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オリヅルランとは?花の特徴・花言葉・育て方・手入れ方法を紹介!

オリヅルランは、観葉植物としても人気です。種類も多く、観賞用として楽しめるので広く普及している植物です。オリヅルランには空気を浄化する働きがあります。オリヅルランの特徴や育て方、増やし方などを詳しく紹介します。

オリヅルランとはどんな花?

オリヅルランとはどんな花?

オリヅルランは、「蘭」の言葉が入っていますが、斑が入った観葉植物として親しまれている花です。涼しげな葉が印象的ですが、小さな花も咲かせます。飾り方もいろいろ楽しめて、部屋の中を明るくナチュラルな雰囲気にしてくれるオリヅルラン。空気清浄効果もあるので、ぜひ家に一つは飾っておきたいですね。観賞用の種類もいくつかあるので、気に入ったものを選びましょう。

オリヅルランの基本情報

オリヅルランの基本情報

オリヅルランの基本情報を見ていきましょう。観葉植物というと、温暖な気候を好み暖かな部屋の中で育てる種類が多いイメージですが、オリヅルランは耐寒性があるので関東より南の地域では屋外で越冬させることもできます。暑さにも強いので、観葉植物の中でも育てやすい種類といえるでしょう。オリヅルランは、初めて観葉植物を育てる人にもおすすめです。

科・属

オリヅルランは、キジカクシ科のオリヅルラン属の植物です。名前に蘭が入っていますが、ラン科の植物ではありません。キジカクシ科の植物には、アガベなどの多肉植物やアスパラガスなどの野菜もあります。またスズランや幸福の木として知られるドラセナ・フラグランスなどもキジカクシ科です。オリヅルランも、空気中のホルムアルデヒドを吸収して浄化する働きがあり、縁起のいい植物として知られていて人気があります。

和名

オリヅルランの和名は、「折鶴蘭(オリヅルラン)」です。折鶴の名前がついているのは、匍匐した茎であるランナーが伸びた子株の姿が折鶴ぶら下げている様子に似ているためつけられたそうです。確かにオリヅルランの斑入りの薄い緑のランナーが弧を描くように伸びた姿は、折鶴のつばさを広げた姿をイメージさせますね。

英名

オリヅルランの英名は、「Spider plant(スパイダープラント)」です。スパイダーは蜘蛛ですね。オリヅルランの、葉が放射状に伸びている姿が蜘蛛のように見えることから、英名はSpider plantがつけられたようです。

学名

オリヅルランの学名は、「Chlorophytum(クロロフィツム)」です。Chlorophytumには、緑色の植物という意味があります。

花の色

オリヅルランは観葉植物の一種ですが、春から夏にかけて花を咲かせます。花は小さくて白い花です。ランナーの節からひっそりと花を咲かせるので、目立ちにくいですがとても可愛らしい姿をしています。多年草なので毎年春から夏にかけては、オリヅルランの葉だけではなく花も楽しめます。

原産地

オリヅルランは温帯から熱帯の地域に分布していて、原産地は南アフリカです。そのため耐暑性があります。また北欧などでも生息していて、200種以上の原産があるといわれています。北欧でも育つので耐寒性もあるんですね。暑さにも寒さにも比較的強い植物なので、初心者にも育てやすく、育ちが早いので室内で育つ姿を楽しみながら、たくさん増やせるでしょう。

開花時期

オリヅルランの開花時期は、春の3ごろから9月までとなっています。毎年育てていくと草丈は30~80cmほどになります。鉢植えで飾ってもいいですし、吊り鉢で飾るのもおすすめです。放射状に伸びた葉やランナーが華やかに見える飾り方です。

オリヅルランの根の部分は、白く多肉質で水分をたっぷり含んでいるため、非常に乾燥に強く丈夫です。

オリヅルランの特徴

オリヅルランの特徴

オリヅルランの特徴を紹介します。オリヅルランは、葉が下に向かって伸びていく植物です。人の気持ちを落ち着かせる働きがあり、また陰のパワーを持っています。インテリアとして楽しむなら、落ち着いた雰囲気を出したい寝室やくつろげるリビングなどがおすすめです。また陽のエネルギーを強く放出する電化製品の近くに置いてもバランスが取れるでしょう。

花の特徴

オリヅルランの花は白く小さい花です。茎が伸びてその先に花をつけるのではなく、ランナーの先に花をつけるのが特徴です。花は小さく目立たないですが、とても可愛い形をしているので、斑入りの葉を楽しむだけでなく花が咲いたらよく見てあげてください。花が咲き終わると花茎には子株がつくので、増やせます。

オリヅルランが見頃の季節

オリヅルランの花の見頃の時期は、春から夏にかけてです。しかし葉の色や成長を楽しむのは一年中できます。多年草なので毎年緑を楽しめるので観葉植物に最適ですね。ただし、園芸品種の中には、冬になると休眠して地上に出ている部分が枯れるものもあります。年間通して楽しみたいなら、オリヅルランを選ぶときに、品種をしっかりチェックしましょう。

オリヅルランの花言葉と由来

オリヅルランの花言葉と由来

オリヅルランの花言葉や由来について調べてみました。オリヅルランの花言葉は、子孫繁栄、集う幸福、祝賀、守り抜く愛などがあります。空気をきれいにする働きがあり、さらによい意味の花言葉が多くついているので贈り物などにも最適ですね。結婚した人や新居の引っ越し祝いにプレゼントしてもいいでしょう。花言葉をカードに書いて一緒に添えて贈るのもおすすめです。

英語の花言葉

オリヅルランの英語の花言葉は、特につけられていないようです。

花言葉の由来

オリヅルランの花言葉の由来は、ランナーがどんどん伸びて子株が増えるところから、集まる、家族が増えるといったイメージがついてつけられたようです。実際にオリヅルランは、育てやすくどんどん増えるのでとても縁起がいい植物です。誰かにプレゼントするときは、その状況にあった花言葉を選んで贈るといいでしょう。

オリヅルランの誕生花

オリヅルランが誕生花の日は、3月4日、3月11日、7月11日、9月16日などがあります。花が咲き始める3月の時期から、9月までオリヅルランの旬の時期の日に多く花言葉として選ばれているんですね。これらの日が誕生日の人に、オリヅルランをプレゼントしてもいいでしょう。花言葉もぜひ添えてください。

オリヅルランの種類・品種

オリヅルランの種類・品種

オリヅルランの品種は、原産地や分布されている地域など世界中で約200種類以上もあるといわれています。観葉植物として出回っている品種はそれほど多くはありません。

ナカフオリヅルランやシャムオリヅルランをはじめ、葉が硬く乳白色の斑が入るソトフオリヅルラン、葉が柔らかくて中央に大きな乳白色の斑があるナカフヒロハオリヅルランなどがあります。また近年出回ってくるようになったナカフオリヅルランと同じような葉を持つボニーや濃い緑色の葉に淡黄色の中斑があるシャルロットなども人気があります。ポニーは葉が内側にカールするところが特徴です。

観葉植物として人気がある2種類を詳しく紹介します。

ナカフオリヅルラン

ナカフオリヅルランは、オリヅルランの園芸品種の一つです。オリヅルラン中でも葉が硬い種類で、葉の中央部分に乳白色の斑が入ります。ソトフオリヅルランや、ナカフヒロハオリズルランなどと並ぶいわゆるオリヅルランの代表的な品種です。

シャムオリヅルラン

シャムオリヅルランのシャムは、タイの旧名です。しかし、原産地はアフリカのガボンという国です。オリヅルランよりも葉が短く、縁色に白い班が入ります。オリヅルランとは種が異なり、花が咲いたあとは子株をつけません。また冬は休眠するので葉が枯れる特徴があります。春になり成長期になるとまた新しい芽を出します。

オリヅルランの育て方・栽培方法

オリヅルランの育て方・栽培方法

オリヅルランの育て方や栽培方法などを詳しく見ていきましょう。オリヅルランは、暑さに強く、また水を十分に含んだ根を持っているので、乾燥にも耐えられます。一見枯れたように見えても、水をたっぷりあげると元気に鳴ることもあるんですよ。

耐寒性は多少ありますが、とても丈夫で冬も霜が当たらなければ、屋外で育てることもできます。見た目の涼しげな姿とは違い、強くて育てやすいので初心者の人にもおすすめです。

日当たり

オリヅルランは室内の日当たりのいいところにおきましょう。強い直射日光は苦手なので、半日陰または遮光ネットなどで調節してください。日差しが強すぎると葉が焼けて枯れてしまいます。生育期間で開花時期でもある5月から9月にかけては、風通しがよい窓際か屋外で育ててもいいでしょう。耐陰性があるので、日があまり当たらない場所でも育ちますが、日当たりがいい方が葉の色が鮮やかになります。

冬場は霜が当たらず、強い風を防げる場所で育ててください。室内ももちろんいいでしょう。葉が柔らかいオリヅルランは寒さに弱いので、室内で越冬させてください。

オリヅルランを育てる土は、水はけがよく肥えた土が適しています。市販の観葉植物向けの培養土や小粒の赤玉土や腐葉土またはピートモス、川砂などを混ぜたものでもいいでしょう。自分でオリヅルラン用の土を作る場合には、赤玉土の小粒が5、腐葉土3、軽石小粒2程度の割合で作って植えてください。ハンギングで飾る場合には、ヤシガラチップなどを混ぜるのもおすすめです。

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