フラワーアレンジメントの水やりはどうするの?長く楽しむポイントも
アレンジの全体的なイメージは変わってきますが、傷んだ花を取り除くことで、ほかの花が浸食されにくくなります。
置く場所も大切
花屋さんで、アレンジメントが冷蔵のショーケースに入っているのをよく見かけませんか?
根が付いた植物とは異なり、切り花は暑さや光が苦手です。当然、夏場は花のもちが悪く、冬は長持ちします。自宅で管理する際は、直射日光が当たる場所や温かい部屋を避け、できるだけ涼しい場所に置きましょう。
また、扇風機やエアコンの風、ストーブは、花びらを傷ませる原因になります。部屋が乾燥しすぎないような配慮も必要です。
まだあるアレンジメントを上手に楽しむ工夫
アレンジメントを頂いたときのままで飾っていませんか?
たとえば、ラッピングされているセロファンは早めに外しておきましょう。花の傷み具合や本数によっては、花瓶に移し替えて楽しむのもおすすめです。
貰った時のセロファンはどうする?
花屋さんでアレンジメントを購入すると、全体が透明のセロファンで覆われていることがほとんどです。
セロファンは、配達や持ち運び中に花がぶつかって傷まないようにする役目や、ギフトらしく見せるようにする『パッケージング』の役目を担っています。
しかし、セロファンがついたままだと、風通しが悪くなり花が枯れやすくなるため、自宅に着いたらすぐにセロファンを外してあげましょう。
一方で、オアシスを包んでいるセロファンを外すのはNGです。器に自然素材のバスケットなどを使っている場合、セロファンでオアシスを包み、水漏れを防止しています。
花が少なくなったら
傷んだ花を抜いていると、最後は全体的にスカスカで寂しい状態になってきます。そんなときは、フラワーフォームを使わずに、花瓶に生け替えて観賞してはいかがでしょうか。
その際、茎の切り口を大きく斜めにカットすると水の吸い上げがよくなります。鮮度保持液を使い切ったときは、水に殺菌作用のある漂白剤を1~2滴たらしたり、養分になる砂糖を加えたりすると切り花が長持ちします。
一輪挿しにするのもよし、新たに別の花と組み合わせるのもよし、自由なコーディネイトを楽しみましょう。
フラワーアレンジメントを楽しんだ後は
フラワーアレンジメントで使用した『オアシス』はどのように処理したらよいのでしょうか。ほかの人の迷惑にならないよう、適切な方法に従いましょう。
オアシスの捨て方
1度水を含んだオアシスは、乾燥させても再利用ができません。穴だらけになったオアシスも土台の役目を果たさなくなるでしょう。アレンジメントを楽しんだあとは、花をオアシスから全て抜き取り、適切な方法で処分します。
オアシスは水気を含んでいる状態だとかなりの重量があるため、乾燥させるか、絞るかして水気を抜いたあと、袋に入れてゴミに出しましょう。
フェノール樹脂でできたオアシスは熱硬化性のプラスチックに分類されます。しかし、自治体によってゴミの分別が異なるので、可燃ゴミになるか、不燃ゴミになるかは、お住まいの自治体の基準に合わせましょう。
まとめ
前半はアレンジのデザインを楽しみ、後半は花瓶に生けた花の美しさが観賞できるのは、フラワーアレンジメントならではです。アレンジにおいては、優れた土台のオアシスがあるからこそ、自由な造形が楽しめるともいえますね。
花瓶と違って水の量がはっきり見えない分、乾燥状態のこまめなチェックは忘れないようにしましょう。
今回は水やりの方法をご紹介してきましたが、自分でフラワーアレンジをやってみたいという方は、こちらの記事をぜひ読んで挑戦してみてくださいね。