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1月に植えられる野菜は?寒さに強い野菜を栽培しよう

ホウレンソウの特徴

ホウレンソウは、葉物野菜の中でも、とくに寒さに強いといわれています。ホウレンソウは病害虫にも強く、栽培に手がかからないことから、家庭菜園初心者にもおすすめの野菜です。

1月に種まきをする場合には、ホウレンソウを寒い外気から守れるビニールトンネルを利用してください。ホウレンソウは陽の光があたる時間が長いことで春がきたと判断します。その場合、トウがたちやすくなります。太陽光以外にも、街灯などの光があたる場所に植えると、春化がはじまることがありますので注意が必要です。

ホウレンソウの植える時期

ホウレンソウは1月に植えられる野菜です。酸性が強い土の場合、順調に生育しない可能性がありますので、苦土石灰を入れて、弱酸性から弱アルカリ性の土になるように準備しましょう。ウネの幅は60cm程度が最適です。種をまく溝は、深さ2cmで幅が3cm程度がよいでしょう。種は2cm間隔でまき、種の上に1cmほど土をかぶせます。軽く土をおさえたら、土がしめるくらいにしっかりと水を与えます。ホウレンソウは寒さに強い野菜ですが、寒さが厳しい場合にはビニールトンネルを作ると、葉をきれいな状態で育てられますよ。

ホウレンソウの栽培のコツ

ホウレンソウは、種まきから1週間ほどで発芽します。発芽までは、乾かないようにしっかりと水やりをしましょう。生育の悪いものは順次間引いてください。株の間隔は最終的には6cm程度にして、となりの株の葉が重なりあわないようにします。追肥をする場合には、肥料が葉にかからないように注意しましょう。

アブラムシやネキリムシなどの害虫が付いた場合には、殺虫剤を使用します。水はけが悪く、風通しの悪い畑では、べと病が発生しやすくなります。べと病に強い品種を選んでまくとよいでしょう。

ホウレンソウの収穫時期

ホウレンソウは、株が20cm程度に育ったら収穫時期です。成長したものから順に収穫しましょう。ハサミやナイフで根本を切って収穫すると、残った株を傷つけにくいですよ。収穫期を逃すとトウがたつので、早めの収穫がおすすめです。ホウレンソウは寒さに強く、霜があたっても大丈夫。霜が降りた1月まきのホウレンソウは、甘みが増して繊維も柔らかくなるといわれています。冬の寒さでよりおいしさを増したホウレンソウを楽しみたいですね。

1月に野菜を栽培する際の注意点

1月に野菜を栽培する際の注意点

1月に野菜の種まきや植え付けをする場合、栽培管理で重要なのは低い外気温や冷たい風から種や苗を守ることです。ビニールマルチで地面の温度を保ち、ビニールトンネルで外気を遮断します。

ビニールトンネルのすきまから空気が入ると、トンネル内の気温が下がります。すきま風が入らないように、ビニールをしっかりと杭で打ち込み、おもりになるものを置いてビニールが風で飛ばされないようにしましょう。ただし、日中のトンネル内の温度は、上がりすぎないように管理してください。

ビニールトンネル内で栽培する場合、雨があたらないため土が乾燥します。野菜の種類によって必要な水分量は変わってきます。野菜の種類ごとに、必要なだけの水やりをしましょう。

まとめ

1月は気温が下がる時期なので、寒さに強い野菜を植えましょう。冬に野菜を植える場合には、日あたりと水はけがよく、風通しのよい場所を選びましょう。

露地栽培では、霜の被害や冷害を防ぐため、温度管理を徹底することがうまく冬野菜を育成するうえでもっとも大切です。プランター栽培をする場合には、寒さが厳しいときにはプランターを室内に入れるのもよいでしょう。寒さに耐えて育ったおいしい野菜を、冬の食卓で食べるのが楽しみですね。

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