胡蝶蘭を苗から育ててみよう!初心者でも簡単な育て方
胡蝶蘭の苗を購入したらまずは植え替えよう
お花が咲いている状態の胡蝶蘭と同じく、フラスコ苗には直射日光は当てないでください。苗が届いたら、ビンから取り出し、根や葉についている培地を洗い流しましょう。こうすることで、病気を防ぐことができます。
胡蝶蘭はどこに置く?温度と湿度がポイント
胡蝶蘭は熱帯地域が原産、ということを覚えていますか?寒がりなお花ですので、気温は15℃以上に保ってあげましょう。置き場所は、カーテン越しに太陽の光が届くような窓際が理想的といえます。エアコンやクーラーの風が直接当たらないように気をつけてくださいね。湿度は40%以上が理想と言われています。
植え替え後の大切なポイント
植え替え後のポイントとしては、2週間ほど水やりは様子を見たほうがよい、ということです。しかし、春や夏など胡蝶蘭の成長期とされている時期は、胡蝶蘭が水をたくさん必要とする時期ですから、そのため1週間ほど様子をみてから水やりを行ってください。
植え替えに関して詳しくはこの記事も参考にしてくださいね
胡蝶蘭の苗の育て方
それでは、胡蝶蘭の基本的な育て方をご紹介します。ここでも、胡蝶蘭は熱帯地域うまれ、ということを意識してみてくださいね!
水や肥料のあげ方
季節によって水やりと肥料のあげ方は変わりますが、夏場と冬場で変わるということを覚えてください。
・ 4月〜9月頃
水やりは週1回たっぷりとあげてください。根腐れをおこさないように、水苔の場合は完全に乾ききってから水やりをしてください。肥料は月に1回程度あげましょう。
・ 10月〜3月
2週間に1回程度、水やりをしてください。夏場のように頻繁に水やりすると根腐れを起こしてしまう原因となるためです。この時期は成長期ではありませんので、肥料はあげなくても大丈夫です。
水やりについて詳しく知りたい方はこの記事も参考になりますよ!
病気や害虫はどうやって防ぐ?
胡蝶蘭に害虫がついてしまうと、病気を引き起こす原因となります。胡蝶蘭によくみられる害虫と予防、対応策をご紹介します。
カイガラムシ
一度大量に発生すると完全な駆除が難しい虫です。カイガラムシがついたところから葉や花を傷つけ、カイガラムシのフンが原因となって葉が腐るなどの被害がでます。
カイガラムシは風で飛ばされてきたり、株自体についていることがあり、予防は難しいようですが、見つけたら初期段階で駆除をしましょう。爪楊枝のようなものや、ティシュ、柔らかい歯ブラシでこすり落としましょう。こすり落としたあとは中性食器洗剤を約2,000倍に薄めて株を洗い、常温の水で流してください。
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ハダニ
ハダニがついてしまうと葉の裏がべとべとして、つやがなくなります。梅雨明けや夏の時期につきやすい虫です。予防策としては、霧吹きで葉に水をかけてあげることです。根腐れを起こすので水のあげすぎはよくないのですが、乾燥した状態はハダニがつく原因となりますから、霧吹きで水分を与えてあげましょう。
ハダニがついてしまった場合は、ダニ用の薬剤を使うことで駆除できますが、ハダニは薬剤になれやすい虫ですので、一度で完全駆除するようにしましょう。
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コバエ
コバエは直接的な被害はありませんが、胡蝶蘭の周りに飛んでいたらちょっと嫌な気持ちになりますよね。コバエは水苔や腐った根から発生します。コバエが発生してしまったら、水苔を変える、薬剤を散布すると駆除できるようです。もちろん、コバエが発生しないためにも水をあげすぎないことが大切です。
病気について詳しくは葉に関連する記事がありますのでこちらも見てくださいね!
まとめ
苗から胡蝶蘭を育てる方法はお分かりいただけたでしょうか?育ちやすい品種を選べば初めてのかたでもお花を咲かすことができますが、ご紹介した通りお世話には手間がかかります。しかし、その分、胡蝶蘭が咲いてくれたときの感動はひとしおです!苗を買ったお花屋さんやネットショップに相談しながら、愛情を注いで胡蝶蘭を育ててあげてくださいね。