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オレガノドライフラワーの作り方|花言葉やハーブとしての効能も紹介

オレガノはシソ科のハーブ。花言葉には「あなたの苦痛を除きます」や「自然の恵み」があり、ハーブとしての効能に由来しています。乾燥させると香りが強くなり、スパイスとして料理に使われます。生育力が旺盛で、ドライフラワーにしても楽しめます。

オレガノってどんな花?

オレガノってどんな花?

オレガノはハーブとして有名、夏にピンクの花が咲きます。オレガノといえばお料理に使うハーブを連想する方が多いでしょう。オレガノ(oregano)はギリシャ語で「山の喜び」という意味です。昔、地中海に住む人々にオレガノが重宝されていたことに由来しています。

オレガノの和名は「ハナハッカ」で、薄荷の香りがすることに由来し、ピンクの花が咲きます。花をドライフラワーにすると、つぼみがピンク色に残ります。耐寒性の多年草のハーブです。

オレガノの基本情報

オレガノの基本情報です。

科・属シソ科・ハナハッカ属
和名ハナハッカ
英名Oregano、wild marjoram
学名Origanum vulgare
花の色ピンク、白
開花時期6~8月
葉の収穫時期4~10月
原産地地中海沿岸からヨーロッパ、中央アジアにかけて

多年草で草丈は30~90cmになります。耐寒性・耐暑性があり、丈夫で育てやすい植物です。日本の高温多湿に弱いので、この時期には蒸れないように剪定をして、風通しを良くするといいでしょう。

オレガノの花言葉

オレガノの花言葉は「輝き」や「財産」「富」、ハーブとしての効能から由来する花言葉は「あなたの苦痛を除きます」、料理に由来する花言葉は「自然の恵み」などがあります。

オレガノの種類

オレガノは大きく分けて3種類、「オリガヌム類」や「マヨラナ類」と「アマラクス類」があります。一般的にオレガノは「ワイルドマジョラム」のことをいい、「オリガヌム類」に属します。

オレガノを使った料理では、ハーブビネガー、肉料理、香味付けなどに使用されます。

オレガノは古代ギリシャ時代から香料や芳香剤として、また鎮痛剤として使われてきました。現在では、風邪や胃の不調などに内服されますが、筋肉痛の緩和として入浴剤にも用いられています。

オレガノの葉や花は、ポプリや香料や、アロマオイルなどに使用します。

オレガノの近縁種に「ケントビューティー」という観賞用の品種もあります。苞葉がホップのような形で、先に淡いピンクの花をつけます。観賞用なので切り花や、ドライフラワーに適しています。

そのほか近縁種には、「ポットマジョラム」「スィートマジョラム」があります。

オレガノのドライフラワーの作り方

オレガノのドライフラワーの作り方

ドライフラワーを作るには3つのポイントがあります。1つ目は、新鮮は花を収穫すること、2つ目は、水揚げと虫出しをしっかりすること、3つ目は早く乾燥させることです。

オレガノはドライフラワーにすると花のピンクや葉のグリーンがきれいに残ります。自分で育てたオレガノならなおさら楽しみが増えますね。

庭からオレガノを取ってきたら、さあ下準備を始めましょう。

新鮮なオレガノを収穫する

庭やベランダからオレガノを切ってきましょう。オレガノを切り戻すときでもOKです。しぼんでいたり枯れたりしていると、きれいなドライフラワーにならないので、7~8分咲きの花を選びます。

つぼみがあったり咲かけだったりすると水分が多いので、乾燥に時間がかかってしまいます。

水あげと虫だし

切ってきたオレガノはたっぷり水の入ったバケツに全部浸します。茎は水の中で切って水揚げします。そうすると茎の中にある導管がリフレッシュされ、水の吸い上げが良くなります。このとき、オレガノの草丈も調整しましょう。

全体を水に浸けることで、隠れている虫が出てくるので取り除けます。

花や葉の手入れ

水揚げと虫出ししたオレガノは、傷んだ葉や花を切ってトリミングします。

ケントビューティーの場合は、先についている小さな紫の花を切り取ります。乾燥すると茶色になってぽろぽろ落ちてくるためです。

根気のいる作業ですが、乾燥する前に取っておくと仕上がりが違いますよ!

ドライフラワーに適したオレガノの種類・品種

ドライフラワーに適したオレガノの種類・品種

ドライフラワーに適したオレガノはワイルドマジョラムなど花オレガノであれば何でも大丈夫です。

一般的なオレガノ(ワイルドマジョラム)は、乾燥してもピンクの花色がきれいに残ります。ケントビューティーは観賞用の花なので、萼がピンクのときや紫のときなど時期によって色が変わります。ドライフラワーにしてもきれいに色が残り、変化が楽しめるのでおすすめです。

オレガノの乾燥方法

オレガノの乾燥方法

下準備ができたら乾燥ですが、2つの方法があります。ドライフラワーにした後に、どのようにアレンジするかで乾燥方法が変わってきます。

シリカゲルを使った乾燥法と逆さまに吊るしたハンギング法があります。

ドライフラワーにするには、早く水分を抜く、早く乾燥させたほうが枯れた感じが出ず、乾燥後の色もきれいに仕上がります。

シリカゲルを使って乾燥させる

シリカゲルの中に花をうずめて乾燥させるのが、シリカゲル法です。ホームセンターやネットなどでドライフラワー用のシリカゲルを購入します。乾燥させる花の量に合わせ、大きめのタッパーにシリカゲルをたっぷり入れて、その中に花をうずめます。密閉して1週間くらいでドライフラワーが出来上がります。

タッパーに入れる花の大きさが限られてきますし、その後も密閉しておかないと褪色しやすくなります。シリカゲル法は、ハーバリウムやキャンドルを作るのに適した方法です。

吊るして乾燥させる

花を束ねて逆さまに吊して乾燥させるのが、ハンギング法です。逆さまに吊るすことで、自然に近い形に仕上がります。風通しが良く直射日光が当たらない、湿気の少ないところに吊るします。1週間から2週間くらいかけて乾燥させます。

できあがったドライフラワーは、リースやスワッグ、ブーケなどに活用できるほか、花瓶にそのままいけても素敵です。

オレガノのドライフラワーと合わせる花

オレガノのドライフラワーと合わせる花

オレガノは乾燥させると香りが強くなるので、合わせる花は香りのない花がいいでしょう。合わせる花は、一緒にドライフラワーにした方が、季節感や質感に統一感が出ていいのではないでしょうか。

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