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芍薬(シャクヤク)とは?特徴や花言葉・牡丹との違い・育て方・手入れ方法も解説

これらの病害虫が発生した場合には、薬剤を使用すると同時に、風通しや日当たりを改善することが大切です。芍薬を育てる環境を改善することで、病害虫に対策できます。

芍薬(シャクヤク)の手入れ方法と増やし方

お手入れ方法と増やし方

肥料をたっぷり与え、水切れしないよう水やりをすることが大切な芍薬には、ほかにもお手入れ方法があります。芍薬の増やし方を含めて見ていきましょう。

花がら摘み・摘らい

花が咲き終わった後は、速やかに『花がら摘み』をします。そのままにしておくと、通気性が悪くなり、病害虫の原因になる恐れがあるからです。

また、種ができると、株の消耗につながります。翌年もきれいに花を咲かせるためには『花がらを小まめに切り取る』のが正解です。

花が咲く前には、脇のつぼみを摘み取る『摘らい』という作業も欠かせません。1本の茎に、頂点のつぼみ一つだけを残します。栄養を一つのつぼみに集中させることで、大輪の芍薬を咲かせやすくしましょう。

株分けで増やす方法

好みの芍薬は『株分け』で増やせます。根の成長が始まる『9~10月』が株分けの適期です。2~3年に1度を目安に、様子を見ながら下記の手順に沿って株分けします。

株を掘り起こすため、根を傷つけないよう注意しましょう。

  1. 芍薬を掘り上げる
  2. 1株を3~5株に分割する
  3. 葉を半分以下に切り詰める
  4. 大きめの鉢植えを用意するか、地植えの場合には植え穴を掘る
  5. 元肥を混ぜ込んだ土を用意し、植え付ける

株分けは、株を増やす役割があるのはもちろん、大きく成長した株を若返らせることにもつながります。長くきれいな花を楽しむためにもしっかりと行いましょう。

まとめ

『芍薬』は、花の美しさや香りのよさから、世界中で愛されている植物です。「自分好みの花を咲かせたい」と願う愛好家が多く、改良が盛んに行われたため、さまざまな色や形の花があります。

栽培に適しているのは、比較的涼しい土地です。日当たりがよい場所を選んで鉢植えを置いたり、植え付けたりしましょう。肥料を好むため、元肥はもちろん追肥をしっかり行うこともポイントです。

加えて、『花がら摘み』による通気性の確保や株の消耗予防も大切です。2~3年経過して株が大きくなったら、株分けも実施すると若返りにつながります。ポイントを押さえた栽培で、きれいな芍薬を咲かせましょう。

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