サンスベリアの特徴まとめ|種類・育て方・手入れ方法・花言葉・風水も
春や夏は、土の表面が乾燥しているのを確認したら、その日から4~5日後に水をやります。受け皿に水がたまるくらいたっぷりと注ぎましょう。
一方秋は、土の表面が乾燥してから7~10日後の水やりがベターです。このときも水をたっぷりと注ぎます。
ただし、いずれの季節でも受け皿にたまった水はすぐに捨てるようにしましょう。サンスベリアは湿気に弱いため、受け皿の水が原因で根腐れしてしまう恐れがあります。
肥料は成長期にだけ与える
サンスベリアの成長期は、春から秋にかけてです。この時期にしっかり肥料をやると、冬の寒さにも負けない強い株になります。
緩効性の固形肥料を月に1度の割合で与えたり、液体肥料を半月に1度の割合で与えたりするとよいでしょう。
冬の管理には要注意!
一般的に、サンスベリアは冬になると休眠状態になります。水や栄養を吸収しなくなるため、冬に水やりをしたり肥料を与えたりするのは避けるのがベターです。
屋外でサンスベリアを育てている場合、日中温度が15度以下になったら屋内に移動させる必要があります。日当たりのよい場所に置き、しっかりと日に当ててあげましょう。
ただし、窓際にサンスベリアを置くときは、置きっぱなしは厳禁です。夜になると、窓からの冷気でサンスベリアが冷えてしまいます。
日が沈んだらサンスベリアを窓辺から離し、暖かい場所に移動させましょう。
サンスベリアの植え替え方法と必要な作業
鉢栽培を行っていれば、どんな植物でも植え替えは必要です。育てやすいといわれるサンスベリアについても、例外ではありません。
サンスベリアの植え替えはどのようなタイミング・手順で行うべきなのでしょうか。サンスベリアの植え替えについて紹介します。
2年に1度は行おう
観葉植物の中でも、サンスベリアは成長が早い植物です。鉢植えでサンスベリアを育てているなら、2年も経てば植え替えが必要となるでしょう。
植え替えが必要かどうかは、鉢の底穴を見ると分かります。もしも根が出ていれば根づまりしている可能性があります。このままでは栄養分や水分が十分に吸収できないため、早急な植え替えが必要です。
ただし、サンスベリアが休眠状態になる冬期の植え替えはおすすめできません。根のチェックは5~6月か10月ごろに行い、植え替えもこの時期にしましょう。
植え替えの手順
実際にサンスベリアを植え替える歳は、まず以下のものを準備しましょう。
- 使用中のものより一回り大きめの鉢
- 棒
- 土入れ
- 鉢底石
- 鉢底ネット
- 土
必要なものがそろったら、サンスベリアを鉢から出して新しく植え替えます。
- 新しい鉢の底に鉢底ネットを敷く
- 1/5~1/6程度まで鉢底石を入れる
- 新しい土を1/3程度まで入れる
- 古い鉢からサンスベリアを引き抜く
- 根の周りをほぐして土を落とす
- サンスベリアを新しい鉢に入れる
- 新しい土をさらに足す
- 土に棒を入れて根を広げ、なじませる
サンスベリアを新しい鉢に植え替えたら、すぐにたっぷりと水をやりましょう。根に水を与える必要があるので、根をめがけて水やりするのがポイントです。
サンスベリアを自宅で増やす方法
観葉植物を増やしたいときは、葉から増やしたり根を切り分けて増やしたりする方法が一般的です。サンスベリアはどちらの方法でも増やせるので「もっと育ててみたい」と思ったらぜひチャレンジしてみましょう。
自宅でサンスベリアを増やせる『葉挿し』『株分け』の方法を紹介します。
葉挿しのやり方
葉挿しとは、切り取った葉っぱを土に植えて新しい苗を作る増やし方です。サンスベリアをこの方法で増やす場合は、サンスベリアがよく育つ5〜8月中に行いましょう。
葉挿しをするときは、まず長く伸びたサンスベリアの葉を数本取り、それをさらに5~10cm程度に切り分けておきます。切り口はしっかりと乾燥させ、上下が分かるようにしておきましょう。
そして次の手順で切り取った葉を土に挿していきます。
- 切り取った葉を、上下を確かめて川砂または赤玉土に挿し、日陰に置いておく
- 葉から2~3枚芽が出たら、鉢底ネットと鉢底石を入れた鉢に8分目まで土を入れる
- 土を水でたっぷりと湿らせ、葉を植える
このとき注意したいのが『切り取った葉から新しい芽が出るまで、土を乾燥させないようにすること』です。土が常に湿った状態になるよう、小まめに水をあげましょう。
株分けのやり方
一方、サンスベリアの株分けは、子株(こかぶ)と呼ばれる小さな細い根を切り分けて行うのが一般的です。
株分けするときはサンスベリアを鉢から引き抜き、子株をハサミなどで切り分けましょう。そしてそのまま半日程度置き、切り口を乾燥させます。実際に鉢に植えるのはこの後です。
- 新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を入れる
- 鉢の1/2〜2/3まで土を入れる
- サンスベリアの子株を入れる
- 支柱を立てて葉と結び付ける
- 新しく芽が生えてきたら植え替える
株分けをしたあとは、寒さを避けて日光によく当て、適度に水やりを行いましょう。
サンスベリアの風水効果で運気アップ?
運気を上げるための方法の一つとしてよく紹介されるのが『部屋に観葉植物を置くこと』です。
観葉植物には、自然のエネルギーやパワーが備わっているといわれます。これを日々の生活環境に取り入れることが、よい気の流れにつながるのだそうです。
サンスベリアを置いた場合、風水的によい効果が期待できるのでしょうか。最後に、風水効果について見ていきましょう。
風水の効果
サンスベリアの特徴の一つである『尖った葉先』は風水的によいといわれています。
一般に、葉先の尖った観葉植物は『成長や成功につながる鋭い気を放っている』といわれ、加えて『悪い気の侵入を防ぐ効果も期待できる』ため、邪気払いや魔除けの効果があるとも考えられているのです。
開運・運気アップが気になっている人は、サンスベリアを積極的に家庭内に置いてみるとよいかもしれません。
置く場所
風水的な効果が気になる場合、サンスベリアのおすすめの設置場所は『玄関』『トイレ』『リビング』などです。