サボテンの種類・品種一覧!名前と品種別の特徴や見分け方
月下美人の神秘性に魅力を感じる人は、育ててみてはいかがでしょうか。
サボテンの選び方とポイント
せっかくサボテンを育てるなら、少しでも長く楽しみたいですよね。サボテンは最初の株選びが重要です。大きさや状態、形などをよく確認し、枯れにくく丈夫なサボテンを選びましょう。
選び方その1:購入時の状態で選ぶ
一見同じように見えるサボテンでも、よく観察するとコンディションに差があることが分かります。サボテンに傷がないか、とげに元気はあるか、色はきれいかなど、じっくりチェックしてみましょう。サボテンの状態は育てやすさに影響するため、購入時に見極めることが大切です。
また害虫がついていないかどうかも非常に重要です。乾燥しすぎていると、ダニやカイガラムシが発生することがあります。サボテンは虫がつきやすく、対処が遅れると繁殖してしまい大変です。購入時には害虫のついていない健康な株を選ぶようにしましょう。
選び方その2:置き場所に合わせたサイズ
サボテンは、品種ごとにサイズが大きく異なります。小さいサボテンであれば、机の上で十分育てられますが、大きなものであれば、スペースが必要です。
ただ、サボテンはどんな場所でもきちんと生育するかというと、そうではありません。たとえば、寒さに弱い品種であれば、冬に屋外に置いていたものを室内に移動させる可能性もあります。このように、サボテンが生育しやすい環境を考慮し、置き場所があるかどうか検討する必要があります。
置くスペースが少ないという人は、できるだけ手間いらずで育てやすい品種を選ぶのがいいでしょう。サボテンの中には日当たりや寒暖差の影響を受けにくい品種もあるので、チェックしてみてください。
選び方その3:好みの形・デザインをチェック
サボテンは2000種類以上存在し、非常にバラエティーに富んでいる植物です。せっかくサボテンを育てるのであれば、好みの形やデザインも踏まえて品種を選んでみましょう。
サイズは手のひらサイズから、大きく成長するものまであるので、インテリアとして買う場合はお部屋の広さに応じて決めてみましょう。形も丸っこいもの、細長いものなど様々です。他にも、とげの生え方や花の色など、サボテンを選ぶ際の決め手となるポイントがたくさんあるでしょう。
サボテンの形は一つひとつ個性があります。ぜひ、自分の好みの種類を見つけてみてくださいね。
サボテンの育て方とコツ
サボテンは他の植物と比べると育てやすい植物と言われています。しかし、「サボテンは何もしなくても育つ」という認識は間違いで、正しいサボテンの育て方を知らないと枯らしてしまうことになりかねません。サボテンの栽培を始める前に、適切な育て方について知っておきましょう。
育て方のコツ1:風通し、日当たりのよい場所に置く
サボテンはもともと乾燥した土地で育っていた植物です。そのため、日当たりと風通しがよい場所を好みます。室内であれば、日が入りやすい南向きなどの窓などに置きましょう。
ただし、強い直射日光を当て続けると日焼けをしてしまうので、注意が必要です。日差しの強い真夏日は、レースのカーテンごしに光を当てるなど工夫してみましょう。
育て方のコツ2:温度管理が大切
サボテンは寒い場所が得意ではありません。とはいえ、無理に暖房を使用して室内を暖かくする必要はなく、5度を下回る寒い日であれば、室内で管理するのがおすすめです。冬の昼間は、室内の日当たりがよい窓辺に置いてあげるとよいでしょう。ただし、夜は窓辺に置くと気温が低く、危険なため、窓から離れた場所で管理します。
サボテンは品種によって寒暖差の強さが異なります。寒さに強い品種の中には、0度の寒さに耐えられるものもあります。品種に応じた温度管理を心がけましょう。
また、サボテンは冬に花をつける性質のものが多いです。夏と冬の温度差が少ないと、花が咲かない可能性があるので注意しましょう。
育て方のコツ3:季節に合わせた水やり
サボテンの水やりは、季節によって適切な量や時間帯が変わります。
春と秋は『午前中』がベストです。土が乾いていることを確認したら、鉢底から水が流れるくらいの量を与えてください。
夏は、気温が下がる『夕方~夜間』に水を与えましょう。気温の高い時間帯に水やりをすると、地面の水が蒸発して、サボテンの株に悪影響があります。
冬はサボテンが休眠期に入るため、水自体をそれほど必要としません。土が乾いていたら、『月に1回程度』水をあげてもいいでしょう。寒い日に水を与えると根が腐ってしまう恐れがあるので、なるべく暖かい日に行ってください。水は冷たすぎるとサボテンを傷める原因になるため、15度くらいの水を与えるのが理想です。
まとめ
サボテンは手軽に緑を取り入れられることから、インテリアとして楽しむ人が急増しています。サイズや形もバリエーションに富んでおり、ポピュラーなとげとげの品種だけでなく、とげが柔らかいデザインや、とげの無いツルツルしたものまであり、非常にユニークな植物です。
初心者でも育てやすく、手間いらずなところも嬉しいですね。サボテンはホームセンターや100円ショップでも手に入れることができます。ぜひ、自分の好みの形やデザインを見つけて、育ててみてください。