観葉植物の購入時期や購入後のケア。初心者も安心の買い方ガイド
- 直射日光が当たる場所
- 風通しの悪い場所
- エアコンの風が当たる場所
- 冬の屋外
- 1日中暗い場所
もともと暖かい地域で育つ種類の多い観葉植物は、極端に気温の低い環境では生きていけません。また、日光を好むものの、強い直射日光にさらされ続けると、葉焼けを起こしてしまうので注意しましょう。
水やりの仕方を覚えていこう
観葉植物への水やりは、どんなタイミングで、どの程度を目安にすれば良いのでしょうか。初心者にとってはわからないことばかりの水やりについて、覚えておきたいポイントを紹介します。
土の表面が乾いたらたっぷりと水やり
観葉植物への水やりは、『土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと』が基本とされています。
もっとも簡単な見極め方は、土の色です。水をやったばかりの土は、濡れて黒く見えますが、乾いてくると徐々に白っぽくなってきます。表面全体が白くなったと感じたら、水やりのタイミングです。
ただし、観葉植物がエアコンの風にさらされているような場合には、条件が変わります。この場合、土の表面こそ乾いているものの、内部はまだしっかりと潤っている可能性が考えられるのです。
この状態でさらに水やりをしてしまうと、根腐れを起こすリスクが高まるので注意しましょう。
なお、水を与える量については、受け皿に水があふれ出してくる量を目安にします。しっかりと鉢全体に水が行き渡ったら、根腐れを防ぐために受け皿の水を切るようにしてください。
様子を見ながら適した水やり方法で
はじめて観葉植物のお世話をする人が、水やりのペースをつかむには、それなりに時間がかかります。基本的な水やりのタイミングを覚えるのももちろん大切なことですが、それ以上に大切なのは、観葉植物の状態を見極める目を持つことです。
たとえば、水やり直後の葉というのは、張りのあるみずみずしさがあります。その一方で、水分不足の葉は、先端がしおれて力なくうなだれています。この状態の変化を把握してください。
同じ種類の観葉植物でも、株によって個性があります。日々観察するなかで、自分の観葉植物の個性を知り、適切な水やり方法を見つけ出しましょう。
別の鉢に植え替えたいときは?
鉢の植え替えは、観葉植物を大きく健康に育てるための大切な作業です。種類や大きさによっては、必ずしも必要なものではありませんが、基本の育て方の一環として、ぜひマスターしておきましょう。
植え替えの手順
基本的な植え替えの手順は、以下になります。
- 植え替えたい観葉植物を、もとの鉢から引き抜く(※根本を持つと良い)
- 根を切らないように注意しながらほぐし、1/3程度の土を落とす
- 新しい鉢の底にネットを敷き、鉢底から1/5~1/6くらいの高さまで鉢底石を入れる
- 鉢底石の上に少し土を被せてから、鉢に観葉植物を入れる
- 鉢の土を棒で軽くつつきながら鉢の中の土を隅々まで行き渡らせ、安定させる
- 水をたっぷりと与える
冬の植え替えは植物が弱る可能性あり
観葉植物の植え替えに適した時期は、5月中旬から9月中旬にかけてです。この時期の観葉植物は成長期にあたるため、多少の環境の変化は問題なくやり過ごせます。
しかし、休眠期にあたる冬季の植え替えの場合、環境の変化に適応するだけのエネルギーが十分ではありません。結果として、観葉植物を弱らせてしまうことにもなりかねないため、次の成長期を待ってから植え替えるようにしましょう。
大きすぎる鉢は根腐れの原因に
今後の成長を見越して、はじめから大きめの鉢に植え替えておこうと考える人は多いかもしれません。しかし、観葉植物の大きさに対して極端に大きい鉢は、与えた水が乾いていくまでの時間が長く、根腐れの原因となります。
植え替え用の鉢は、観葉植物の現在の大きさに対し、一回り大きいものを基準に選ぶようにしましょう。
まとめ
はじめて観葉植物を購入する際は、購入場所や購入後のお世話など、たくさんの不安がつきものです。しかし、基本的なルールさえ知っておけば、観葉植物を育てるのは決してむずかしいことではありません。
購入時期や水やりの方法、植え替えの手順などを確認しておくことで、いざ購入した際も、安心してお世話ができるでしょう。必要な情報を整理して、ぜひ生活の一部に観葉植物を取り入れてみてください。