観葉植物もピンクと緑の葉でこんなに華やか。おすすめの種類と育て方
葉の色と班のカラーのコントラストは個体差があります。それぞれ違う雰囲気をもっているので、どれが空間に合うのかを選ぶのも楽しいでしょう。
ヒポエステスの育て方
日当たりの良い場所または、明るい日陰でよく育つ観葉植物です。耐陰性があり暗い室内でも枯れませんが、まったく日を当てないと茎が徒長し、葉色が悪くなります。
茎が間延びしたら切り戻し、直射日光を避けた日当たりの良い場所に移動させましょう。日光に当てると、美しい斑模様を取り戻せます。
寒さにはさほど強くなく、耐寒温度は5℃です。室内でも気温が下がる冬は、窓際でなく部屋の中のほうが安心です。その場合は、日中は窓際に移動させるようにして、日光を当てるようにしましょう。ただし、直射日光に当てるのはNGです。
水やりは、春と秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。夏は水をよく吸うため、回数は多めでも問題ありません。一方、冬は水やりを控えめにして、乾かすようにすることで耐寒性が上がります。
お手入れのポイント
春から秋にかけて、葉っぱにできる褐色で円形の異常が見られたら、それは『炭そ病』かもしれません。ヒポエステスは炭そ病にかかりやすい品種と言われています。
症状が見られたら、伝染を防ぐために異常のある箇所を切除し、殺菌剤を散布します。病気を予防するには、株や葉の風通しを良くすることが大切です。
ピンクと緑の葉の観葉植物 イレシネ
さまざまな印象的な葉をもつ『イレシネ』のなかでも、鮮やかなピンクの葉が一際目を惹くのが『イレシネ・ピンクファイアー』という品種です。
観葉植物としてはもちろん、寄せ植えのアクセントともなるイレシネ・ピンクファイアーの特徴や育て方をご紹介します。
イレシネ・ピンクファイアーの特徴
イレシネは、熱帯アメリカとオーストラリアを中心に熱帯から温帯に約70種が自生する植物です。原産地では多年草ですが、耐寒性が低いため、1年草として扱われることもあります。
イレシネのなかでも、イレシネ・ピンクファイアーは、かなり目を惹く存在です。緑色の葉には、鮮やかなピンク色の斑が入ります。まるで花が咲いているかと目を疑うような鮮烈さがあり、人気を誇る品種です。
部屋に飾れば、インテリアのアクセントになるでしょう。
イレシネ ピンクファイアーの育て方
熱帯が原産のため、耐寒性に欠けるのが弱点です。冬場は室内の暖かいところで管理してください。春〜秋は戸外に出し、日光にしっかり当てるのがポイントです。
水やりは、春と秋は鉢土が乾いたらタイミングで行いましょう。夏は戸外に出しておくと水吸いがよく早く乾いてしまうので、毎日の水やりは欠かさないようにします。一方で、冬に水をあげすぎると用土が過湿になり、根腐れすることがあります。
肥料は、春から秋の生育期に、緩効性のものであれば2カ月に1回ほど、液肥などの即効性のものであれば2週間に1回ほど与えてください。
お手入れのポイント
茎が伸びすぎて株のバランスが悪くなったら剪定を行いましょう。このとき切り落とした茎は、挿し穂にして増やすことも可能です。
また、イレシネ・ピンクファイアーを育てていると、元の葉の色と違う色の葉が生えてくることがあります。見栄えが悪いので、こういった葉は茎から切りとってください。
イレシネは、ガーデンプランツとしても向いています。鉢から花壇などに植え替えるのであれば、寒さがなくなった春にしましょう。
まとめ
ピンクの葉が美しい観葉植物には、フィットニア、コリウス、ヒポエステス、イレシネなどたくさんの種類があります。どの品種も室内で育てるのに向いている観葉植物です。
基本的にはお世話しやすい品種ですが、それぞれの特徴を知ることでより長く元気に育てられるでしょう。
ピンクの葉をもつ観葉植物は、グリーンの観葉植物とはまた違う華やかさを空間にもたらします。いろいろな品種があるので、お好きなものを選んでみてはいかがでしょうか。