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インパチェンスの種類・品種別の特徴と違いの見分け方は?

サンパチェンス

「サンパチェンス」は、まだ作られてから10年程度の新しい品種です。真夏の強い光に負けずに花を咲かせる様子から、「Sun(太陽)」と「Patience(忍耐)」とを合わせて名付けられました。

草丈は60〜100cmほどと大きく生長するのが特徴で、日なただけでなく半日陰でも育ちます。水分の蒸散機能が高く、路地に植えるだけで打ち水のような効果も。窓際に緑のカーテンを植え、その株元にサンパチェンスを植えると真夏も快適になります。また、室内の空気中にあるホルムアルデヒドや二酸化炭素、二酸化窒素などの有害物質を吸収するともいわれているので、鉢植えをインテリアにするのもおすすめです。

・さくさく:切り戻しが不要で、ベランダなど狭いスペース向けの品種 ・こんもり:ボリュームのある株に育ち、見た目に華やかな品種 ・グングン:早く生育する地植え向きの品種

インパチェンスとニューギニアインパチェンスの違いと見分け方が知りたい

インパチェンスとニューギニアインパチェンスの違いと見分け方が知りたい

ニューギニアインパチェンスはインパチェンスよりも花と葉、株が大きくなるのが特徴で、エキゾチックな印象が強い花です。インパチェンスの葉は卵型、ニューギニアインパチェンスの葉は肉厚で色が濃く、細長いことに着目して見分るとよいでしょう。

ニューギニアインパチェンスの品種1.ワイルドロマンス

「ワイルドロマンス」は八重咲き品種で、バラ咲きとも違うダブルの花弁が特徴です。レッドやピンク、ホワイトの花色があります。分枝性が良いのでボリュームのある株に育ってくれ、草丈は30cmほど、株幅も30cmほどになります。5℃以下になると枯れてしまうので、冬越しさせるなら暖かい屋内に鉢を置きましょう。

ニューギニアインパチェンスの品種2.ロココ

「ロココ」はドイツの有名育種会社である、キエンツェラー社が開発した園芸品種です。華やかな単色とフリルのような花びらが華やかな品種で、とくに咲き始めにフリルが強くかかっています。花をたくさんつけたい場合は、緩効性肥料を欠かさないようにしましょう。置き肥として1カ月に1回、プラスして1,000〜2,000倍の液肥を1〜2週間に1回与えるとよいでしょう。 ・ナネット:濃い朱色 ・コンスタンツ:濃いピンク色 ・イザボウ:濃い赤紫色 ・アントワネット:濃いオレンジ色 ・ブランカ:清潔感のある白色

インパチェンスと同じ科の花

インパチェンスと同じ科の花

ホウセンカ(鳳仙花)はインパチェンスと同じツリフネソウ科ですが、インパチェンス属なので属は違います。日本には江戸時代からあった花ですが、インパチェンスの園芸品種が広まってからはホウセンカの苗の流通量は少なくなりました。

花色はインパチェンスと同様に豊富で、赤やピンク、白、紫などがあり、八重咲きの品種も。ホウセンカの原産地はアジアの亜熱帯なので、日本の高温多湿の環境にも適していて育てやすいでしょう。

まとめ

インパチェンスは夏を彩る花として人気があり、花壇や鉢を鮮やかな色で埋めてくれます。花色や花びらの形の違う多くの園芸品種があるので、好みのものを選んで育ててみましょう。ハイブリッド(交雑種)は丈夫で育てやすいので、園芸初心者にも向いています。

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