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蓮(ハス)の種類と特徴|花言葉や育て方も紹介

種から栽培する場合には、『4~5月』が適期です。まずは、種が吸水できるよう、硬い殻を削らなければいけません。とがっているのとは逆側を、中身が見えるまで削ります。

その後、水を入れた透明な容器に種を入れ、十分生長したら植え付けます。目安は、種を水に浸してから約2週間後、葉が2~3枚開き、根が約5cmに生長してからです。

苗から育てる場合には『3~4月』が植え付けに向いています。レンコンの状態の苗をよく洗い、田んぼの土を入れた鉢へ新芽が上を向くように植え付けるのです。最後に、水を鉢の縁まで張ります。

日当たりや温度、水

蓮の栽培に適しているのは、『日当たりのよい温かい場所』です。直射日光が半日以上当たる場所に鉢を置いて育てます。

日当たりや温度と同時に、水の管理にも注意しましょう。最低でも土の表面から10~15cmほど水を入れます。蒸発や蓮が吸水することで、水の量が減るため、小まめに確認して継ぎ足します。

じょうろを使い、あふれさせるようにして継ぎ足すと、表面に汚れが浮かぶのを予防できます。このとき、バケツにくみ置きした水を使うと、鉢の中の水温が下がるのを防げます。

水の交換は、鉢の中のバクテリアや微生物を減らし、水を腐りやすくするため、植え替えのときのみ行うお手入れです。日常的なお手入れでは行いません。

注意すべき病害虫

お手入れの状況によっては、病害虫が発生することもあります。例えば、水が不足すると、地中の細菌が地下茎に入り込み『腐敗病』にかかることがあるのです。

また、光合成ができず枯れてしまう『鉄欠乏症』の恐れもあります。鉄分が不足しないよう、微量の栄養素を含む肥料を与えたり、鉄くぎを鉢に入れたりして予防しましょう。

代表的な害虫には『ボウフラ』や『アブラムシ』がいます。ボウフラは蚊の幼虫で、産卵を防ぐのが難しい害虫です。鉢の中でメダカを飼育すると、ボウフラを食べてくれます。

アブラムシは4~6月ごろに寄生しやすい害虫です。殺虫剤による駆除をしたり、ガムテープで取り除いたりして、対処します。

まとめ

蓮は大きく分けると、ヌシフェラ種とルテア種に分類可能です。この2種類の交雑により誕生した種類もたくさんあります。色・形・花弁の枚数・大きさなどが異なるバリエーション豊かな種類があるのです。

よく似た花を咲かせる睡蓮ですが、種類は全く異なります。葉の様子を観察すると分かるため、迷った場合には、水面に光沢のある葉が浮いているのが睡蓮、茎が伸び空中で葉を広げているのが蓮と判断しましょう。

種からも苗からも育てられる蓮は、日当たりさえよければ自宅でも栽培可能です。育て方のポイントを押さえれば、好みの蓮を栽培できます。

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