バラの育て方のポイントとは。初心者向けの3種とともに紹介
初期の段階の場合、薬剤を使うと効果的ですが、広範囲に被害を受けている葉は切り落としましょう。
また、カイガラムシが付くことがあります。茎や葉にくっついて樹液を吸い、株を弱らせる害虫です。名前の通り固い殻に覆われていて殺虫剤が効きにくいので、大量に発生した場合はこすり落とすか水で洗い流します。
病害虫を予防するには、『風通しが良い場所』で管理しましょう。
おすすめの品種
バラを栽培するポイントが分かっていれば、花を咲かせることはそれほど難しくありません。しかし、園芸初心者の場合は、育てやすい品種から栽培をスタートさせた方が失敗しにくいです。
初心者でも比較的簡単に育てられ、見ごたえのある花を咲かせる品種を見ていきましょう。
丈夫で育てやすい ザ・レディ・ガーデナー
花びらがぎっしりと詰まった、半八重咲きの花を付ける品種です。花色はアプリコット色で、大きさは約10cmにもなります。ティー系の強い香りを楽しめるところも魅力です。
樹形は木立性とつる性の中間の特性を持つ、半つる性となっています。冬に、1/2程度を残すように剪定し、樹形を整えると良いでしょう。
強健で雨に負けづらく、早いペースで繰り返し花を付けます。比較的簡単に、見ごたえのある花を楽しみたい人におすすめです。
たくさんの花が付く つるアイスバーグ
純白の半八重咲きの花を、旺盛に咲かせる品種です。盛んにつるを伸ばし、樹高が3mになることもあります。庭に植えると『豪華で華やかな景観』を楽しめるでしょう。
とげが少なめなので初心者でも扱いやすいです。壁面・フェンス・パーゴラなどにはわせて楽しみましょう。
冬に強剪定すると、樹高をコントロールできます。病気に強く、少しくらい葉を落としてもすぐに回復するところも魅力です。
病気や害虫に強い アンジェラ
直径約4cmほどの花をびっしりと咲かせる、つる性のバラです。可愛らしい雰囲気のピンク色の花を付けます。
四季咲きで生育旺盛なので、たくさんの花を楽しめるでしょう。鉢植えだけでなく地植えにもおすすめです。
半日陰でも育てられ、日照時間が少ない場所でもよく耐える性質を持っています。強健種なので多少条件が悪い場所であっても盛んにつるを伸ばし、病害虫にも強いです。園芸の経験が少ない人でも挑戦可能な、『初めてのバラ』としておすすめします。
まとめ
バラはたくさんの品種がありますが、花の咲き方と樹形を意識しながら選ぶことがおすすめです。たくさんの花を楽しみたい人は、返り咲きや四季咲きの品種を選びましょう。
壁やフェンスにはわせて育てたい場合、つる性や半つる性の品種を選びます。品種によって剪定の時期が異なることを頭に入れつつ、好みの樹形に整えていきましょう。
日当たりの良い場所で、水切れや肥料切れに注意しながら育てることが基本です。風通しが良い環境で育てると、病害虫を予防しやすいでしょう。