MENU

イチジクの育て方・栽培方法|お手入れや増やし方、剪定方法も紹介

いつの枝でも大丈夫ですが、前年に伸びた枝の中間部分を挿し穂とすると成功率が高いようです。枝は2~3節を目安に切り取ります。幹に近い方の枝を鉛筆のようにとがらせて削ることで発根する面積を増やすことができます。土に植える前に切り口を水につけて水揚げしておきます。

赤玉土または鹿沼土を用意し、枝が半分ほど埋まるように植えます。水切れがないよう、たっぷりと水を与え、発根するまでは明るい日陰で管理します。芽がついてきたら発根した証拠なので、徐々に日光に当たる場所へ移しましょう。十分に発根したところで鉢や地面に植え付けます。

イチジクを育てる時に気をつける病気や害虫

いちじくを育てる時に気をつける病気や害虫

カミキリムシ

半透明の幼虫と成虫、両方に注意する必要があります。幼虫は木に穴をあけ食い荒らし、木くずやフンをのこします。成虫は葉を食べますので、できるだけ幼虫のうちに殺虫剤での駆除が必要です。

うどんこ病

白い粉の様なカビが葉に発生する病気です。地面に近い葉がなりやすいのが特徴で、すぐに植物が枯れてしまうわけではありませんが、光合成ができなくなることで生育不良になったり、果物の味が悪くなったりします。水はけが悪いことや風通しが悪いこと、土壌の窒素が多いことなど複数の原因が考えられます。間引きや剪定、定期的な散水などで予防できますが、発生してしまった場合は重曹を500倍~1000倍に希釈するか、お酢を約20倍希釈したものをスプレーしましょう

さび病

カビの一種で、はじめは葉の裏に細かい黄褐色の斑点ができ、黄色の粉状となり飛び散ります。さら赤褐色の錆のような斑点から黒い斑点ができ、葉が早くに落ち実が大きく育ちません。8月下旬に発生することが多いので、8月上旬に薬剤を蒔いて予防するとよいでしょう。風通しを良くするために剪定も行いましょう。

イチジクの実の収穫方法と時期

いちじくの実の収穫方法と時期

夏果は6月下旬~、秋果は8月下旬~収穫可能!

夏果は6月下旬~8月上旬、秋果は8月中旬~10月中旬、夏秋兼用種は夏から秋にかけて長く収穫できます。一日に少しずつ収穫できるのがとても嬉しいですね!実の先端が割れてきたら成熟してきた証拠です。手でもぎ取ることができます。もぎ取った際に白い樹液が出ますが、触るとかゆくなるので注意しましょう。

早く成熟させたい場合はオイリング!

イチジクの実を早く成熟させたい場合はオイリングという方法があります。オリーブオイルやごま油など植物脂を、実が赤くなったころに先端に1~2滴たらすことで、成熟を10日程早めることができます。スポイトなどを使って行いましょう。

まとめ

イチジクは一日に果実が一つずつ熟すことから「一熟」、「イチジク」と名付けられたとも言われています。桃栗三年柿八年、のように果物は植え付けてから収穫までに時間がかかることがありますが、イチジクは早ければ2年目から収穫ができ、毎日のように実がなる楽しさがあります。 収穫した実は栄養たっぷり。コンポートなどにして楽しむこともできますよ!お庭のシンボルツリーに果物を考えているようでしたら、ぜひイチジクの栽培に挑戦してみてくださいね。

1 2
よかったらシェアしてね!