴で判断

休眠期か、枯れているのかを見分ける方法は2つあります。

1つは植物を鉢植えから抜き、根の様子を見ることです。休眠期の根は健康なのでみずみずしさがありますが、枯れた植物の根は、カラカラに乾いていたり、黒ずんでいたり、悪臭を放っていたりします

もう1つは、植物の枝を折り、中の乾燥具合を確かめる方法です。生きていればしなやかな弾力がありますが、枯れた枝は乾いた音を立てて、ポキッと折れてしまいます

木の幹に少し傷をつけ、樹皮の内側の色を確認するのもよいでしょう。生きている木は樹皮の中が薄い緑色をしています。

日照不足や葉焼けの場合

植物の多くは日当たりの良い環境を好みます。耐陰性のある種類でも、玄関やトイレなどの日が当たらない場所に置いておくと、日照不足で株が弱くなるでしょう。

日照不足や葉焼けなどで枯れた植物への対処法を説明します。

枯れた葉、枯れた枝をカット

直射日光による葉焼けや日照不足で黄色く枯れた葉は、いくら水を与えても、元の青々とした葉には戻りません。そのままにしておくと見栄えが悪いので、枯れた葉や枝は元からカットしてしまいましょう。

特に、アジアンタムなどの繊細なシダ植物は、直射日光に与ると葉も茎もチリチリになってしまいます。枯れた部分は根元を数cm残して切り落とし、新しい芽が生えてくるのを待ちましょう。

育てる環境を見直す

枯れた部分をいくらカットしても、育てる環境を見直さなければ問題は繰り返されます。葉のトラブルは『置き場所』が間違っている可能性が大です。

葉が黄色くしぼみ、だらりと垂れ下がってくるのは『日照不足』のサインです。観葉植物の多くは、室内でも生育できる耐陰性を備えていますが、日光が不十分だと光合成ができず株が貧弱になります。

直射日光の当たらないレースカーテンごしの明るい日陰に置くか、1日に数時間の日光浴を行ってください。

また、育てる環境を大きく変えるときは、急に移動させず、徐々に慣らしていくのが基本です。

根詰まりの場合

『根詰まり』は観葉植物に多いトラブルの1つです。鉢の中が根でパンパンになり、これ以上、余分なスペースがない状態を指します。

根の状態は外側からは見えないですが、必ず兆候があらわれるので、見逃さないようにしましょう。

鉢の裏側をチェック

観葉植物は、1~2年に1回の植え替えが基本ですが、品種によって、成長速度は大きく異なります。

まずは、鉢の裏側をチェックしてみましょう。鉢穴から根が伸びていたら根が張っている証拠です。以下のサインも見逃さないようにしましょう。

  • 鉢植えが小さく、よく倒れる
  • 土に水が浸透しにくい・乾燥しやすい
  • 葉色が悪い・元気がない
  • 鉢の土が盛り上がってきた

土の中が根でぎゅうぎゅうになっていると、酸素や水の通り道となる空間がなくなっていきます。与えた水が土に浸透しないだけでなく、根が呼吸困難に陥ってしまうでしょう。

今より大きめの鉢に植え替える

根詰まりを解消する方法は、鉢の植え替えです。今より一回り大きな鉢と、新しい土を用意しましょう。

植え替えをする時期は、植物の生育期にあたる5~9月頃が理想です。気温が15℃以上の温かい日を選び、根を傷つけないように慎重に行います。

土質は時間が経つごとに劣化し、水はけが悪くなります。植え替え時は土を一新するか、『土壌改良材』を使って質を改善させましょう。

根腐れの場合

根は植物の生命線です。根が腐ってしまうと、全体に栄養が行き渡らなくなり、すぐに枯れてしまうでしょう。根腐れは、土が常に湿った状態であることに起因しています。

1 2 3
よかったらシェアしてね!