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観葉植物をはじめて育てる方へ。上手な育て方と種類別おすすめ10選

肥料の量が多すぎると、根が肥料を吸収しきれず、土からの水分では足りなくなってしまいます。根の水分がどんどん奪われてしまうのです。そうなると、観葉植物全体の水分が失われていき、結果、枯れてしまうことに繋がります。

肥料は必ず適量を守り、適したタイミングで与えるようにましょう。

混ぜて使用しない

効果がありそうという目的でも、別の肥料同士を掛け合わせて相乗効果を狙うのはやめましょう。肥料には基本的に化学物質が含まれているため、違うものが掛け合わさると化学反応を起こす場合があり、とても危険です。

弱った観葉植物には逆効果

見るからに観葉植物の元気がない場合、肥料を与えたくなってしまいます。ですが、逆効果となる場合も多いので、注意が必要です。まずは、観葉植物の元気がない原因を考える必要があります。

育つのに必要な要素である『日当たり』『水やり』『風通し』が適切に行われているか、まずは見直しましょう。日光不足や水分不足が原因の場合は、肥料で過剰に栄養を与えすぎると、水分バランスが崩れきちんと栄養を吸収できなくなります。

元気がない原因がわからない場合は、購入した店舗に連絡し観葉植物の状態を相談することで、適切なアドバイスをもらえることがあります。

肥料を与えるタイミングは?

多くの観葉植物の休眠時期は冬です。休眠時期には、水分や栄養をほとんど吸収しなくなります。寒くなったら、肥料を与えるのは控えましょう。

上記は季節としての大きなタイミングですが、さらに肥料を与える細かいタイミングがあります。

追肥のタイミング

観葉植物の栄養補給には、植え替えなどで事前に与える「元肥」と、その育ちに応じて必要な栄養を追加で与える「追肥」の2つがあります。追肥のタイミングは、肥料の種類によって異なります。

固形タイプの場合は、観葉植物の育成がはじまる春先から2カ月に1回のペースで、土の上に置きましょう。秋になったら、固形肥料を取り除きます

液体タイプや水に溶かす粉末タイプの場合は、栄養を必要とする夏がメインです。2週間に1、2回のペースで水やりの際に肥料を与えると、元気に育つでしょう。秋になったら、規定の濃度を半分ほどに薄め、2週間に1回など、少しペースダウンして与えます。

ただし、この頻度はあくまでも目安です。実際に与える際は、肥料本体に記載されている使い方を参照し、規定量を与えるようにしましょう。

観葉植物が枯れる原因と対処方法

お手入れが楽な観葉植物ですが、それをいいことについ放置しすぎてしまい、気づいたら枯れていた…というケースもあるようです。こうならないためにも、枯れてしまう原因を知っておき、普段から対策をしておきましょう。

乾燥によって枯れる

水やりの回数があまりにも少なかったり、1度の水やりの量が少なすぎたりすると、観葉植物は乾燥して、最終的には枯れてしまいます。土の部分に少し触れてみて乾いていると感じたら、その都度たっぷりと水をあげましょう。

上述したように、水やりの適量は、『鉢の底から少し水があふれてくるくらい』です。頻度や量は、置かれている環境や観葉植物の種類、季節によっても異なります。

まだリズムがつかめない置いたばかりのうちは、特に土の湿り具合を気にかけておくと良いでしょう。慣れてくると、どれくらいの頻度で水をあげるといいのかがわかってきます。水やりだけでなく、葉に霧吹きで水をあげる「葉水」もしておきましょう。

また、エアコンの風にも気をつけ必要があります。空気の乾燥しすぎや温度差が、枯れる原因となることもあるのです。冬場は特に注意しましょう。

日光が不足している

観葉植物は室内で育てるのに適しているとはいえ、あくまで『植物』です。いくら明るくても室内の照明では、光合成ができず生きていけません。

日光に当たらないと次第にやせ細っていき、最終的には枯れてしまいます。必ず窓際に置き、日光が当たる場所で育てましょう。

直射日光を浴びている

日光に当てるのは大切ですが、直接日光を浴びすぎると『葉焼け』を起こし、最終的には枯れてしまいます。葉焼けとは、強すぎる直射日光によって葉が枯れてしまうことです。

室内でも直接日の当たる場所では葉焼けが起こる可能性があります。特に、夏場の日差しが強い日は、意識的にレースカーテンやすりガラス越しなど、直射日光が遮られる環境に置きましょう。

根が腐る、つまっている

受け皿の水が多すぎて観葉植物が吸水しきれず、ずっと溜まった状態が続くと、鉢の中が湿った状態が続き、根が腐ってしまいます。

そのまま放置すると最終的には枯れてしまうので、定期的に受け皿をチェックし、水が溜まっていたらすぐに捨てましょう

根づまりは、根が成長しすぎて鉢いっぱいになってしまう状態のことです。水はけが悪かったり、鉢の底から根が飛び出ていたりしたら、根づまりの可能性があります。そうなると水や栄養が不足し、枯れてしまうのです。

根づまりを引き起こさないためには、一回り大きな鉢への植え替えをしましょう。植え替えについては、詳しく後述します。

カビ・害虫が発生している

観葉植物には、土壌にカビが生えたり、害虫がついたりすることもあります。主なもので、「灰色かび病」や「すす病」です。

「灰色かび病」は、湿度が高いと発生しやすいので、風通しを良くすることが大切と言えます。

「すす病」はカビの一種で、ハダニやカイガラムシがつくと発生しやすくなる病気です。風通しのいい場所に置き、霧吹きで葉に水を定期的に与えてあげることで、このような病害虫を予防することができます。

残念ながら枯れてしまった場合は処分が必要です。こちらの記事にまとめていますので、ご一読ください。

寒い冬はどのように管理する?

観葉植物は、季節によって水やりの量やタイミング、温度管理などが変わってきます。特に観葉植物は、暖かい地域で育つのものが多いので、寒さが苦手な品種も多いです。

冬の間に枯らさないようにするための、管理のポイントを見ていきましょう。

水の与えすぎに注意

気温が低くなるにつれて、土が乾きづらくなります。根の活動も鈍くなるので、あまり水を吸わなくなるのです。そのため、土に水分がありすぎると根腐れの原因となります。水の与えすぎには注意しましょう。

冬は夏に比べると、水をあげる頻度は低くて良いと言えます。ただし、水分が足りない状態でも枯れてしまうので、土の湿り具合を、日頃からよく観察することが大切です。

温度管理は大切

観葉植物は、比較的寒さに強い品種が多くあります。とはいえ、外や窓際などは冬に冷え込むこともありますので、小さい観葉植物であれば、部屋の中央などに移動させるのも寒さ対策の1つです。

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