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エニシダとは?花の特徴・花言葉・育て方・手入れ方法を紹介

肥料

エニシダは、痩せ地や乾燥した土地など劣悪な環境でも花を咲かせる強い植物です。肥料がなくても特に問題はありませんが、鉢植えの場合は開花する前の2月〜3月くらいの時期に有機質肥料を寒肥として与えましょう。また秋に緩効性肥料を置き肥として与えます。あまり肥料を与えすぎないようにしましょう。少量で十分です。

エニシダはマメ科の植物なので、土の中の根の部分に根粒ができます。根粒は空気の中の窒素を取り込んで自分で窒素肥料を作ります。そのため、与える肥料は、窒素の配分が少なめのものの方がいいですね。

エニシダの剪定

エニシダの剪定は、小さいうちは自然に形が整うので特に必要ではありません。大きくなってからは、花の時期が終わる頃に混んでいる枝や太くなった枝を剪定するようにしましょう。定期的な剪定はしなくても大丈夫です。

エニシダの増やし方

エニシダの増やし方

エニシダは挿し木で増やせる品種です。春先の3月〜4月に挿し木する場合は昨年大きくなった枝を、梅雨時の6月下旬〜7月上旬に挿し木するなら、今年の新しい枝を使います。それぞれ5~10cm程度の長さに切って水をあげて、清潔な土にさして増やしましょう。直射日光の当たらない明るい場所で育ててください。

植え替え

鉢植えで育てているエニシダが根詰まりをするようになったら植え替えをしましょう。なるべく根鉢をいじらずに1回り〜2回り大きな鉢に植え替えます。庭植えの場合は、大きくなりすぎない小さい間に植え替えてください。エニシダは移植を好まないので、慎重に行いましょう。

植え付け

植え付けは3月中旬~4月に行いましょう。庭植えも鉢植えも、植え穴や鉢土の底に元肥として有機質肥料か緩効性化成肥料を入れておいてください。

エニシダを育てるときに気をつけたい病気と害虫

エニシダを育てるときに気をつけたい病気と害虫

エニシダを育てるときに気をつける病気や害虫です。

病気

エニシダは特に気をつけるべき病気はありません。

害虫

エニシダにコガネムシやアブラムシがつく場合があります。コガネムシの成虫は、エニシダの葉や花を食べます。十分に育たなくなったり花が咲かなくなったりするので見つけたらすぐ駆除してください。またコガネムシの幼虫が根を食べて株全体に影響を与えるときがあります。株がぐらついてきたりする場合は、土地を掘り返してコガネムシの幼虫がいないか確認してください。

アブラムシはエニシダの葉や枝、花に寄生して吸汁します。ほかにもウイルス性の病気や、カビが原因のすす病を引き起こす可能性があります。最終的には植物を枯らしてしまうので、アブラムシを見つけたら薬剤を使ってすぐに駆除してください。

まとめ

エニシダは、細い枝にたくさんの黄色い花を咲かせる植物です。枝がしなだれるように成長するので、満開の時期の姿は圧巻といえます。乾燥に強く痩せ地でも花を咲かせるので、地植えでも育てやすく初心者にもおすすめです。耐寒性にも優れているので、温暖地なら越冬は屋外でも大丈夫です。庭植えでも鉢植えでも開花時期は華やかな花を楽しめるエニシダ。ぜひ育ててみてください。

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