カルミアの花言葉と誕生花|花名の由来や開花時期は?怖い意味もある?
カルミアはツツジ科の常緑低木です。春にコンペイ糖のようなかわいい蕾をたくさんつけます。開花期は5~6月、約2cmの星形のかわいらしい花を房一杯に咲かせ、花のバリエーションが豊富。花言葉は「優美な女性」や「大きな希望」「野心」です。
カルミアの花はどんな花?
カルミアは初夏に咲く花、花色は、ピンク・白・薄い紫、コンペイ糖のような蕾と、パラソルのような花が特徴です。カルミアは北アメリアから東部キューバにかけて分布して咲いています。常緑樹で春の終わりころ、金平糖のような蕾をたくさんつけます。初夏から梅雨にかけて開花し、直径約2cmのパラソルのような花を房一杯につけます。カルミアは別名アメリカシャクナゲとも呼ばれていますが、シャクナゲの葉の似ていることに由来しています。愛らしくユニークな花です。
カルミアの開花時期と見ごろの季節
カルミアの開花期は4月から6月、見ごろは初夏です。生育温度は15~20℃で、暑さと乾燥に弱い花です。
カルミアの誕生花
カルミアは、2月11日、2月20日、4月30日の誕生花です。
カルミアの花言葉と花名
カルミアの花言葉には良い花言葉に、「優美な女性」や「大きな希望」「野心」ほかにも「にぎやかな家庭」や「さわやかな笑顔」などがありますが、隠された怖い花言葉に、「裏切り」や「野心」があります。カルミアの花を相手にあげるときは選んであげた方がいいでしょう。
カルミアの花名は、スエーデンの植物学者ペール・カルム(Pehr Kalm)が北アメリカの植物を収集したことに由来しています。
カルミアの花言葉
カルミアの花言葉は、「優美な女性」や「大きな希望」「野心」です。そのほかにも、「にぎやかな家庭」や「さわやかな笑顔」もあります。
カルミアの花言葉は怖い?
カルミアには、「裏切り」や「野心」という花言葉もあります。カルミアの葉と花の蜜には、「グラヤノトキシン」という有毒成分が含まれており、羊が中毒を起こしやすいため、カルミアは別名「Lambkill(羊殺し)」とも呼ばれています。腹痛、嘔吐、下痢、神経麻痺などを発症します。このことに由来し、怖い花言葉の意味もありますので、花言葉を贈るときはあげる相手を選んだ方がいいでしょう。
カルミアの花言葉と由来
花言葉「優美な女性」は、パラソルのような花が、女性が日傘を広げたような、優雅な姿を連想させることに由来しています。「にぎやかな家庭」は金平糖のような蕾や、パラソルのような花がたくさん集まってにぎやかな雰囲気を作っていることに由来しています。
カルミアの西洋の花言葉
カルミアの英語の花言葉は、「ambition」(大望、野心)、「treachery」(裏切り)です。
カルミアの種類・品種
カルミアを大きく分けると3系統あり、一般的はラティフォリア種が多く流通していますが、ほかにポリーフォリア種やアングスティフォリア種があります。
ラティフォリ種には、カルミア・ラティフォリア、オスボ・レッド、レッドクラウン、サラーがあります。ほかの系統では、キャンディ、ペパーミント、ピンクチャーム、フレックルス、ティル・ウッド、エルフなどがあります。メヌエットやブルズアイは紫色の花が咲きます。
カルミア・ラティフォリア
カルミア・ラティフォリアは一般的に流通していて、つぼみは淡いピンク色、花が開くと花弁は白です。草丈は30~300cmくらいにまで生長します。
オスボ・レッド
オスボ・レッドは濃いピンクのつぼみから花が開くと花弁の内側が薄いピンクでコントラストがきれいで、昔から人気のある種類です。草丈は40~400cmくらいにまで生長します
レッドクラウン
つぼみは濃いピンクで花が開くと、濃いピンクの斑が入り複色の品種です。草丈は50~300cmくらいに生長します。
サラー
カルミアの中ではもっとも赤い色の花で、つぼみは鮮やかな赤、花が開いても内側も赤です。人気の品種で、草丈は30~400cmくらいに生長します。
カルミアの基本情報
カルミアの基本情報です。
科・属 | ツツジ科・カルミア属 |
和名 | カルミア |
英名 | Kalmia、Mountain laurel |
学名 | Kalmia |
別名 | アメリカ石楠花(アメリカシャクナゲ)、花笠石楠花(ハナガサシャクナゲ) |
原産地 | 北アメリカ |
カルミアは低木ですが5mくらいにまで生長するものもあります。
カルミアの育て方
カルミアを育てるにはいくつかのポイントがあります。 ・苗から育てる:苗木は11~5月、園芸店で販売されるので、葉が濃い緑色で枝の下の方まで葉がついているもの、つぼみがたくさんついているものを選びましょう。病気でないことも確かめましょう。 ・植え付け:鉢植え、地植えとも3月上旬~4月上旬か9月下旬~11月上旬が適しているでしょう。 ・水やり:カルミアは乾燥と多湿が苦手です。鉢の場合は表面が乾燥したらたっぷりとあげましょう。地植えの場合は基本水やりは必要ないです。夏の乾燥している時は、朝に水やりをして、夕方涼しくなったら葉水(はすい、霧吹きなどで水をかける)するといいでしょう。 ・肥料:年に3回、初夏にお礼肥、秋、冬の寒肥です。 ・植え替え:カルミアの根は細いので植え替えを好みません。植え替えは2~3年に1回くらいの割合にします。植え替えの時期は開花前の3~4月、花後の9~10月です。 ・切り戻し:勢いよくのびて飛び出した枝は形を整えるためにも、切り戻しをします。太い切り口には融合剤を塗って枯れ込みや雑菌の侵入を防ぎましょう。 ・摘蕾:秋についたつぼみを1/3程度摘み取ります。木の疲労を減らし、次の年花をきれいに咲かせるための作業です。カルミアはたくさん咲いた次の年は花数が減るという「隔年開花」傾向があります。摘蕾は10~2月に行いましょう。 ・カルミアの病気:注意したい病気には、褐斑病、花腐菌核病、ペスタロチア病などがありますが、枝や葉が混み入ったり、咲き終わった花がらがついていたりすると病気になりやすくなるので、適度の剪定で枝の風通しを良くし、花がらは早めに摘み取りましょう。 ・カルミアにつく害虫:カルミアには、アブラムシ、ハマキムシ、カイガラムシ、グンバイムシなどが発生します。毎日の観察と発生時には薬剤散布を、カイガラムシは成虫になると薬剤が効かないので、根気よく歯ブラシのようなもので歯を傷つけないように取りましょう。
カルミアは酸性の土壌を好みますので、同じ性質の植物をカルミアのそばに植えてみましょう。カルミアを引き立ったせる植物には、グランドカバーでは、オレガノやタイム、アジュガなどを、カラーリーフではシロタエギク、カラミンサなどを、ゲラニウムなどを植えるとまとまった雰囲気になります。
カルミアの特性
カルミアは暑さに弱い植物です。剪定で風通しを良くし、日差し対策できれいに花を咲かせましょう。
まとめ
カルミアはコンペイトウのようなつぼみと、パラソルのような星形の小花がとてもチャーミングな花です。花言葉には隠れた怖い花言葉もあるので、花言葉を添えるときは相手を選びましょう。