朝顔の種類・品種13選!特徴と違いの見分け方や人気の品種も紹介
西洋朝顔
ヘブンリーブルー
「ソライロアサガオ」とも呼ばれる爽やかな青色の朝顔です。葉は丸い形でサツマイモの葉に似ています。8~10月に咲く、遅咲きの品種です。花もちがよく、真夏でもお昼ごろまで、秋になると夕方または場合によては翌日まで花を咲かせます。花径は10cm程。生育旺盛でツルがよく伸びるので緑のカーテンや垣根に使われることも多く、日本でもっとも有名な朝顔の一つと言えます。丈夫で育てやすく、どんな土でもよく育ちますが、かえって栄養分の多い土だと葉ばかりが成長して花が咲かなくなる傾向があります。熱帯の植物なので、日本では種が採取しにくい場合もあるようです。
スカーレットオハラ
無地の鮮やかな赤紫色の花びらで、秋まで長く花を咲かせます。もともとは日本の品種でしたが、海外で品種改良されてできました。そのため、ツルの伸びはいいものの他の西洋朝顔ほどではなく、やや小ぶりで1~3m程です。昼顔ともいわれるほど長時間咲き続けます。種が採取しやすい品種ですので、翌年も美しい花を楽しめるでしょう。
ラビアンローズ
バラのように美しい、桃紅色の花を咲かせる品種です。8月下旬~9月より咲き始める遅咲きタイプで11月頃まで咲き続けます。花径は約5、6cmと小さめで可愛らしい印象です。花の中に濃い星模様が見えます。
フライングソーサー
直訳すると空飛ぶ円盤という、ちょっと面白い名前の品種です。花径は10cm程。青色が美しいヘブンリーブルーと白いぱーりーゲートの後輩によってできた改良品種で白地に、きれいなスカイブルーのストライプが入ります。多花性なので1つの花茎に3~5つの花をつけますが、白や青の単色の花を咲かせる場合もあります。
パーリーゲート
直訳すると真珠の門ですが、意味合いとしては天国の入口の門という名の如く、真珠の様な純白の花を付ける品種です。花径は10cm程。多花性で一カ所から一箇所から5-6輪 の花が咲きます。
変化朝顔
獅子咲牡丹(ししざきぼたん)
パッと見た感じでは、ツツジの変異種かな?と思うような細長い花弁を持つ品種です龍の爪に似合た葉と、花びらが筒状で先端が折り返すような形が特徴で、華やかな印象の朝顔です。
車咲牡丹(くるまざきぼたん)
江戸時代末期の朝顔ブームの図版に登場する品種です。おしべやめしべが花びらに変化し、花筒の中央から吹き上げるような花を付けます。
采咲牡丹(さいざきぼたん)
花びらが切り絵のように細かく切れ込んでいるのが特徴の朝顔です。戦場で武将が使った「采配」に似ていることから采咲という名前が付けられました。繊細な美しさを持つ品種です。
まとめ
朝顔と聞くと涼し気な青色のイメージでしたが、ストライプが入ったものや黒に近い色の品種があることがわかりましたね!西洋朝顔はツルの伸びもよく、比較的遅咲きなのでグリーンカーテンにおすすめです。鉢植えは落ち着いた美しさの日本朝顔を、グリーンカーテンは元気のいい色の西洋朝顔を、という使い分けもよさそうですね。