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ガーベラの押し花って難しい?簡単な作り方と長持ちさせる方法

押し花は、花を長く楽しむ方法の一つです。花の厚みがない植物しか押し花は作れないと思われがちですが、じつは厚みのあるガーベラでも押し花は簡単に作れます。豊富なバリエーションのカラーや花びらの形が人気のガーベラを押し花にする方法を紹介します。

ガーベラは押し花にできる?

ガーベラは押し花にできる?

ガーベラは品種が多く、花色や花びらの形状、大輪・小輪などバリエーションが豊富です。フラワーショップなどでは1年中店頭に並んでおり、自宅に飾ったりプレゼントしたりとさまざまな楽しみ方ができます。

ガーベラをなるべく長く楽しみたい人は、押し花にしてみましょう。野原や道端で摘んできた草花を新聞紙に挟み、本を置いて、押し花を作ったことがある人も多いのではないでしょうか?押し花は、植物のなかの水分をしっかりと抜いて乾燥させることで、きれいな花色や形状を長く楽しめる方法です。

水分に注意すれば問題なし

厚みのない花と比べて、ガーベラは厚みがあり水分も多く含まれる花です。押し花をする際は、圧力をかけて植物の水分を取り除き、乾燥させて作ります。

すばやく乾燥させることで、色素分子に影響を与える生化学反応が少ないため、きれいな花色に仕上がります。そのため、なるべく水分がすばやく抜けるように工夫をしながら作りましょう。

簡単にできるガーベラの押し花の作り方

簡単にできる押し花の作り方

押し葉は本や雑誌などに挟んでも作れますが、完成するまでに時間がかかったり、変色したりすることがあります。より短期間で、きれいな花色の押し花を作りたい人は、「押し花シート」を使って作ってみましょう。

押し花シートとは、乾燥剤がしみ込んだ専用の乾燥シートです。乾燥剤によってすばやく花の水分を吸収できるため、花色がより鮮やかに仕上がります。押し花シートはインターネットやホームセンターなどで購入可能です。

ここでは押し花シートを使って簡単にできる押し花の作り方を紹介します。

用意するもの

用意するものは以下の五つです。

  • ガーベラ
  • 押し花シート
  • 厚手の木板 2枚
  • ピンセット
  • ハサミ

押し花シートは花に直接触れる薄紙と、乾燥材がしみ込んだ乾燥シートがセットになったものを選ぶとよいでしょう。厚手の木板はガーベラに均一な圧力をかけるために必要です。もし手に入らない場合には、厚みのある本を代用しても構いません。

完成した押し花は非常にデリケートです。直接手で触れると破れたり、手の水分や油分が花に付着して変色したりする恐れがあるため、ピンセットを使いましょう。

作り方

押し花の作り方の手順は以下のとおりです。

  1. 木板の上に乾燥シートを置く
  2. 乾燥シートの上に薄紙を置く
  3. 薄紙の上にガーベラを重ならないように置く
  4. ガーベラの上に薄紙をかぶせる
  5. 薄紙の上に乾燥シートをかぶせて、木板を置く

ガーベラを置く際には、仕上がりのイメージに合わせて置きます。ガーベラの花形をそのまま残したいときには、花の表面を下向きにしましょう。また茎を残して横向きに仕上げたいときには、横向きのままセットします。

木板に重みが足りない場合は、木板の上に辞書などの重みのある本をさらに乗せて圧力をかけましょう。

ガーベラの押し花をきれいに仕上げるコツは?

きれいに仕上げるコツは?

押し花はシートに挟んで圧力をかけて乾燥させるだけなので、簡単に作れる点が魅力です。しかし押し花は同じ花を使って作ったとしても、作り方にひと手間かけるだけで仕上がりの形や花色に大きな違いが表れます。

よりきれいな形・花色に仕上げるためのコツを2点紹介します。

できるだけ厚みを減らす

押し花をきれいに仕上げるためには、できるだけ厚みを減らして平らにしておきましょう。厚みがあるとガーベラに圧力が均一にかからず、水分も抜けにくくなるためきれいに仕上がりません。

ガーベラは茎や花托などに厚みがあります。花の形がくずれないように注意しながら、茎や花托をカッターなどで削っておきましょう。少しずつ削っていくのがポイントです。押し花の裏面は基本的には見えないので、裏側になる茎や花托部分を削れば見た目にはわかりません。

茎や花托を削ることで、厚みをなくすだけでなく削った部分から水分が抜けやすくなるため、きれいな花色に仕上がります。

押し花シートは定期的に交換する

押し花シートの乾燥シートは花の水分をある程度吸収すると、シートが水分でべたついてきます。べたついたシートをそのまま使用しても、花は乾燥できません。乾燥シートは、2~3日に1回交換しましょう。

ガーベラの押し花を長持ちさせる方法

押し花を長持ちさせる方法

押し花は、生花よりも長く花を楽しめる方法ですが、永久ではありません。ただし保管方法や加工中などいくつかのポイントを押さえれば、押し花を長持ちさせられます。ここでは押し花を長持ちさせる2つの方法を紹介します。

日光、酸素、湿気から遠ざける

押し花は、花に圧力をかけて水分を取り除いて乾燥させていますが、無機質というわけではありません。日光・酸素・湿気に触れることで、劣化して退色がはじまります。そのため押し花を日光・酸素・湿気から遠ざけるように心がけましょう。

押し花の加工中も例外ではありません。完成後に額に入れて保管する場合には、直射日光の当たる場所に飾ると劣化が早まるので注意しましょう。額のガラスに紫外線カットのコーティングを施したり、脱酸素剤を合わせた活用したりすれば、より長持ちされられます。

しおりやカードなどに挟む場合にも、市販の押し花アイロンシートなどでコーティングが必要です。

乾燥剤を使用する

完成後の押し花には、湿気が入らないように「乾燥剤」を使用しましょう。押し花用の乾燥剤以外にも、お菓子や海苔などに入っている乾燥剤を使用してもOKです。乾燥材を使用するときには、額の裏側など見えない部分に入れれば、見た目が気になりません。

まとめ

昔から花を長く楽しむための方法である押し花は、すばやく水分を取り除いて乾燥させることがきれいに仕上げるポイントです。水分の多いガーベラも、すばやく乾燥させればきれいな花色が長く楽しめます。

短時間で乾燥できる市販の押し花シートを使えば、きれいな押し花が手軽に作れるため便利です。バリエーション豊富なカラーや形状のガーベラを使って、いろいろなスタイルの押し花にチャレンジしてみましょう。

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