ロゼット葉とは?代表的な植物と特徴をまとめて解説
草丈は50~150cmくらいになり、葉の両面に微細な毛が生えていることが特徴です。秋に芽吹き、冬を越して初夏に茎を伸ばし、夏~秋に白や薄い紫色の花を咲かせます。
1株あたり4万個以上の種を作り『繁殖力が旺盛』なので、花壇や農地に生えた場合は駆除の対象となることが少なくありません。
よく似た植物に「ハルジオン」があります。ヒメジョオンとの違いは、春から夏にかけて花を咲かせる点や、茎の内部が空洞になっているところなどです。
ヒメムカシヨモギ
北アメリカ原産で、世界中に分布しています。日本には明治期に入ってきました。北海道から沖縄まで、幅広い地域で見られます。
ロゼットの状態で越冬後に開花して種を残し、翌年には枯れる「二年草」です。成長すると1~2mの高さになり、茎の上部で円錐状にたくさんの花を咲かせます。
明治草(メイジソウ)、鉄道草(テツドウグサ)などの別名があり、道端や荒れ地などでも旺盛に生育している姿を見かけるでしょう。
まとめ
ロゼットは、放射線状に広がって生える葉の形状を指します。水平方向から見ると、丸い形をしていることが特徴です。エネルギーを節約しながら効率良く光合成できる形なため、越冬時や株の成長が未熟な間に『ロゼット葉を展開』する植物も少なくありません。
代表的なロゼット葉の植物は、セイヨウタンポポやハルジョオンなどです。どちらも非常に繁殖力が強い植物なので、空地や道路の脇などで見つけられます。