観葉植物をおしゃれに水槽で育てよう。アクアテラリウムに挑戦
水位10cmの浅底のものから、深めのものまでバリエーションが多く、あらゆるレイアウトにも対応できるのが魅力でしょう。
また、アクアシステムの『クリスタルテラ』は、前面がロータイプになっていて、緑が迫ってくるような開放的なレイアウトが楽しめます。
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材料や道具を用意しよう
水槽のサイズが決まったら、早速、アクアテラリウムをつくる準備をはじめましょう。アクアテラリウムに使う道具のいくつかは、専門店やホームセンターなどで購入する必要があります。
お好みの植物、流木、砂利など
まず、揃えておきたいのが、アクアテラリウムのメインとなるレイアウト素材です。好みの観葉植物のほか、流木・コケ・石・水草・床砂(砂利・砂・ソイル)などがあるよいでしょう。
拾ってきた流木は水につけて『あく抜き』を行います。この作業を怠ると水槽の中に入れたときに、水が茶色く濁る恐れがあるので要注意です。
陸部分と水部分をきっちりと分けるには、大きめの石があると便利でしょう。コケはホームセンターや通販などで購入できます。
水槽の下に敷く床砂はさまざまなものがありますが、水質を綺麗に保ってくれるソイルがおすすめです。
水温計などの道具
次に、アクアテラリウムを作るための道具を準備しましょう。
- 水温計
- 水質チェッカー
- 濾過装置(フィルター)
- 照明器具
- 水草用ピンセット・バケツ・はさみ・スコップ
植物と生物にとって適切な温度・水質をチェックする道具は必要です。大きめの水槽を使う場合は、照明器具があると素敵な演出ができるでしょう。
濾過装置は色々な種類があるので、後ほど詳しく説明します。
また、生き物の飼育をする場合は、水道水のカルキを抜く『カルキ抜き』や、冬の温度を保つための『ヒーター』があると便利です。
どんな植物が向いている?
日当たりや乾燥を好み、且つどんどん大きく成長する植物は、アクアテラリウムには不向きです。アクアテラリウムに使える植物の条件とおすすめの種類を紹介します。
人気の観葉植物 ポトス、ガジュマルなど
水槽内は常に湿気が多い状態になります。夏場は室内の気温が上昇すると、水槽内は高温多湿になるでしょう。
アクアテラリウムに適しているのは、亜熱帯や熱帯地域のジャングルなどに生息する観葉植物です。ガジュマルやポトスなど、耐陰性が高く、湿潤な環境を好むものを選びましょう。
沖縄や屋久島などに生息する『ガジュマル』は、絡まるように伸びる大きな気根が特徴的で、アクアテラリウムのメインオブジェとして高い人気があります。
東南アジアが原産の『ポトス』もアクアテラリウムとの相性は抜群で、陸部分に這わせたり、水部分で水耕栽培をしたりしてさまざまなレイアウトが楽しめるでしょう。ツルを伸ばすので、こまめな剪定が必要です。
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おすすめのコケ類
コケ類はアクアテラリウムに最も適する植物の1つです。バリエーションが豊富なので、コケ選びをするだけでも楽しいでしょう。
たとえば、水草の一種である『ウィローモス』は鮮やかな美しいグリーンが特徴的で、水槽内に安らぎをもたらしてくれるでしょう。細長く繊細な葉は、流木や石に活着させて水辺の風景をつくるのに重宝します。
また、コケの定番といわれる『スギゴケ』は、小さなスギの木のような形がユニークで、レイアウトに立体感を与えてくれます。乾燥に弱いので、湿潤な環境をキープしましょう。
おすすめのシダ類
湿気のある環境を好み、耐陰性の高いシダ類は、アクアテラリウムに欠かせない植物です。
『タマシダ』は、湿気にも乾燥にも強い丈夫な種類で、どんな環境でもすくすくと育つ生命力を持っています。
羽状に広がる繊細な葉が特徴的で、空間に涼しげで落ち着いた雰囲気をもたらしてくれるでしょう。葉水をするとより美しく育ちます。根が水に浸っていても問題はないですが、水切れには注意してください。
また、青々とした葉に銀色の毛に覆われた茎を持つ『トキワシノブ』はも、アクアテラリウムに人気のシダ類です。
盆栽にもよく用いられ、アイディア次第では和の雰囲気が演出できますよ。コルクやヘゴ板、流木などに活着させるのもおすすめです。
アクアテラリウムの作り方
素材や道具が揃ったら、アクアテラリウムの制作にとりかかりましょう。まず基礎となる土台を整えてから、陸部分、水中部分をつくっていきます。
土台作り
水槽の底に床砂やソイルを敷く前に、プラスチック製のダンボール板(プラダン)や薄型の発泡スチロール板、底面式フィルターなどを敷いて、水槽が割れるのを防ぎましょう。
ソイルや床砂は、綺麗に洗っておくと水の濁りが防げます。ソイルを敷いた後は、流木や石などの大きめのものから配置していきましょう。
素材同士の大きさやバランスなどを見ながらレイアウトし、動きやすいときはネジなどで固定してください。
植物を配置
土台組みが完成したら植物を配置します。水中に土が落ちると濁るので、用土には、ハイドロカルチャー用の植え込み材や、水洗いした赤玉土などを使うとよいでしょう。
植物は、生態環境が類似するものを近くに配置すると水やりや手入れの管理が楽です。一方、視覚的には、色や形が似たものを並べると、変化に乏しい単調な印象になるでしょう。