胡蝶蘭が枯れてしまった!?再生の仕方や捨て方、完全ガイド!
株に最適な状態を作ってあげる「植え替え」
鉢植えの胡蝶蘭はいくつかの株が寄せ植えになっているので、小さい鉢のままですと根が伸びて苦しくなってしまいます。株を元気な状態に保つためには「植え替え」が必要です。
植え替えが必要な胡蝶蘭
ポイントは2つです。
- 花が咲き終わった寄せ植え(3本立て、5本立て)
- 植え替えを2年以上していないこと
植え替えの時期
植え替えは春、4月ごろが適しています。胡蝶蘭の原産地は熱帯雨林です。そのため、寒さは苦手ですので、冬はさけて植え替えを行うとよいでしょう。遅くとも6月ごろまでには行うことをおすすめします。
植え替え作業
バークの場合も、水苔の場合も、そこまで難しい作業ではありません。胡蝶蘭が元気になってくれることを願いながら、丁寧に行いましょう。
- バークの場合
- バークをひとつかみ、ポリポット鉢に入れます。
- ポリポット鉢に固形肥料を入れます。
- その上に、またバークをひとつかみ入れます。
- 胡蝶蘭の株を中心部に入れます。
- 株の周りにバークを詰めます。
- ポリポットを鉢に入れ、倒れないようにして完成です!
- 水苔の場合
- 水をたっぷり含ませた水苔を用意します。
- 水苔を健康な胡蝶蘭の根に巻きつけます。
- 鉢に入れるときには、やっとはいった!と思うくらいたくさん水苔を巻き付けてあげましょう。
- 両手で水苔を押し込みます。株を傷つけないように気をつけましょう。
- 鉢の上部から2〜3cmのまで水苔がはいったら完成です!
詳細はこちらの記事でもご紹介していますので、参考にしてくださいね。
胡蝶蘭を枯らさないために!基本的な育て方
残念ながら胡蝶蘭を枯らして捨ててしまったという方は、とても悲しい気持ちになっていると思います。次に胡蝶蘭を育てる際に元気に花を咲かせてもらえるよう、基本的な育て方を覚えておきましょう。
水やりは季節に合わせて行いましょう
胡蝶蘭への水やりの基本は「乾かす」と「潤す」の繰り返しです。少し水をあげるのを忘れてしまった!というときは「乾かしている」と思って慌てないでくださいね。
- 乾かす
植え込み材の表面が乾いている状態をさします。乾燥している時期は、表面が乾いていても中には湿気が残っていることがあります。その状態で水をあげてしまうと根ぐされにつながりますので、中が乾いていることも確認しましょう。
- 潤す
コップ一杯ほどの、常温のお水をあげましょう。胡蝶蘭は温かいところを好むお花ですので、冷たいお水は避けてください。
胡蝶蘭が喜ぶ置き場所を探しましょう
胡蝶蘭が過ごしやすい温度は20℃前後、湿度は40%以上が理想といわれています。胡蝶蘭は室内に置くことが多いと思いますが、真夏はエアコンを、真冬は暖房を使うこともありますよね。その場合は、直接風が当たらない場所に胡蝶蘭を置いてあげましょう。
さらに詳しい育て方はこちらの記事でもご紹介しています。今回捨てた胡蝶蘭以外にも、育てている胡蝶蘭がある方はぜひ読んでみてくださいね。
まとめ
今回は胡蝶蘭のみきわめ方、捨て方を中心に、再生の仕方や基本的な育て方まで幅広くご紹介しました。胡蝶蘭が枯れてしまうととてもショックですが、枯れてしまった場合は残念ですが正しい捨て方を、まだ胡蝶蘭が生きている場合は切り戻しなどでまたお花が咲いてくれるように丁寧にお世話をしてあげましょう。