バラの挿し木方法を詳しく紹介。失敗しないためのポイントとは
接ぎ木で増やす
接ぎ木は、台木という土台となる木に増やしたい株の枝を接ぎ合わせる方法です。『真冬から初春ごろ』行うのに向いています。バラで接ぎ木をする場合には、育てたノイバラを台木にします。
台木は根をよく洗い、余分な根を切り落としてから、接ぎ木する部分を水平にカットして準備しましょう。この部分へ垂直に1.5cmほどの切れ目を入れ、挿し木の挿し穂作りと同じ手順で準備した枝を接ぎ合わせます。
合わせた部分を接ぎ木用のビニールテープで5~6回巻き、はずれないよう固定して結びましょう。ここまでできたら、鉢植えにして育てます。十分大きく育ったら、大きな鉢に移すか地植えにします。
種まきや芽接ぎで増やす
専門家やベテランガーデナーが行う増やし方に『種まき』と『芽接ぎ』があります。
種まきは主に新しい品種作りで採用されている増やし方です。他のバラと受粉することがあるため、親と異なるバラに育つことがあります。今あるバラを増やしたいという場合には向いていません。
加えて、発芽させ大きく成長させるのが難しい方法です。
開花後すぐの芽を切り取って育てる方法は、芽接ぎと呼ばれています。成長していくエネルギーのある芽を接ぎ木と同じ手順で育てる方法です。そのため、接ぎ木よりも早く成長します。
しかし、芽を切り取るタイミングが難しいため、家庭でバラを増やす方法には向いていません。
まとめ
バラは緑枝挿しや休眠挿しといった挿し木で株を増やせます。
緑枝挿しでは今年伸びた元気な枝を選び、挿し木用の挿し穂にしましょう。挿し木をした後は乾燥に注意して管理します。受け皿に水をため、鉢底から吸水できるようにすると手間がかかりません。
明るい半日陰で管理することもポイントです。他にも、清潔なはさみや土を使うことも、挿し木を成功に導くコツといえます。
さらに、バラを増やす方法は、接ぎ木・種まき・芽接ぎなどもあります。ただし、これらの増やし方は難易度が高く難しい方法です。まずは比較的簡単にできる挿し木にチャレンジしましょう。