プリザーブドフラワーがもつ意味は。美しく生き続ける花の伝えること
結婚式や開業など、その人の節目になるイベントに花を送る場合に込めるべき意味について解説します。
結婚式には枯れない花に想いを重ねて
結婚祝いにプリザーブドフラワーはたいへん向いています。生花のように開花のタイミングや吸水を気にせずにプレゼントができて、贈られた側も長く楽しむことができるからです。
差し上げるタイミングとして、式当日は避けたほうがよいでしょう。式より前の日程か、新しい暮らしが始まってから渡すことをおすすめします。
「ご結婚おめでとう」の気持ちにぴったりな、バラなどの『華やかな花』を選びましょう。
花の形が蝶に似ていることから幸福が飛んでくるとされる『胡蝶蘭』、青い物を身につけると幸せになれるという『サムシングブルー』として青系の花もよいですね。
開店祝いには長い繁栄の願いを込めて
開店祝いに花を贈るのは、活気づけになり、華やかな雰囲気を作れるので、贈られた人も喜んでくれるでしょう。贈る花は、プリザーブドフラワーがおすすめです。
贈るタイミングは、忙しい開店当日より、少し前に贈ることをおすすめします。『祝開店』などの言葉とともに、自分の氏名などを入れた『立札』を添えることが一般的です。
立札をつけると社交辞令のように感じる人は、手描きのカードもつけて、「商売が長らく繁栄するよう」願いを込めて贈りましょう。
商売開業には、『白の胡蝶蘭』が人気です。蘭は豪華で、白は凛とした美しさを感じさせます。蘭の生花は、育成が難しいといわれていますが、プリザーブドフラワーならその心配はありません。
また、ゴールドはお金をイメージさせるので、ゴールドに近い『オレンジや黄色』の花を贈るのもよいですね。
記念日にプレゼントする意味は?
では、身近な人の記念日に花を贈る場合には、どんな意味を込めたらよいのでしょうか?誕生日と、母の日の場合について解説します。
誕生日には出会えたことの喜びを
誕生日には、その人と出会えたことの喜びを花にこめて、その人の『好きな花』や『好きな色』のアレンジメントを贈りましょう。
また、花言葉に注目して贈るのも一味違った演出になります。たとえば白バラの花言葉は『相思相愛』、忘れな草やライラックの花言葉は『友情』です。
『365日の誕生花・花言葉』を参考にするのもおすすめです。1年間のサイクルで1日ごとに決まった花と花言葉がありますので、そこから誕生日に該当する花を選んでみてはいかがでしょうか。
贈りたい花の花材がない時には、『月ごと』の誕生花を選ぶのもよい方法ですね。
母の日には感謝と愛情を
母の日には感謝と愛情を込めて『母への愛』という花言葉をもつ赤のカーネーションが定番ギフトです。
小ぶりのドーム型アレンジやフレーム入りのプリザーブドフラワーを使えば、手入れも必要なく場所を取らずに飾れます。
母の日は毎年やってきますので、赤のカーネーションだけでなく、お母さまの好きな色や花のほか、バラやチューリップ、あじさいなどもおすすめです。
毎年、ボックスアレンジやフレームアレンジなどを贈り、数年分をコレクションして飾れるようにするのも楽しいでしょう。
最初のプリザ バラが持つ意味とは?
プリザーブドフラワーは今から、30年ほど前にヨーロッパで誕生しました。開発当初からメインに製作されており、現在も生産量が多く人気を誇っているのが、バラの花です。
バラの花には、色ごとにたくさんの花言葉があります。
多くの花言葉をもつ特別な花
バラは、色によって花言葉が異なり、多くの花言葉を持っている特別な花といえます。主なバラの花言葉を、色別に紹介します。
- 赤:情熱、愛情、美
- 白:純潔、純粋、尊敬
- ピンク:幸福、温かい心、上品
- オレンジ:絆、信頼、幸多かれ
- 紫:気品、誇り、尊敬
- 黄:平和、友情、嫉妬
このような花言葉の違いを理解して、相手や状況に合わせたバラの色を使い分けてみてください。
不可能の象徴、青いバラの持つ特別な意味
長い間、生花では青いバラを作ることはできませんでした。そのため、青いバラの花言葉は『不可能』でした。
ところが、2002年に日本で青いバラが誕生します。これは、青い花から遺伝子を取り出し、バラになじむよう品種改良を重ねて開発したものです。
不可能といわれてきたものに挑戦し、ついに成功したというエピソードから、青いバラの花言葉は『不可能』から『夢は叶う』に変わりました。
現段階では、生花の青バラは薄い紫に近い色で、鮮やかな青い色ではありません。『真っ青なバラ』はプリザーブドフラワーなら作ることが可能で、お店で簡単に手に入ります。
こちらの記事ではもっと詳しく花言葉についてご紹介しています。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
花をプレゼントする場合には、目的やシチュエーションに合わせてプリザーブドフラワーを使ってみてください。
花言葉や由来を知らせるカードをつければ、なお一層、もらった人の笑顔も輝くことでしょう。