オダマキとは?花の特徴・花言葉・育て方・手入れ方法を紹介!
重曹スプレー 重曹1:水1,000の割合で重曹水を作り、スプレー容器で直接スプレーします。重曹は料理にも使うほど無害ですが、濃度が濃いとオダマキに負担をかける恐れがあるので注意しましょう。
酢のスプレー ご家庭にある食酢を20倍程度の希釈で水に溶かし、重曹と同様にスプレー容器で直接スプレーします。
害虫 つきやすい害虫は、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシです。アブラムシとハダニは葉や茎から汁を吸い、植物を弱らせる厄介な害虫です。また、ヨトウムシは葉や蕾を食害します。いずれも、見つけたらすぐに駆除しましょう。
オダマキの増やし方
オダマキを増やしたい場合には、種を採取して撒くか株分けをしましょう。それぞれの方法を解説します。
採種~種まき 花が咲き終わって花弁が散ると、中央に細長い緑色のサヤがつきます。このサヤは徐々に茶色くなり、やがてはじけて種が飛び散ります。茶色くなったサヤの先端に裂け目ができ始めたら、種が飛び散る前にサヤごと採取しましょう。採取した種をすぐに撒くと翌春に、秋に撒くと翌々春に花が咲きます。すぐに種まきをしない場合は、封筒などに入れて冷
株分け 株分けは、芽が出る前の2~3月中に行います。増やしたい株を鉢から抜き、(庭植えは掘り起こし)、手やハサミで切り分けましょう。自然に分かれている場合は手でほぐせば問題ありませんが、根が絡んだり繋がっていたりする場合は、殺菌消毒したハサミで切り分けていきます。切り分けた根の切り口は、菌が入らないように殺菌剤や癒合剤で保護してから植え付けましょう。
オダマキと同じ科の花
オダマキと同じキンポウゲ科に属する植物は、世界に約60属2500種あり、そのうちの約170種が日本に分布しています。その多くがアルカロイドなどを含む有毒植物ですが、薬用とされている種類もあります。今回はその中から、馴染み深く花の美しいアネモネ、クレマチス、ラナンキュラスの3種類を紹介します。
アネモネ
イチリンソウ属に分類される多年草で、ボタンイチゲやハナイチゲ、ベニバナオキナグサの和名がついています。ヨーロッパ南部から地中海東部の沿岸地域が原産で、古くから多くの神話や伝説に登場している花です。
アネモネは花弁がなく、ガク片がその代わりをしています。花色は赤やピンク、白、青などで一重咲きと八重咲きがあり、開花期は春です。草丈の高いものから矮性種まで、野生種およびさまざまな園芸品種が栽培されています。
クレマチス
センニンソウ属(クレマチス属)に分類され、北半球の各地に分布する多年草です。英国ではつる性植物の女王とされ、バラのパートナープランツとしても親しまれています。テッセンと呼ばれることもありますが、テッセンは中国に自生するクレマチスの原種です。原種は約300種あるといわれ、これらの交配により数多くの園芸品種が生まれています。花色は、白や赤、ピンクのほか茶や黒など非常に豊富で、アネモネ同様に花弁を持たない花です。
ラナンキュラス
キンポウゲ属(ラナンキュラス属)に分類される秋植えの球根花で、幾重にも重なった色鮮やかな花弁が魅力的な花です。現産地は中近東からヨーロッパ南東部で、耐暑性に乏しいため3~5月に開花した後は秋まで休眠します。近年では切り花用の品種を中心に改良が行われ、変化に富んだ花色や花形、香りのよい品種も誕生しました。切り花は水揚げ花持ち共に良好なため、結婚式のブーケや花束の花材としても人気です。
まとめ
オダマキは栽培の歴史が古く、日本原産やヨーロッパなどが原産の種類があります。日当たりを好み初心者にも育てやすい花ですが、全草が有毒なため扱う際には必ずゴム手袋などをはめてください。家庭で育てる場合は、山野草用の培養土を用いるとよいでしょう。病気や害虫に注意しながら、愛らしい花を楽しみましょう。