観葉植物の名前がわからない時は?調べる方法と特徴的な観葉植物
シュガーバイン
シュガーバインは、葉の裏に甘く白い乳液を付けることから、『シュガー(砂糖)バイン(つる)』とよばれています。
1カ所のツタ先から5枚の葉が生える『掌状複葉』で、葉のつけ根からヒゲのような気根を出し、這うように伸びるのが特徴です。
オランダで品種改良されて生まれたブドウ科の常緑つる性植物で、直射日光を避けた室内の明るい日陰で育てるのが適しています。
見かけはデリケートですが、つるを適当な部分でカットして先を水に付けておくと、小さな根が生えてくるでしょう。
他の観葉植物との寄せ植えにしたり、ハンギングバスケットに飾って上から吊るしたりするとおしゃれです。
アイビー
アフリカ・アジア・ヨーロッパなどの幅広い地域に分布するウコギ科の常緑つる性低木で、戸外でも越冬できる耐寒性があります。
別名を『ヘデラ』といい、ギリシャ語の『葉が密生する』やラテン語の『しがみつく』が語源です。500種類以上の品種があるのでインテリアに合わせて選ぶとよいでしょう。
茎葉の動きを楽しむために、背の高い鉢を使ったり、天井から吊るしたりするのがおすすめです。また、小さな苗は、ハイドロカルチャーでも育てられます。
日当たりのよい場所を好むので、レースカーテンごしの明るい場所に置くのがベストです。
グリーンネックレス
アフリカ・ナミビア原産の多肉植物で、細い茎にコロコロとした丸い葉を付けます。
砂漠地帯でも生きられるように、葉に水分を貯蔵しているのが特徴で、1週間水やりを忘れても枯れることはありません。過湿に弱いため、少し乾燥気味で育てるのがベストです。
『グリーンネックレス』は、春と秋に成長し、夏と冬に休眠する『春秋型』の多肉植物なので、生育サイクルに合わせた育て方がポイントになります。
風通しと水やりのタイミングを適切に行えば、いきいきとした株に育つでしょう。
葉に特徴的な模様がある観葉植物
葉に模様のある観葉植物は何度見ても飽きない上、インテリアとしても存在感を放ちます。特に珍しい模様のある品種をピックアップして紹介します。
ピレア
『ピレア』は、亜熱帯地方に生息するイラクサ科の草本です。種類は600種以上にものぼり、斑点や縞模様など、種類によって葉の模様が異なります。
たとえば、『ピレアムーン・バレー』は、縁がギザギザした楕円形の葉で、中央部分は黒みがかった色をしています。
ベトナム原産の『ピレア・カディエレイ』は、『アルミニウムプランツ』ともよばれ、緑色の葉に銀白色の斑が入っているのが特徴です。
ピレアは日当たりのよい場所よりも半日陰を好みますが、1日に数時間の日光浴をすると株が元気に育つでしょう。黄ばんだ下葉は、こまめに取り除いてください。
アグラオネマ
『アグラオネマ』は、熱帯アジアが原産のサトイモ科で、リュック・べッソン監督の映画『レオン』で、殺し屋のレオンが大切に育てていた観葉植物として一躍有名になりました。
『アグラオネマ』はたくさんの品種がありますが、どれも葉に特徴があります。中でも、銀緑色の大きな斑が入った『アグラオネマ・シルバー・クイーン』が人気です。
自生地では、あまり光が届かないジャングルの林床部で育ちます。室内では、強い日差しや西日を避けた半日陰に置き、時々霧吹きで葉に水を与えてあげるとよいでしょう。
サンスベリア
『サンスベリア』は、スズラン亜科チトセラン属の多年草で『厚葉千歳蘭』『虎の尾』という和名をもっています。
HitoHana ¥11,000(税込)
#送料無料 #ラッピング無料 #立札・メッセージカード無料 #請求書発行可 #配送前写真無料 #お届け後7日間 枯れ/痛み保証
厚みのある直立した葉は、先が剣のように尖っており、白や黄緑色の縦縞が入っているのが特徴です。
風水では邪気払いの効果があるといわれているので、人の出入りが多い玄関やリビングなどに置くのもよいでしょう。
サンスベリアの自生地はアフリカなので、乾燥には強く、少しくらい水やりを忘れても枯れることはありません。ただし、寒さには弱いため、冬は10℃以上の環境を保ってあげましょう。
美しい花を咲かせる観葉植物
観葉植物を選ぶときは、主に葉っぱの美しさや形が重視されがちです。
空間に華やかさを添えたいという場合は、花が咲く観葉植物を選んでみましょう。大きな花は切り花にもできますし、実がなるものは、果実や種を活用する楽しみも生まれます。
ストレリチア
『ストレリチア』は花が極楽鳥に似ていることから『極楽鳥花』といわれています。花はオレンジ色の萼と青色の花弁のコントラストが鮮やかで、切り花にして飾ると空間の雰囲気ががらりと変わるでしょう。
ストレリチアにはいくつかの品種がありますが、極楽鳥花を指すのは『ストレリチア・レギナエ(レギネー)』です。
この他に、葉が棒状、または先端が円筒状になる『ストレリチア・ユンケア』、オーガスタの名前で流通する『ストレリチア・ニコライ』などがあります。