3月27日の誕生花|花言葉の由来、誕生日の有名人、何の日かも解説
3月27日の誕生花:ジギタリス
ヨーロッパが原産のジギタリスは、オオバコ科に属します。耐暑性が弱いため、本来は多年草ながら2年草の扱いをされることがほとんどです。学名のDigitalisはラテン語で指を意味し、花の形が指サックに似ていることから名前がつきました。紫やピンク・白・黄・オレンジなど花色も豊富で、洋風の庭造りに人気です。
全草に毒がある反面、薬草としても知られ、強心や利尿薬として利用されることもあります。ジギタリスを育てる際に犬や猫などのペットがいる場合には、口にすることがないよう注意が必要です。下痢や嘔吐、不整脈などの中毒症状を起こす可能性があります。
ジギタリスの花言葉
ジギタリスには、不誠実・不真面目・熱愛という花言葉がついています。
ジギタリスの花言葉のひとつ「不誠実」は、以下に紹介するギリシャ神話に由来すると言われています。
日頃からサイコロ遊びに夢中だった、全知全能の神ゼウスの妻ヘラ。ある日、誤って地上に落としてしまったサイコロを、夫ゼウスに取ってきてほしいと頼みました。
しかし、ヘラのサイコロ遊びを好ましく思っていなかったゼウスは、落ちたサイコロをジギタリスに変えてしまったということです。
西洋におけるジギタリスの花言葉も、やはり不誠実さや偽善を意味する言葉insincerityです。
ジギタリスが誕生花の日
3月27日以外に、5月23日と6月13日の誕生花もジギタリスです。
ジギタリスの季節・開花時期
ジギタリスの開花時期は、5月~6月です。
種から育てて花を咲かせるには、ある程度の大きさまで育った苗を冬場の低温にさらす必要があるため、秋まきで翌々年の春に開花させるか、春まきにして翌春に咲かせます。手軽に楽しむなら、園芸店などでロゼット状態の苗を購入するのもよいでしょう。
3月27日の誕生花:菜の花(ナノハナ)
黄色い花が可愛らしいナノハナ(菜の花)は、アブラナ科アブラナ属の花の総称です。切り花として販売されるナノハナ(菜の花)は主にチリメンハクサイで、食用としての菜花はナタネやカブ・ハクサイ・キャベツ・ブロッコリーなどがあります。
河川敷や堤防、空き地などで群生するナノハナ(菜の花)の姿が見られますが、丈夫で荒れ地でもよく育つセイヨウカラシナが用いられます。
ナノハナ(菜の花)の花言葉
ナノハナ(菜の花)の花言葉は、「快活」「明るさ」の2つです。黄色が映える、ナノハナ(菜の花)にピッタリな花言葉ですね。
ナノハナ(菜の花)の花言葉は、春を運び込み、見る人の心を明るくする花の姿に由来するといわれています。
ナノハナ(菜の花)が誕生花の日
ナノハナ(菜の花)を誕生花としている日は、3月27日の他に2月6日があります。
ナノハナ(菜の花)の季節・開花時期
春を呼び込むナノハナ(菜の花)は、2月~5月頃が開花時期で、一番の見頃は、2月下旬から4月頃となっています。
切り花が市場に出回るのは12月~5月で、最盛期は2月~3月、花持ちは3~4日程度です。
3月27日の誕生花:ブライダルベール
観葉植物として知られるブライダルベールは、メキシコ原産、ツユクサ科ギバシス属の多年草です。メキシコを中心とした熱帯アメリカでは、同じギバシス属の11種類が自生しています。
生育旺盛で、ハンギングプランターで仕立てるとベールのようにこんもりとした形になり、株全体に白い小さな花を咲かせる姿が、まるで花嫁のベールのようであることからこの名前がつきました。常緑種なので、花のない時期でも暗緑色の葉を楽しめます。
ハンギングで楽しむ事の多いブライダルベールですが、つる性の茎を低く伸ばす性質があるため、暖地ではグランドカバーとして利用することもできます。
ブライダルベールの花言葉
ブライダルベールには、「幸福」と「願い続ける」の花言葉がついています。
「幸福」という花言葉は、花名のブライダルベールに由来するといわれています。ベールを身にまとい、幸せ一杯な花嫁を表しているのです。
ブライダルベールが誕生花の日
ブライダルベールを誕生花にしているには、3月27日と6月13日です。
ブライダルベールの季節・開花時期
ブライダルベールの開花時期は、4月~10月頃です。花の大きさは5~6mmですが、株全体に咲く姿は見ごたえがあります。日光が不足すると花づきが悪くなるので、年間を通してよく日に当てましょう。
冬場は、水を控えることで5℃程度あれば十分に越冬します。また、室内の温かい環境下であれば、冬でも花を咲かせることがあります。
3月27日生まれの偉人・有名人
3月27日生まれの偉人・有名人には、次の方々がいます。
- 佐藤栄作(元内閣総理大臣、1901年)
- 遠藤周作(作家、1923年)
- 宮本信子(女優、1945年)
- マライア・キャリー(米国歌手、1970年)
3月27日は何の日?
3月27日は、日本さくらの会が1992年に制定した「さくらの日」です。気象や動植物の変化を示す七十二候のひとつである桜始開(3月25日~29日頃に相当)に重なることと、3×9(咲く・さくら)=27の語呂合わせからきています。
また、国際演劇協会(ITI)が「世界演劇の日(World Theatre Da))」に制定しています。これは、ITIが1962年の3月27日に、パリで第1回目のシアター・オブ・ネイションズを開催したことを記念したものです。
まとめ
3月27日の誕生花や花言葉、その由来などについてご紹介しました。この頃になると多くの植物が花開き、景色もどんどん華やかになっていきます。花言葉を参考にしながら、大切な方に花を送ってみてはいかがでしょうか。