胡蝶蘭にはどんな種類がある?大きさ・色・シーンをまとめて紹介
色の種類③ 赤リップ(紅白)
赤リップの胡蝶蘭もとても人気がある種類です。そもそもリップとはお花の真ん中の部分のこと。ピンクと白の取り合わせがとても可愛らしく、また古来から紅白はお祝いごとの場面で用いられる色ですので、とても縁起がよい色です。紅白といえば、入学式や卒業式、合格や当選などの場面で見かけますよね。赤リップの胡蝶蘭もそのような入学・卒業祝い、合格・当選祝いなどのシーンで、お祝いの気持ちをより引き立ててくれるお花です。
他にもたくさんの色がある
この他にも黄色、青、紫、緑などの胡蝶蘭も販売されています。さらに複数の色を組みあせた「ミックス」、色違いの胡蝶蘭を交配させて作られた「グラデーション」などの個性的な胡蝶蘭もあります。
以下の記事では胡蝶蘭の色の魅力を詳しく取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてください。
胡蝶蘭の品種
胡蝶蘭には約50種ほどの品種が存在します。ここでは有名な品種をご紹介します。
有名な胡蝶蘭の品種3つ
ヴィーナスポット
中輪の胡蝶蘭で、中心がほんのりピンク色になっているものです。花弁全体が真っ白で飾り過ぎずかつ華やかさを演出できるので、花束・ブーケや記念日などにおすすめです。
アマビリス
小輪で非常に有名な胡蝶蘭。全体が真っ白でどんなシーンにも馴染む胡蝶蘭です。サイズも中ぐらいから小さめのものまで、ご友人やご家族への贈り物などにぴったりです。
現在流通しているのは原種(野生で交配してできた品種)のアマビリスを掛け合わせたものだそうです。
セミアルバ
白リップ(紅白)の品種の中でも最も有名な品種です。セミアルバを元に作られた品種もたくさんあるそうです。紅白は世代を問わずお祝いごとを連想させられる色ですので、定番の白以外でご年配の方にも贈りやすいお花ではなでしょうか。
造花の胡蝶蘭
胡蝶蘭にも造花があるのをご存知でしょうか。造花とは言っても見た目の華やかさは胡蝶蘭に劣らないものがあります。
近年では造花の中でも光触媒と言われる造花が人気を集めています。造花ですのでもちろん水やりなどの手入れは不要ですが、光触媒の場合は消臭・抗菌などの効果も持ち合わせています 。
お花を飾って華やかさを出したくても、オフィスや病院など、生花が必ずしも向かない場所でも、光触媒の胡蝶蘭であれば大丈夫。生花に比べて匂いなどの良さは失われますが、手入れはしたくないけど胡蝶蘭を飾りたい!と思ったら、光触媒を検討してみてはどうでしょうか。
光触媒の胡蝶蘭についてもっと知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
シーンと予算に合った胡蝶蘭を選ぼう
ここまで、「大きさ」「色と品種」などで胡蝶蘭の種類をご紹介してきました。とはいえ気になるのは、「自分の目的・シーンに合った胡蝶蘭の種類はどれ?」ということではないでしょうか。
ここからは「シーン」「予算」ごとに胡蝶蘭の種類をご紹介します。
お花を贈る場面・シーン
基本的に胡蝶蘭は冠婚葬祭どのシーンに贈っても問題のないお花です。お花を贈る方のことを考えて、その方のイメージや好みでお花を選ぶのが原則です。ここでは冠婚葬祭のマナーから外れないための注意点をまとめてご紹介します。
奇数の本数を贈る
日本の文化では古来から奇数が縁起の良い本数とされています。偶数は2で割れる数なので、別れなどを連想させるためです。
胡蝶蘭を贈るスペースと大きさ
贈り物で一般的な大輪の胡蝶蘭は、鉢植えも合わせるとそれなりの大きさになります。お花を贈るお相手の自宅・オフィスに贈る花を置くスペースが十分にあるかを確認し、場合によっては手頃な中輪や小輪を選びましょう。
立て札を飾る
基本的に贈り物の胡蝶蘭は、シーンに合わせた木札・メッセージカードを添えて贈りましょう。
赤一色はNG!
赤は「赤字」や「火事」を連想させるので、赤を取り入れたいときは赤リップ(紅白)を選ぶとよいでしょう。
供花は送る時期に合わせた色を
葬儀・法要に贈られる供花は、四十九日前と四十九日以降で選ぶべき色が異なります。基本的には白を選択すれば宗教の違いにかかわらず問題がありません。四十九日以降は故人の好きだった色などを選択されるとよいでしょう。
お見舞いには贈らない
鉢植えの胡蝶蘭を贈ってしまうと「病が根付く」という不吉な意味になってしまいます。
こんなときも贈ってはいけない
「開院祝い」は病み上がりのタイミングですから、衛生的に生花を贈るのは好ましくありません。また、小規模なお店の開店祝いは前述したスペースの都合上、確認なく大きな胡蝶蘭を贈ってしまわないように気をつけましょう。
胡蝶蘭を贈る際のマナー、タブーについては以下の記事で詳しくご紹介しています。
予算に合った値段の胡蝶蘭を選ぶ
せっかく胡蝶蘭を選ぶのなら、ご予算の中でもできるだけ素敵な胡蝶蘭を選びたいですよね。胡蝶蘭はお花の中でも比較的高価に思われますが、お手頃な値段のものも販売されています。ここでは大きさや色ごとの大まかな目安をご紹介します。
- 一般的:3万円程度
- 大企業:3万円〜5万円程度
- 昇進・就任:3万円〜5万円程度
- 上場祝い:3万円以上
- 友達や恋人へのプレゼント:3千円〜1万5千円程度
- 知人へのお祝い:2万円〜3万円程度
- 家族や親戚へのお祝い:2万円〜5万円程度
以下の記事では胡蝶蘭の価格比較を徹底に行っていますのでぜひご覧ください。