8月に植える野菜一覧!おすすめ3品種の種まき時期や収穫時期を解説

2020 12/08
8月に植える野菜一覧!おすすめ3品種の種まき時期や収穫時期を解説
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8月に「種まき」や「苗の植え付け」するのにおすすめ野菜・果物

8月に「種まき」や「苗の植え付け」するのにおすすめ野菜・果物

8月は秋野菜の植え付けを始める時期です低温に弱く、暑い時期でも育ちやすい野菜が適しています。

夏野菜を植えていた畑では7月末くらいまで収穫をし、その後8月中旬ごろから秋野菜を植え付けてもよいでしょう。そのときは野菜同士の相性を考え、連作障害が起こりにくい輪作パターンにする必要があります。

たとえば夏にジャガイモを植えていたなら8月下旬くらいからはレタスを、ピーマンやナスを植えていたならキャベツを植え付けます。土のコンディションや気候によっては、さらに間をおいた方がよいこともあります。

ちなみにこの時期は果物の苗が出回る時期ではありません。来年収穫できるよう、パイナップルの水耕栽培を気長にやってみてはいかがでしょうか。

8月の種まきにおすすめの野菜

8月上旬の種まきに適しているのはつるなしインゲン、エンドウ豆、ニンジンです。朝晩がいくらか涼しくなる下旬には、露地栽培のホウレンソウやレタス、玉ネギ、秋蒔きのカブの種まきができるようになります。秋ダイコンと秋ハクサイ、雨よけ栽培のホウレンソウは、8月を通して種まきに適しています。

8月の苗の植え付けにおすすめの野菜

苗の植え付けは8月上旬には秋ナスや秋キュウリ、8月下旬には秋レタスやリーフレタス、セロリ、ブロッコリーとカリフラワーがおすすめです。また、8月を通して冬キャベツの苗の植え付けにも適しています。

ニンジン

ニンジン

ニンジンは、代表的な緑黄色野菜のひとつです。最近の品種は独特の香りが弱められ、甘みが増して食べやすくなりました。ニンジンの葉は栄養価が高いので、収穫後は葉の部分も一緒にいただきましょう。

一般に流通している五寸人参のほか、おせち料理に使われる金時人参や小さなミニ人参などいろいろな品種があります。最近では定番のオレンジ色のほかにも、黄色や白、紫色などのカラフルなものも。複数種作って、色の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ニンジンの特徴

ニンジンが生育するには15〜22℃が適温で、暑すぎる時期は苦手としています。日当たりがよい場所を選び、適度に水やりと肥料をやれば元気に育ちます。春まきニンジンと比較すると、夏まきニンジンの方が早く生長します。

ニンジンの植える時期

ニンジンは種で育てるのが一般的で、夏まきは7月下旬から8月上旬が適しています。発芽するには15〜25℃が適温で、種を一晩水に浸け、吸水させてからにすると発芽率が上がります。

家庭菜園の地植えなら種まきの2週間前までに耕し、1㎡あたり100〜150gの苦土石灰とよく混ぜておきます。土中に石があるとニンジンの形が悪くなるので、取り除きましょう。種まき1週間前には土に肥料を混ぜ、畝を作っておきます。

土は赤玉土とバーミキュライト、川砂を5:3:2の割合で混ぜるか、堆肥の入っていない市販の野菜用培養土を利用しましょう。

ニンジンの栽培のコツ

畝に深さ1cmの溝を作り、1cmごとに種をまきます。ニンジンは光を浴びて発芽するので、風で飛ばない程度に軽く土を被せましょう。発芽までは土が乾燥しないよう、毎日水やりをしていつも湿っているようにします。

本葉が1〜2枚になったら株間2cm、3〜4枚になったら3〜4cm、5〜6枚になったら10cmで不要な苗を根元から間引きます。残った株元に土を寄せ、もみ殻や不織布などをかけてマルチングしましょう。

ニンジンは種まき後60日くらいまでは肥料をあまり吸収しないので、控えめにしておきます。追肥は2回目の間引き後に化成肥料を1株あたり3〜5g、3回目の間引き後にも同様に行います。

ニンジンをベランダで栽培するには

ニンジンをベランダで栽培するには、横幅60cm以上のプランターや、深さ25cm以上の鉢植えがおすすめです。ニンジンが根を深く張れるよう、深型のものを選びましょう。土を入れる前には、底に鉢底石や軽石を入れておきます。また、米袋や土囊袋を鉢がわりに使うこともできます。

ベランダ栽培に向いているのは、五寸ニンジンなど短めの品種です。種まきから2カ月間は土が乾燥しないように毎日水やりをしますが、それ以降は湿度が高くなりすぎないよう、土全体が乾いてから水やりをします。

ニンジンの収穫時期

夏まきニンジンは10月下旬から2月下旬が収穫期です。品種によって異なりますが、ミニ人参なら70〜90日ほど、五寸人参では100〜120日ほどで収穫できるようになります。

ミニ人参は土から親指大くらい、五寸人参なら4〜5cmほど根の部分が顔を出したら収穫しましょう。収穫の適期を過ぎると、根が割れてきてしまいます。

キャベツ

キャベツ

8月に苗を植え付ける冬キャベツは、春キャベツよりも玉がしっかりとかたくしまり、葉が肉厚なのが特徴です。甘みがあるのでポトフやロールキャベツなどの煮込み料理や、加熱するお好み焼きなどに適しています。

キャベツには、「キャベジン」とも呼ばれるビタミンUが含まれており、胃腸の弱い方におすすめ。また、カロテンやビタミンCも豊富です。

キャベツの特徴

冬キャベツは春に比べると雑草や病害虫の発生が少なく、無農薬栽培が比較的やりやすい利点があります。また、8月下旬にレタスの苗を一緒に植えれば、害虫の忌避効果が期待できる「コンパニオンプランツ」も可能です。家庭菜園ではキャベツを1条植えにし、となりにレタスを並べて植えるとよいでしょう。

キャベツの栽培に適しているのは15〜30℃。暑さがひと段落した9月から本格的な農作業をすればよいので、初心者向けの野菜といえます。

キャベツの植える時期

冬キャベツの苗の植え付けは、8月上旬から中旬が適期です。育苗から始めるのなら、7月に種まきをしましょう。

温度の高い時期なので、ポットではなく地床育苗も可能です。畝の一部にV字の溝を作り、種を3cm間隔で落とします。本葉が4〜5枚になったら、本格的に育てる場所へ移植しましょう。定植する2〜3日前に苗の根切りをしてやると、活着がよくなります。

キャベツの栽培のコツ

キャベツの畑は畝幅70cm、高さ10cm、条間と株の間隔を40cmほどにします。畑の植え穴に水を注いでから、苗を植え付けます。植え付け前には、虫の卵が苗についていないかを確認しましょう。

苗を植え付けたら防虫ネットを掛け、収穫できるまでそのまま管理します。12月になったら穴あきのポリトンネルを設置し、寒さに備えましょう。

キャベツが結球してきたら、水で薄めた「ぼかし肥料」を与えます。1Lのペットボトルなどにぼかし肥料をひとつかみ入れ、水をいっぱいにして混ぜてから、2〜3日ほど置いておきましょう。この液を水で100倍ほどに薄め、水やりも兼ねて散水します。

キャベツをベランダで栽培するには

キャベツをベランダで栽培するなら、直径30cm以上の大きな丸型プランターや鉢を使いましょう。10号鉢(10L)で1つのキャベツが目安になります。

市販の培養土を入れたら、プランターの中心に苗を植え付けましょう。表面の土が乾いたのを確認して、たっぷりの水をあげます。

プランター栽培なら苗からではなく、直接種を蒔いて育ててもよいでしょう。中心に3〜4粒点まきをし、本葉が4〜5枚になったら苗を間引いて1本だけにします。

キャベツの収穫時期

冬キャベツの収穫時期は苗を植えてから6ヶ月ほどで、年明けの1〜3月くらいです。

結球部分を押さえてみて、かたく締まっていたら収穫OKのサインです。外葉と結球部分の間に包丁を入れ、茎を切って収穫します。結球してから収穫せずに時間が経ち過ぎてしまうと、割れてしまうことがあるので気をつけましょう。

葉を大きく、順調に生育させると丸くきれいなキャベツになります。苗を植えるときには根を切らないように注意し、害虫対策を欠かさないようにしましょう。

ジャガイモ

ジャガイモ

ジャガイモは育てるのが簡単な、初心者向けの野菜です。寒い時期はグラタンやカレー、肉ジャガなど、煮込み料理の主役になってくれます。

ジャガイモの皮は光に当たると緑色になり、有毒物質の「ソラニン(グリコアルカロイド、チャコニン)」を生成してしまいます。3〜5℃ほどで暗く、適度に湿度のある場所で保管しましょう。エチレンガスを発生するりんごと一緒にしておくと、発芽を防いでくれます。

ジャガイモの特徴

ジャガイモは春植えの方が一般的ですが、寒い冬に土の中で育つ秋ジャガイモは、デンプン質が多く甘みがあるのが特徴です。芽を出さずに休眠する期間が短い、「デジマ」などの品種が向いています。

8月植えにおすすめなのは食味が良く、「インカのめざめ」に似ている「ながさき黄金」や、早く大きくなってたくさん収穫できる「ニシユタカ」。ちょっと珍しいものを育ててみたい方には皮が赤く果肉が黄色い「アンデスレッド」や、皮と果肉が赤い「ドラゴンレッド(西海31号)」がおすすめです。

ジャガイモの植える時期

秋ジャガイモは、8月下旬から9月上旬に種イモを植え付けましょう。早すぎては暑さで種イモが傷んでしまいますし、遅くなりすぎるとイモが大きくなる前に寒くなってしまい、十分に育たなくなる可能性があります。

種イモの販売時期は短いので、ちょっと早めにネットや店舗で確認しておきましょう。ウイルス検査済みの種イモなら、安心して栽培できます。春ジャガイモの場合は種イモをいくつかに切って植えますが、秋ジャガイモは暑さで傷まないように丸ごと植えます。

ジャガイモの栽培のコツ

ナス科のジャガイモは連作障害になりやすいので、春と秋と両方植えるなら場所を変える必要があります。種イモは植え付けの2〜3週間前から朝から夕方くらいまで外に出し、日光浴をさせましょう。日光浴で芽を出しておくと、病気にかかりにくくよく生長します。

ジャガイモは高い湿度を嫌うので、畑の水はけをよくすることが大切です。水やりは控えめにし、どうしても水はけのよい土にできない場合は高畝にしましょう。

種イモは30〜40cmの間を空けて植え付け、化成肥料30gと堆肥200gを混ぜたものを種イモ同士の間に入れます。そして土をかぶせ、たっぷりと水を与えましょう。

芽かき後の1回目の追肥は株間の土に化成肥料を30g混ぜ込み、花が咲いたら2回目の追肥を同様に行います。

ジャガイモをベランダで栽培するには

ジャガイモをベランダで栽培するときは、雨が当たらない場所にプランターを置きましょう。表面が乾いてから、水やりをします。

幅60cm、深さと奥行が30cmのプランターを用意し、鉢底石を敷いてから野菜用培養土をふちから2cm下になるまで入れます。株間は15cmとり、20cmの深さに種イモを押し込みましょう。追肥は株間の土に化成肥料を5g混ぜ込み、土寄せをしておきます。

ジャガイモの収穫時期

気温により違いはありますが、秋ジャガイモは11月下旬から12月上旬ごろに収穫できます。朝晩に霜が降りるようになり、何回も当たると土中のジャガイモが傷んでしまうので、本格的に寒くなる前に収穫するとよいでしょう。

株元から5cmの位置の茎をハサミで切り落とし、20cmほど離れた場所にシャベルを入れて土をほぐしてやると、ジャガイモを掘り出しやすくなります。土の中まで手で探り、採り忘れがないようにしましょう。

初心者が8月に野菜を栽培する際の注意点

初心者が8月に野菜を栽培する際の注意点

まだまだ暑さが残る8月は、高い温度と強い日差しで葉や茎を傷めないように工夫しましょう。畝に寒冷紗のトンネルを作ると日よけになりますし、株元にはもみ殻を入れると、高温で根が傷むのを防げます。

農作業は暑い日中を避け、夕方15時以降に行いましょう。天気予報をチェックし、曇りの日に農作業の予定を組むことをおすすめします。炎天下では植え付け直後の苗が弱ってしまい、生長しにくくなることがあります。

また、苗は植え付け直前まで涼しい日陰に置き、たっぷり水をあげてしゃっきりさせておきましょう。

まとめ

夏野菜を収穫した後の8月の畑では、秋野菜を育てるための準備をしましょう。8月の暑さで野菜の葉や茎が弱らないよう植え付けは夕方にし、日よけ対策を行います。

今回紹介したニンジンとキャベツ、ジャガイモは畑栽培だけでなく、ベランダのプランター栽培でも十分に収穫可能です。冬の煮込み料理にはぜひ、収穫した秋野菜を活躍させましょう。

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