観葉植物がかかる病気を知ろう。風通しや害虫が原因のときの対策は?
乾燥に強いタイプの植物は、土の表面が乾燥したら水やりを行いますが、弱いタイプは、土の表面が完全に乾く前に水を与えるのがよいでしょう。
夏は乾燥しやすく、植物もたくさんの水分を必要としますが、逆に冬はあまり頻繁に水やりする必要はありません。
観葉植物は高温多湿を好むものが多いため、病気や害虫を防ぐためにもスプレーで葉水を与えることをおすすめします。
季節によって頻度が変わるのは、日光の当て方も同様です。春や秋、冬の季節には日当たりのよい場所で育てますが、真夏は葉焼けを防止するため、カーテン越しの優しい日光を浴びせるようにしましょう。
栄養量も、時期によって変化させます。観葉植物の成長時期である春と秋には肥料を与えるようにし、逆に夏や冬は控えましょう。
こまめに換気を行う
水やり後、土がずっとじめじめした状態では根腐れの原因となってしまいます。
気温が高くなる季節や、普段外出が多くて家を締め切ることが多い人は、部屋が暑くなるため、水やりだけに気を取られてしまうかもしれませんが、高温の密室で土が湿っている状態が続くと、カビや菌を繁殖させやすくなってしまいます。
こまめに換気をすることで風通しを良くし、土を適度な状態に乾かしましょう。
土だけではなく、空気全体も新鮮に保つようにすることで、より植物を元気にできます。
外出が多くて部屋を閉め切ったままが多い人は、サーキュレーターなどを利用して部屋全体の空気を循環させることが効果的です。
定期的に剪定する
こまめに剪定を行うことも、観葉植物にとっては大切なことです。せっかく成長している観葉植物を剪定することは、気が引けるという人も多いかもしれません。
しかし、余分な葉や枝を除去することで風通しがよくなり、病気の原因となる菌がつきにくく、病気予防に効果があります。
剪定するときに大切なのは、切除した葉や枝を掃除することです。土の上に放置すると、せっかく風通しをよくしても、湿度が高くなり、病原菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
観葉植物の鉢は常に清潔な状態を保ちましょう。
まとめ
観葉植物を育てることで、住まいやオフィスなどの空間に緑をさし、そこで過ごす人の気持ちを和ませることができます。
だからこそ、青々とした葉がまだら模様に黒ずんだり、虫がついてしまったり、さらには元気を失って枯れてしまっては、せっかくの観葉植物も台無しになってしまいます。
部屋の中で育てる観葉植物だからこそ、水やりや日光、換気などに気を配る必要がありますが、正しい育て方をすれば長く健康に育てることが可能です。
できるだけ毎日の生活の中で、観葉植物をこまめにチェックし、異変があればすぐに対処できるようにしましょう。