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朝顔とは?花の特徴・花言葉・育て方・手入れ方法を紹介!

種まき

種まきの場合は、30cm程間隔をあけて、2~3粒ずつまきます。種は重ならないようにまき、土は1cm程かぶせます。 種はくし形の様な形をしており、くぼんだヘソと呼ばれる部分があります。へそから発芽するので、ヘソを斜め下にして蒔きます。1週間程度で発芽します。本葉が2〜3枚になったところで1本に間引きます。

支柱

ツルがほとんど伸びない矮小品種には必要ありませんが、そのほかの場合は用途によって支柱を準備します。グリーンカーテンにしたい場合はネットを、一般的な朝顔でツタが絡みつくような支柱を立てておきましょう。ツタは固いものに沿って伸びる性質がありますので、ネットはピンと張りましょう。

プランター、鉢植えの場合

プランター、鉢植えのメリットは限られたスペースでもお花を楽しめることです。また朝顔であれば、支柱を使って様々な形を楽しむこともできます。地植えより水切れを起こしやすいので注意しましょう。

以前に他の植物を育てた古い土が入っている場合は入れ替えます。連作してしまうとうまく育たない可能性があるためです。水はけを良くする軽石を底に置き、花の培養土や、腐葉土をまぜた土を準備します。

種まき

標準的なプランターは横幅60cm程ですの。ツルの生育が旺盛なタイプは根も広がりますので3株、あまり大きく育たないタイプは4株程度を目安に種まきをします。

支柱

鉢であれば行燈(あんどん)型がすすめです。プランターであれば、グリーンカーテンにすることもできます。ベランダなどで育てている場合はトレリスなどと呼ばれる格子型の支柱、U字型の支柱がおすすめです。

朝顔(アサガオ)の水やり

朝顔(アサガオ)の水やり

種まき後~発芽までは常に土が湿った状態を保ち、乾燥することのないようにしましょう。根付くまでは地植えで毎日お水をあげましょう。

地植えの場合、根が定着した後は基本的には雨の水だけで足ります。これは地中に水分があるためです。しかし、真夏で雨が全く降らず、葉がしなびたり、土が乾燥している場合は朝晩の涼しい時間帯に2回水やりをします。

鉢植えの場合は、乾燥しているか確かめてから水やりをします。基本的に1日1回、鉢の底から水が流れ出るほどたっぷりと水やりをします。なぜそこから流れ出るほどたっぷり必要なのかというと、表面だけ湿らせても根まで水分が届かない場合があるためです。ジョウロで水やりをする際は、底から水が流れていること、受け皿に水がたまらないようになっていることを確認しましょう。雨などで土の中まで湿っている場合は水やりは不要です。

朝顔(アサガオ)の剪定方法

朝顔(アサガオ)の剪定方法

特別な手入れをしなくても育ってくれる朝顔ですが、剪定をすることでより元気な姿に育ちます。 ツルをそのままにしていると、いつの間にか絡まって風通しが悪くなってしまう場合があります。また不要なツルを切って形を整えることで、栄養分がしっかりと花まで行きわたります。切り戻し、摘芯、花が咲いた後の花がら摘みの方法を覚えておきましょう。

切り戻し

切り戻しは夏から秋まで随時行います。水やりの際に不要なツルがないかチェックする習慣をつけるとよいでしょう。残したいツルを切らないように注意しつつ、伸びすぎてしまったツル、絡まっているツルを切っていきます。折れているツルはいずれ枯れてしまうので、見つけたら切っておきましょう。

摘芯

摘芯の目的は脇芽を増やし花数を増やすことです。本葉が7~10枚になったら、下から5~6枚目の本葉の上を切ります。こうすることで、切った場所より下にある葉の付け根から、子づるが伸びてきます。

花がら摘み

花がら摘みの目的は種を作らせないことです。咲き終わった花がらを摘むことで、種を作るための養分を生育に回すことができるので、長い期間、朝顔の花を楽しむことができるようになります。花が咲き終わったら、花が分岐しているところから切り落としましょう。花びらだけ摘んでも種が作られてしまうので注意が必要です。花首で切り落とすことで、種を作らせない目的は達せられますが、茎が残って見た目が悪いので分岐している部分から切ることをおすすめします。

朝顔(アサガオ)の肥料のやり方

朝顔は生育が旺盛で肥料食いのいい植物です。開花時期に肥料が不足すると花付きが悪くなったり、葉の色が悪くなります。追肥を忘れずにあげましょう。

肥料には窒素、リン酸、カリという成分が含まれています。窒素は「葉肥(はごえ)」と呼ばれ葉や茎に効き植物を大きく育てます。リン酸は「実肥(みごえ)」と呼ばれ、開花や結実を促します。カリは「根肥(ねごえ)」と呼ばれ根の発育を促し、病気や寒さなどへの抵抗力を高める働きがあります。窒素が多い肥料だと葉だけが育ってしまうので、花が咲いたあとの朝顔にはリン酸の多い肥料を与えましょう

根が定着して2週間を過ぎたころから追肥を与えます。10日に1回くらいのペースで月に2~3回、液体肥料を与えます

注意すべき害虫、病気

注意すべき害虫、病気

ホコリダニ、ハダニ

高温で乾燥した状態で発生しやすい害虫です。発生してしまった際は強めのシャワーで洗い流しましょう。

アブラムシ

柔らかい新芽を好みます。見つけ次第、アブラムシ駆除用のスプレーで退治するか、粘着テープで取り除きましょう。

うどん粉病

葉に白い粉がついているような場合はうどん粉病が疑われます。実際には白いものはカビで、ツルや葉で風通しが悪い場合に発生しやすくなります。一部にのみ発生している場合は、葉を切り落としましょう。全体に広がってしまった場合は専用の薬剤で対応します。

モザイク病

葉にモザイク柄のように濃淡が出てしまった場合はモザイク病が疑われます。アブラムシなどが運んでくる病気で、残念ながら除去することができません。普段からアブラムシを見つけたらすぐに退治しましょう。

朝顔(アサガオ)の増やし方

朝顔は「種まき」と「挿し木」の2種類の方法で増やすことができます。

種まき

咲き終わった朝顔から種を採取する方法です。日本朝顔は10月ごろ、開花時期がやや遅い西洋朝顔は11月ごろが採取時期です。

9月ごろになったら花がら摘みをやめ、種ができるように待ちます。種を覆う薄い皮が緑から乾燥した茶色になり、中の黒い種が見えるようになったら採取します。薄皮をとったあとに乾燥させます。乾燥が足らないとカビが生えてしまうので注意が必要です。乾燥させた種は茶封筒などに入れ、さらに密閉できるビニール袋に入れて次の種まきの時まで保管します。種は年数を重ねると発芽率が落ちると言われていますので、採取した種は翌年に植えるようにしましょう。

挿し木

挿し木は気温が高くなった6月頃から可能です。切り戻しや摘芯で出たツルで行うと無駄がないでしょう。日本朝顔は開花時期が早めなので、根付いても開花までいかないこともあります。一方、開花時期が遅めの西洋朝顔は開花まで間に合うことが多いでしょう。

挿し穂 元気があるツルで、2節あるものを選びます。切り口に近い1節目は土に埋めるので葉を切り落とします。残った葉は、葉からの水分の蒸発を防ぐために半分に切ります。挿し穂の切り口を水につけ1時間ほど水揚げをします。

挿し方(水に挿す場合) 水揚げをした時と同じように、水に挿しておくだけでとても簡単です。1節目が水に浸かっているように水量を調整しつつ、切り口が腐らないようにこまめに水を替えましょう。

挿し方(土に挿す場合) ポットや小さめの鉢に栄養分がなく、水もちのよい土を準備します。バーミキュライトや小粒の赤玉土がよいでしょう。挿す前に土を湿らせておき、3~5cm間隔で割りばしなど穴をあけて1節分が隠れるように挿します。挿し穂を土に無理やり押し込むと傷んでしまうので注意しましょう。発根するまでは土が乾燥しないように水を与えます。

朝顔(アサガオ)と同じ科の花

朝顔、昼顔、夕顔、夜顔、科がちがうのはどれ?

朝顔の他にも昼顔、夕顔、夜顔という植物があるのをご存知でしょうか?名前が似ているので、一見同じ科のお花のようにも思えますが、実は一つだけ仲間外れがいます。一つずつ見ていきましょう。

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