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フラワーアレンジメントのグリーン系。ギフトや自分用に安らぎの花を

グリーン系のフラワーアレンジメントは、甘過ぎない可愛らしさ・洗練され過ぎない上品さ、といった印象を与えます。ナチュラルな雰囲気とリラックス効果のあるグリーンで安らぎを贈りましょう。グリーン系アレンジを選ぶポイントを紹介します。

グリーン系フラワーアレンジメントの特徴

『グリーン』は癒しの色といわれています。そのため、グリーンをふんだんに使ったグリーン系フラワーアレンジメントは、飾ることでリラックスや癒しが期待できるのです。グリーンの色からグリーン系アレンジの特徴を解説します。

緑は信頼の色

グリーンは木・草・葉など、自然の中に溢れています。人間にとってもなくてはならない植物たちは、薬になったり、食べ物になったり、身を隠す場所になったり、植物のそうした働きから、グリーンの色に信頼を感じるようになったと考えられます。

そのため、グリーンは信頼感を与える目的で、ロゴマークに使われることも多いのです。グリーンのフラワーアレンジメントも、同じく信頼を表現するのにぴったりといえます。

フレッシュなイメージのグリーンの花で作ったアレンジは、若々しさも感じさせます。ナチュラルな優しさ・新鮮さなどを表現したいときにも向いているでしょう。

リラックス効果が期待できる

グリーンには癒しとリラックスの効果があるといわれています。実際に、森林浴をすると免疫効果が高まることが分かっているのです。単に気分の問題ではなく、体と心が実際に癒される色といえます。

グリーンに癒しの働きがあるのは、調和や平和・安定を意味する色だからでもあります。私たちがリラックスし癒されるのは、安心できる場所・状況が揃ったときです。グリーンの色は、リラックスできる環境だということを感じさせてくれます。

グリーン系のお花の名前

グリーンというと葉のイメージですが、グリーンの花弁を持つ花は、意外と多くあります。グリーンの花にはどんな種類があるのでしょうか?グリーン系フラワーアレンジメントのメインとなる花を紹介します。

アンスリウム

アンスリウムは、ハート形が特徴的な南国の花です。赤のイメージが強いアンスリウムですが、他にも、ピンク・白・紫・グリーンなど、さまざまな色があります。グリーンのアンスリウムの花言葉は『無垢な心』です。

グリーンのアンスリウムは、グリーン一色だけでなく、グラデーションになっているものもあります。グリーンから赤やピンク・白へのグラデーションは、グリーン系フラワーアレンジメントのアクセントとしても活躍するでしょう。

葉の光沢が美しいのも、アンスリウムの魅力の一つです。グリーン系フラワーアレンジメントを作るなら、美しい葉も存分に活かしましょう。

カーネーション

カーネーションにもグリーンの花があります。赤やピンクのイメージが強いですが、カラーバリエーションが豊富で、グリーンもさまざまな種類があるのです。

カーネーション全体では『無垢で深い愛』という花言葉があります。一方、グリーンのカーネーションの花言葉は『癒し』『純粋な愛情』です。花言葉からは、グリーンから連想される自然な優しさが感じられます。

グリーンのカーネーションを使ったフラワーアレンジメントは、お母さんへのプレゼントにもぴったりです。フリルのような花弁はどんな花ともよく合います。そのため、メインに添えるサブの花としてもおすすめです。

トルコキキョウ

トルコキキョウは、まっすぐに伸びた茎に、フリルのような花弁が重なる優美な花です。グリーンの花はナチュラルな印象が強いですが、トルコキキョウはフリルの形をした花弁なので、華やかさや上品さも感じさせます。

優雅な見た目はもちろん、『感謝』『希望』『清々しい美しさ』といった花言葉から、恋人や妻へ男性が贈る花として人気があります。

グリーンのトルコキキョウには『よい語らい』という花言葉があるので、夫婦の記念日のプレゼントにもぴったりです。

葉っぱなどグリーンの使い方で魅せる

フラワーアレンジメントは、花が主役ですが、葉っぱなどのグリーンも大切な役割があります。それぞれの葉っぱの特徴を知り、効果的に使うことで、洗練されたアレンジになるのです。

形状ごとの特徴

葉っぱを効果的に使うため、『ラインで見せる』『面で見せる』『色や質感で見せる』ものに分け、それぞれの特徴を解説します。

ラインで見せる葉っぱの役割は、フラワーアレンジメントにラインを出すことです。そのまま使う・編む・巻くなどの方法で、アレンジにアクセントを加えましょう。ススキ・ミスカンサス・シマハランなどが代表的です。

面で見せる葉っぱには、ギボウシ・バショウ・モンステラなどがあります。角度を調整したり、大きさの違う葉を組み合わせたりすれば、アレンジに変化を与えられます。

色や質感で見せる葉っぱには、ラムズイヤー・リキュウソウ・ケールなど個性的なものがたくさんあります。隙間に入れることで、アレンジ全体の雰囲気ががらりと変化する葉っぱです。

葉物、枝物の種類

葉物や枝物はたくさんの種類があります。それぞれの特徴を下記にまとめましたので、フラワーアレンジメント作りの参考にしましょう。

葉物・枝物特徴
スチールグラス・かたさがあり、曲げてもすぐに元に戻る ・束にして三つ編みにするとアレンジに変化が出る ・ツンツンした葉を活かして、高さを出すことも可能
アイビー・連なる小さな葉が可愛らしい印象 ・斑入り・黄色・ピンクなど葉の色が豊富
アセビ・和と洋どちらのアレンジにもよく合う ・アレンジにインパクトを出したいときに活用できる
ドウダン・可愛らしい葉をつける枝物 ・葉のグリーンが涼し気なので、夏場のアレンジにも最適 ・秋にかけての紅葉を活かすことも可能

実物の種類

実物は、フラワーアレンジメントのアクセントになり、変化をつけるポイントとして最適です。グリーンの花や葉に合わせ、緑色をした『青りんご』『バーゼリア』を紹介します。

『青りんご』は夏のフラワーアレンジメントに最適です。大きく目立つ実物なので、1つ加えるだけで、爽やかさと可愛らしさをプラスできます。

『バーゼリア』は秋冬に使われる実物です。実際は、花のつぼみがたくさん集まったものですが、ころんと丸い形と質感によって実物として使用されます。可愛らしい丸い形が、花を引き立たせる役割をするのです。

ナチュラルなアレンジメントの作り方

グリーンの葉物をたっぷり使うフラワーアレンジメントの作り方を解説します。日常的に飾りやすいナチュラルな印象のアレンジを作り、グリーンのアレンジを楽しんでみましょう。

スポンジをカット

土台になる吸水性のスポンジ・オアシスを、器の大きさに合わせてカットします。

オアシスには、カットするときに使うガイド線が入っていることが多いので、この線を目安にカッターで切りましょう。専用のカッターもありますが、文房具のカッターでも十分です。

切るときのポイントは、角を落としておくことです。角がなくなると、花を挿せる場所が増え、スキマなくたっぷり花を生けられるのです。また、容器のふちより少し高めにしておくと、下向きにも花を挿せます。

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