観葉植物をはじめて育てる方へ。上手な育て方と種類別おすすめ10選
このとき、暖房の風に気をつける必要があります。風が乾燥の原因となったり、温度差がありすぎたりするのは、観葉植物にとって良い環境ではありません。冷え込みすぎない室内で、温度の変化があまりない状態で育ててあげるのが良いでしょう。
冬でも日光は必要不可欠
冬場はどうしても、部屋に日の入る時間が短くなります。しかし、観葉植物が生きていくためには、日光は必要不可欠です。
気温が冷え込む早朝や晩を避け、日がのぼっている時間帯は、積極的に窓際に置いて日光を浴びさせてあげるようにしましょう。
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観葉植物に必要な植え替え作業
観葉植物を購入し、そのまま数年置いておくという人も多いのではないでしょうか?しかし、大きく育てるには、定期的に植え替えをしてあげることが有効です。種類にもよりますが、1~2年に1回ほどの頻度で植え替えが必要となってきます。
植え替えに適したタイミングは?
植え替えをすべきタイミングなのかどうか、なかなか判断が難しいと考える方も多いかもしれません。植え替えのタイミングを見極めるポイントがあります。
ポイントは鉢底です。穴から根が出てきてしまっているような状態は、根がつまって水や栄養を吸収できなくなっているサインと言えます。一回り大きな鉢に植え替えをするべきタイミングです。
また、水やりをしていても水を吸い込まない場合も、植え替えのタイミングと考えられます。土が固くなっているのが原因なので、生育環境のリセットをしてあげましょう。
これらの状態が見られないとしても、2~3年そのままの状態であれば、植え替えすることが望ましいです。環境をリセットすることで、観葉植物が水分や影響を適切に吸収できるようになり、よりすくすくと育っていきます。
植え替えは土と鉢が重要
植え替えの際に重要となってくるのが、『土』と『鉢』です。
土は、必ず未使用のものを使います。市販されている観葉植物専用のものが使用しやすいです。種類が色々とあるので迷うかもしれませんが、今までの土と同じものであると、観葉植物にとって負担が少なくすみます。
鉢は、今までのものより一回りから二回り大きいものを用意しましょう。ただし、大きすぎるものはNGです。根に適切に栄養を行き届けることができなくなります。
観葉植物の大きさに合わせて、少しずつ鉢のサイズをアップさせながら、大きく成長させるのが上手に育てるポイントです。
正しい植え替え方法
難しそうな植え替えですが、正しい手順を知るとそれほど難しくないことがわかるでしょう。以下の順番で、植え替えをしていきます。
- 水やりを控えて、土を乾燥させた状態にします
- 株元を持って、古い鉢から根を抜きます
- 根についた土を手でほぐし、落とします。土が固い場合は無理に落とさなくてもOKです。根の先端が痛んでいる場合は、ハサミでカットしましょう
- 新しい鉢に『鉢底ネット』『軽石』の順に敷きます。量の目安は、鉢の深さの1/5〜1/6程度です。その上に土を1/3〜1/2ほどまで入れます
- 苗を鉢の中心に置きし、土を足します。このとき、根元が鉢の縁から3〜4cm下にくるよう高さを調整しましょう。肥料は観葉植物用の土に含まれているので不要です。隙間なく土を入れて固定します
伸びてきた葉や枝の剪定方法
剪定とは、伸びすぎた葉や枝を切り落として、見た目を整える作業です。観葉植物を長く育てていく上で、正しい方法での剪定は重要なポイントと言えます。
その理由は、ぎっしりと生い茂った葉や枝を剪定すると風通しが良くなり、病害虫を防いでくれるからです。養分が必要な場所に行きわたりやすくなり、成長しやすくなります。
ただし、剪定が不向きな品種もあるので、剪定するべきか品種の特徴を確認しておきましょう。
剪定に適した時期
春から夏にかけての、観葉植物自体が成長する季節に行いましょう。この時期に行うことで、新芽に栄養が行きやすくなり、成長を促します。冬に剪定すると、新芽が出てこなくなってしまう場合がありますので、避けた方が安心です。
また、枝を切る場合は切り口から雑菌や害虫が入りやすいので、晴れて乾燥した日に行いましょう。
剪定方法と注意すること
剪定する場所は、そこまで難しく考える必要はありません。伸びすぎている部分をカットしていきます。
ただし、気をつけたい箇所があります。幹や枝の途中で小さく膨れている「成長点」です。ここは残しつつ、成長点の少し上を切るようにしましょう。
また、園芸用の手袋を使うなどして、清潔な手で行うことも大切です。ハサミは園芸専用のものを使い、火であぶるなどして消毒してから行いましょう。不衛生なハサミの使用は、切り口から雑菌が入ってしまう原因になります。
剪定後はケアが必要
剪定を終えたら、切り口に『癒合剤』を塗ります。癒合剤は、園芸コーナーなどで購入可能です。処置しておくと細菌が入りにくくなり、乾燥を防ぎます。
その後は日光に当てて、新芽の成長を促しましょう。このときに、直射日光に当てすぎないように注意することも重要です。
ココがポイント、観葉植物の選び方
観葉植物を育てるにあたり知っておくべき知識を一通り学んだら、実際にどんな観葉植物を部屋に置くか考えていきましょう。
数ある品種の中から、どんなものを選ぶかは、もちろん見た目の好みが第一です。ですが、置く場所の環境に適しているものを選ぶことで、長く元気に育てられます。
置く場所を決める
まず、観葉植物を育てる上で重要なのは、『どこに置くか』ということです。観葉植物はさまざまな場所で楽しめます。そのため、はじめに置き場所を決めてから品種を選ぶのも選び方の1つです。
例えば、リビングや寝室、そして玄関やトイレが置く場所に挙げられます。前者に比べると後者の方が日当たりが良くない傾向があるでしょう。そうしたとき、より耐陰性の優れた品種を選んだ方が育てやすいです。
日頃の管理のしやすさも考えて、置く場所に適した特徴を持つ品種を選びましょう。
大きくなることも考えて
買ったときの状態だけでなく、大きく成長することを見越した置き場所選びも大切です。
観葉植物は、上に向かって成長する種類と、下に向かって成長する種類の2つがあります。成長のスピードなども種類によって異なるので、販売店で相談しながら判断すると良いでしょう。
日当たりを確認
置きたい観葉植物を決めている場合、それが置く場所に適しているかも大切です。
置きたい観葉植物があまり耐陰性が高くないタイプなのに、日当たりが良くない場所に置くと枯れてしまうこともあります。そういった品種の場合には、常に日光が入る場所を確保してあげた方が良いでしょう。